コメント
優しいグリーンを組み合わせて、自然を感じるインテリア
心安らぐインテリアにぴったりなのが、植物の色であるグリーン。トーンや濃さの異なる緑色を取り入れて、深呼吸したくなるような空間を作ってみては?
ブラッキン・ヘザー
2021年9月24日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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自然界の中では様々な種類の植物や緑が共存しています。明るいグリーンや濃いグリーン。黄色が掛かったオリーブやモス、ファーグリーンもあれば、セージのようなグレーがかった緑もあります。緑の多い所に実際に行き、何種類の緑が見られるかあまり意識せず、自然とその中で気持ちがすーっと落ち着いたり、心地よさを感じることができます。緑といった色はもちろん、その色のブレンドも安らぎを得る要素なのかもしれません。
そのような考えで、インテリアでグリーンがもっともトーンや濃さ違いで合わせやすい色なのかもしれません。1色のグリーンをアクセントに取り入れるのももちろん素敵ですが、何色かをミックスすることでより奥深さがみられます。そんな、トーンや濃さの違う落ち着いた、自然なグリーンをミックスされたインテリアをご紹介しましょう。ぜひグリーンを取り入れるときのご参考に。
そのような考えで、インテリアでグリーンがもっともトーンや濃さ違いで合わせやすい色なのかもしれません。1色のグリーンをアクセントに取り入れるのももちろん素敵ですが、何色かをミックスすることでより奥深さがみられます。そんな、トーンや濃さの違う落ち着いた、自然なグリーンをミックスされたインテリアをご紹介しましょう。ぜひグリーンを取り入れるときのご参考に。
全体的に柔らかなトーンで統一したベッドルーム。モスグリーンのダークな壁に似たようでありながら若干トーン違いのヘッドボードとクッションがさりげないニュアンスをつくりあげています。
壁の上部や天井、クッションにオフホワイトやクリーミーな白を合わせることで全体的にソフトな、温かみのある雰囲気が味わえます。寒色とよく思われるグリーンですが、モスやカーキ、オリーブのような黄色みがかったトーンは温かみがあり、秋冬のインテリアにもぜひ取り入れたい色です。
秋冬に活躍させたいインテリア色、オリーブグリーンの使い方
壁の上部や天井、クッションにオフホワイトやクリーミーな白を合わせることで全体的にソフトな、温かみのある雰囲気が味わえます。寒色とよく思われるグリーンですが、モスやカーキ、オリーブのような黄色みがかったトーンは温かみがあり、秋冬のインテリアにもぜひ取り入れたい色です。
秋冬に活躍させたいインテリア色、オリーブグリーンの使い方
気持ちがスーッと落ち着くようなダークなグレイッシュグリーンの壁のあるリビング。上の写真と比べるとよりよりすっきりした、どちらかといえばクール寄りのグリーンです。アクセントのオリーブのクッションが明るさと温かみを加えてくれています。
上下でツートンのグリーンが印象的なキッチン。同じくすみのあるオリーブとモスを合わせて自然な風合いに。コーリアンのカウンターとバッグスプラッシュのベージュっぽい色が2つのグリーンのつなぎ役にもなりながらそれぞれのグリーンの特徴を引き立ててくれています。
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最近、キャビネットを上下で異なる色やトーンにしたキッチンがよく見られます。こちらは全く異なるグリーンの組み合わせ。下部はピスタチオグリーンとも言えるくすみがありながら明るめの黄色がかったグリーン。上部はブルーグリーン。黄色がかったやや温かみのあるグリーンと青みが強いクールなグリーンとトーン違いでも、明るさ(明度)が同じことで綺麗に調和ができています。窓の外のグリーンもまた、溶け込んでいますね。
背景となる壁には落ち着いたダークに近いグリーン。手前に明るめなグリーンの家具の組み合わせが絶妙です。互いを引き立てていながら、どちらも黄色がかったグリーンであることで自然な馴染みも感じられます。
ベルベットのカーテンやの柄の入ったクッションなど、質感に変化を加えることでより豊かさが生み出されます。
ベルベットのカーテンやの柄の入ったクッションなど、質感に変化を加えることでより豊かさが生み出されます。
インパクトのある壁ですね。ソファやアームチェアは違和感なくグリーンが豊富な背景に馴染み、まるでアウトドア空間のようです。
壁紙、ブランケット、クッションとどのグリーンも微妙に違いは見られますが、違和感がないのがグリーンといった色のマジックでしょうか。深く考えずに気軽にミックスできるのがその魅力。逆に全て揃えてしまうとフラットに見えがちなので種類を混ぜて変化をもたらせると良いでしょう。
オリーブやピスタチオ、セージグリーンと明るめなトーンのボーダーを中心にした遊び心が豊富のパウダールーム。窓のシェードや鏡のフレームのようなディテイルも、ボーダーの色から拾っていることで統一感が出ています。
モザイクタイルの中にはざまざまな種類のグリーンが混ざっています。その中から中間ぐらいの明るさのオリーブグリーンを一つ拾って壁の色に取り入れています。もし濃い目のグリーンを壁に選べばタイル部分が明るく見え、淡いグリーンですと壁が濃く見えるでしょう。それはそれでまた別のインパクトで素敵になりますが、中間のグリーンを選んだこちらではコントラストが少なく、全体に自然な馴染みが見られます。
形やグリーンが異なるガラス器。どの器も自然な落ち着いた色で、窓の外の植物と自然に馴染んでいます。これからは外の緑が減る季節ですが、だからこそ、部屋の中にナチュラルなグリーンを取り入れて自然界で得られる安らかな気持ちを部屋の中で満喫してみませんか?
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