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梅雨から暑い夏へ。水やりに気をつけながら植物を見守ろう【7月のガーデニング】
梅雨が明ければ夏本番。強い日差しに負けず、庭仕事を楽しみましょう。
舩村佳織
2023年7月1日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
7月前半はまだ梅雨が明けていないところも多く、じめじめと雨が多い日が続きます。半ばを過ぎれば梅雨が明け、夏本番になります。強い日差しと暑さで庭仕事も大変な月ですが、植物達の旺盛な生命力を間近に見られる楽しい季節でもあります。気持ち良い汗を流しながら、庭仕事に取り組みましょう!
水やり
梅雨が明けるまでは、過湿にならないよう土の状態を確認しながら水やりを行います。梅雨が明けると、一気に土の乾きが早くなるので、雨が降らない限り鉢植えは毎朝水やりを行ってください。鉢植えで特に土の乾きが早いものは、夕方も水やりをすると安心です。
庭植えの植物は基本的に水やりは必須ではありませんが、7月半ばから9月半ばまでは様子を見て、乾燥しているようであれば水やりをするようにしましょう。
梅雨が明けるまでは、過湿にならないよう土の状態を確認しながら水やりを行います。梅雨が明けると、一気に土の乾きが早くなるので、雨が降らない限り鉢植えは毎朝水やりを行ってください。鉢植えで特に土の乾きが早いものは、夕方も水やりをすると安心です。
庭植えの植物は基本的に水やりは必須ではありませんが、7月半ばから9月半ばまでは様子を見て、乾燥しているようであれば水やりをするようにしましょう。
肥料
暑い時期は肥料をあまり多く必要としません。この時期に肥料を与えすぎると、根を傷めたり病気の原因となるので、肥料を与える場合は量を控えめにしましょう。
夏の間開花を続けるものには薄めの液体肥料、開花が終わったものにはお礼肥えとして緩効性の有機質肥料を与えます。
暑い時期は肥料をあまり多く必要としません。この時期に肥料を与えすぎると、根を傷めたり病気の原因となるので、肥料を与える場合は量を控えめにしましょう。
夏の間開花を続けるものには薄めの液体肥料、開花が終わったものにはお礼肥えとして緩効性の有機質肥料を与えます。
畑
夏野菜が旺盛に育つ時期です。特に梅雨が明けてからはぐんぐん伸び、収穫が始まります。まだ収穫には早いかな?と思ったものも、翌日には見事に熟していることもあります。収穫が遅くなると、実が割れてしまったり、硬くなってしまったりするので、できれば毎日観察して食べごろを逃さないようにしましょう。
忘れてはいけないのが追肥です。たくさん実をつけ養分を必要とする時期なので、追肥を2週間に一度程度行うようにします。
造園・ガーデニングの専門家を探す
夏野菜が旺盛に育つ時期です。特に梅雨が明けてからはぐんぐん伸び、収穫が始まります。まだ収穫には早いかな?と思ったものも、翌日には見事に熟していることもあります。収穫が遅くなると、実が割れてしまったり、硬くなってしまったりするので、できれば毎日観察して食べごろを逃さないようにしましょう。
忘れてはいけないのが追肥です。たくさん実をつけ養分を必要とする時期なので、追肥を2週間に一度程度行うようにします。
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トマトやナスなどは、わき芽もさかんに出てきますが、養分が分散してしまうので、必要のないものは早めにとります。
梅雨が明けてからは、水やりも行いましょう。ナスやキュウリ、ピーマンは特に水を好みます。水が足りないと花が落ちて実がならなくなるので、水切れに気を付けてください。トマトは乾燥気味に育てると収穫量が増え、おいしく育ちますので、水のやりすぎに気を付けましょう。
梅雨が明けてからは、水やりも行いましょう。ナスやキュウリ、ピーマンは特に水を好みます。水が足りないと花が落ちて実がならなくなるので、水切れに気を付けてください。トマトは乾燥気味に育てると収穫量が増え、おいしく育ちますので、水のやりすぎに気を付けましょう。
この時期の一年草
インパチェンスやペチュニア、ニチニチソウなど夏を代表する一年草は、暑さに負けずに夏の間中よく咲き続けます。咲き終わった後の花がらはこまめに摘み取るようにしましょう。花つきが良くなり、病気の予防にもなります。
茎が伸びすぎて間延びしてしまった株は、思い切って一度短く切って仕立て直します。切ることでわき芽が伸びて、こんもりとバランスの良い形になります。花が無くなってしまっても3週間程度でまたキレイに花が咲き揃います。
インパチェンスやペチュニア、ニチニチソウなど夏を代表する一年草は、暑さに負けずに夏の間中よく咲き続けます。咲き終わった後の花がらはこまめに摘み取るようにしましょう。花つきが良くなり、病気の予防にもなります。
茎が伸びすぎて間延びしてしまった株は、思い切って一度短く切って仕立て直します。切ることでわき芽が伸びて、こんもりとバランスの良い形になります。花が無くなってしまっても3週間程度でまたキレイに花が咲き揃います。
