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グレーのニュアンスをインテリアに生かすコツ
様々な表情を見せてくれる色「グレー」には根強いファンが多いのでは?ニュアンスを上手に取り入れて、お部屋の魅力をアップさせましょう。
ブラッキン・ヘザー
2021年7月29日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
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「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
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独特なニュアンスをつくりあげることからインテリアでも長年人気のあるグレー。少し前に海外では「グレーはもう過去の色」と言われ、これからベージュへのシフトが見られるようになるとトレンドが方向転換する傾向も見られましたが、やはり熱烈なグレーファンはまだまだ多いようです。私もその1人です。
さらに、毎年のカラートレンドを告げる「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」で2021年の色の一つに「アルティメット・グレイ」が選ばれた時、やはりグレーは根強い色であると確信できました。
様々なトーンや明るさを組み合わせたり、他の色を取り入れたり、ニュアンスカラーとして楽しんでみませんか?グレーの取り入れ方をいくつかご紹介しましょう。
さらに、毎年のカラートレンドを告げる「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」で2021年の色の一つに「アルティメット・グレイ」が選ばれた時、やはりグレーは根強い色であると確信できました。
様々なトーンや明るさを組み合わせたり、他の色を取り入れたり、ニュアンスカラーとして楽しんでみませんか?グレーの取り入れ方をいくつかご紹介しましょう。
ダークグレーで空間を引き締める
ライトグレーのソファやカーテン、ミドルグレーのラグのある空間をきゅっと引き締め、まとめ役になっているのがダークグレーの壁です。
白+黒のシャープなコントラストに比べ、より柔らかな濃淡で、優しさのある都会的な雰囲気が味わえます。
ライトグレーのソファやカーテン、ミドルグレーのラグのある空間をきゅっと引き締め、まとめ役になっているのがダークグレーの壁です。
白+黒のシャープなコントラストに比べ、より柔らかな濃淡で、優しさのある都会的な雰囲気が味わえます。
アクセントカラーとして白を取り入れる
グラデーションや濃淡があっても、全てグレーだとやや単調であったり、暗く見えてしまうことも。適度に白を取り入れることで立体感が出て、部屋も明るく感じられます。
どの程度白を使うかはお好みの雰囲気次第です。例えば、ダークグレーな壁を背景に、デザインの美しい白いペンダントライトやオブジェを置くことで、パッと飛び出てくるようなアクセントになります。
グラデーションや濃淡があっても、全てグレーだとやや単調であったり、暗く見えてしまうことも。適度に白を取り入れることで立体感が出て、部屋も明るく感じられます。
どの程度白を使うかはお好みの雰囲気次第です。例えば、ダークグレーな壁を背景に、デザインの美しい白いペンダントライトやオブジェを置くことで、パッと飛び出てくるようなアクセントになります。
白を基調に、明るいグレーでソフトなアクセント
大きな濃淡をつけずに、微妙にニュアンスの異なるグレーで柔かなグラデーションが部屋に優しい風合いを与えてくれています。
白をメインに、クッションやラグ、ブランケット、アートなど、好きな場所に好きなグレーをミックスしたリラックスしたスタイルです。
Houzzでインテリアの専門家を探す
大きな濃淡をつけずに、微妙にニュアンスの異なるグレーで柔かなグラデーションが部屋に優しい風合いを与えてくれています。
白をメインに、クッションやラグ、ブランケット、アートなど、好きな場所に好きなグレーをミックスしたリラックスしたスタイルです。
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グレーonグレーで深みのある雰囲気を
ライトグレーの壁にミドルグレーのベッドリネン。さらにダークグレーのヘッドボードやベッドカバーとグレーの濃淡を重ねたベッドルーム。全体をグレーでまとめたシックな印象です。
ライトグレーは全体に明るさを与えるため、壁などの広い面積に。ダークは引き締め役。ミディアムはちょうどライトとダークをつなぎとして優しいグラデーションをつくり上げてくれます。同じ明度の枕とブランケットの間に白いシーツが入ることでどちらも引き立ち、さらに全体にすっきり感を与えてくれています。
ライトグレーの壁にミドルグレーのベッドリネン。さらにダークグレーのヘッドボードやベッドカバーとグレーの濃淡を重ねたベッドルーム。全体をグレーでまとめたシックな印象です。
ライトグレーは全体に明るさを与えるため、壁などの広い面積に。ダークは引き締め役。ミディアムはちょうどライトとダークをつなぎとして優しいグラデーションをつくり上げてくれます。同じ明度の枕とブランケットの間に白いシーツが入ることでどちらも引き立ち、さらに全体にすっきり感を与えてくれています。
ライトでまとめる
淡いグレー中心とした明るいリビングはフェミニンで優しい印象を持ちます。似たようなトーン中心になった時には異素材のものや、柄を取り入れることで単調にるのを避けられます。また、所々に白をアクセントに取り入れていることで、立体感もしっかりと出ています。
淡いグレー中心とした明るいリビングはフェミニンで優しい印象を持ちます。似たようなトーン中心になった時には異素材のものや、柄を取り入れることで単調にるのを避けられます。また、所々に白をアクセントに取り入れていることで、立体感もしっかりと出ています。
トーンを意識する
お気に入りのモチーフの壁紙やカーテンがあれば、その中のグレーを拾って、部屋の他の部分に使うことで全体に統一感が出しやすくなります。
こちらのでは壁紙のツートンのグレーがベッドのヘッドボードとベッドカバーに反映されています。全体が調和していることで洗練された仕上がりに。
お気に入りのモチーフの壁紙やカーテンがあれば、その中のグレーを拾って、部屋の他の部分に使うことで全体に統一感が出しやすくなります。
こちらのでは壁紙のツートンのグレーがベッドのヘッドボードとベッドカバーに反映されています。全体が調和していることで洗練された仕上がりに。
質感を活かす
流行りのコンクリート調の壁にレザーのソファ。前の写真のエレガントな寝室と変わって、ずっしりした力強さが感じられます。同じグレーでも素材や質感で表情が大きく変わるのがわかります。
流行りのコンクリート調の壁にレザーのソファ。前の写真のエレガントな寝室と変わって、ずっしりした力強さが感じられます。同じグレーでも素材や質感で表情が大きく変わるのがわかります。
アクセントカラーをプラス
無彩色であるグレーはどのような色ともよく合います。とくにインパクトがあるのが黄色との組み合わせです。はっきりとしたコントラストがお好きな方におすすめな組み合わせです。クール系のグレーに温かみのある黄色のアクセントはスタイリッシュな組み合わせ。2021年のパントン社「カラー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれたマリアージュです。
2021年は2色!トレンドカラーのグレー+イエローをインテリアに取り入れるには?
無彩色であるグレーはどのような色ともよく合います。とくにインパクトがあるのが黄色との組み合わせです。はっきりとしたコントラストがお好きな方におすすめな組み合わせです。クール系のグレーに温かみのある黄色のアクセントはスタイリッシュな組