植木
新しく植えつけたい樹木がある場合は梅雨が明ける前に行いましょう。気温が高い時期は移植は難しいので、涼しくなるまで待つようにします。
伸びすぎた枝や、混み合った枝の間引き剪定など、軽い剪定は可能です。この時期はどの樹木も強い剪定は控えましょう。
新しく植えつけたい樹木がある場合は梅雨が明ける前に行いましょう。気温が高い時期は移植は難しいので、涼しくなるまで待つようにします。
伸びすぎた枝や、混み合った枝の間引き剪定など、軽い剪定は可能です。この時期はどの樹木も強い剪定は控えましょう。
日差しが強くなってくると、葉が部分的に茶色く枯れたようになる樹木が見られます。これは病気ではなく、葉焼けによるものです。ハナミズキやモミジなどの落葉樹によく見られます。葉焼けは一時的なもので、これが原因で樹木が枯れてしまうことはほとんどありませんが、健全な状態ではありません。特に植えつけて間もない樹木に発生しやすいです。
鉢植えなどで移動できるものは、直射日光が当たりすぎない場所へ移動させましょう。動かせない庭木で被害が大きいものは、寒冷紗をかけて日よけをします。また、葉の水分が足りないと葉焼けが起きやすいので、しっかり水やりをすると葉焼けの予防になります。
鉢植えなどで移動できるものは、直射日光が当たりすぎない場所へ移動させましょう。動かせない庭木で被害が大きいものは、寒冷紗をかけて日よけをします。また、葉の水分が足りないと葉焼けが起きやすいので、しっかり水やりをすると葉焼けの予防になります。
多年草
梅雨が明けたら強い日差しに弱いものは、軒下に移動させたり、遮光ネットを利用したりして日差しを弱めます。庭に植える多年草で人気のあるギボウシやクリスマスローズなどはまさに強光を苦手とするタイプです。庭に植えつける際には、落葉樹の足元など夏の日差しを避けられる場所を選びましょう。
これから夏の暑さに負けずに花を咲かせるのがエキナセアです。茎を高く伸ばして、大きな花を咲かせるので、花壇のアクセントとなり、立体感を与えてくれます。園芸店には開花株が出回る頃なので、ぜひ素敵なエキナセアを見つけてください。
梅雨が明けたら強い日差しに弱いものは、軒下に移動させたり、遮光ネットを利用したりして日差しを弱めます。庭に植える多年草で人気のあるギボウシやクリスマスローズなどはまさに強光を苦手とするタイプです。庭に植えつける際には、落葉樹の足元など夏の日差しを避けられる場所を選びましょう。
これから夏の暑さに負けずに花を咲かせるのがエキナセアです。茎を高く伸ばして、大きな花を咲かせるので、花壇のアクセントとなり、立体感を与えてくれます。園芸店には開花株が出回る頃なので、ぜひ素敵なエキナセアを見つけてください。
観葉植物
植え替え、株分けの適期です。観葉植物は1~2年に一度は植え替えを行う必要があるので、この時期に行いましょう。根を鉢から出し、伸びすぎた根を切って、新しい土を使って植え替えます。植え替えの際は、なるべく古い土を落とすようにしましょう。根を切ったらバランスを保つために、剪定をして枝葉の量を減らします。
鉢が小さくなってしまったものは、鉢を一回り大きくすると植物はより大きくなっていきます。これ以上大きくしたくない場合は、同じサイズの鉢に植えて大丈夫です。
植え替え、株分けの適期です。観葉植物は1~2年に一度は植え替えを行う必要があるので、この時期に行いましょう。根を鉢から出し、伸びすぎた根を切って、新しい土を使って植え替えます。植え替えの際は、なるべく古い土を落とすようにしましょう。根を切ったらバランスを保つために、剪定をして枝葉の量を減らします。
鉢が小さくなってしまったものは、鉢を一回り大きくすると植物はより大きくなっていきます。これ以上大きくしたくない場合は、同じサイズの鉢に植えて大丈夫です。
芝生
芝刈りが一年で最も忙しい季節の到来です。1週間~10日に一度芝刈りを行うようにしましょう。こまめな芝刈りが、密度の高い青々とした芝生をつくる秘訣です。
梅雨明け後は晴天が続き、乾燥するようであれば、たっぷりと水やりをします。芝生の水やりには、ホースにつなげるスプリンクラーがあると便利です。
生育が旺盛な時期なので、追肥を行います。肥料のラベルの頻度を守って与えましょう。施肥後は肥料焼けを予防するために、水をたっぷりと与えます。
芝刈りが一年で最も忙しい季節の到来です。1週間~10日に一度芝刈りを行うようにしましょう。こまめな芝刈りが、密度の高い青々とした芝生をつくる秘訣です。
梅雨明け後は晴天が続き、乾燥するようであれば、たっぷりと水やりをします。芝生の水やりには、ホースにつなげるスプリンクラーがあると便利です。
生育が旺盛な時期なので、追肥を行います。肥料のラベルの頻度を守って与えましょう。施肥後は肥料焼けを予防するために、水をたっぷりと与えます。
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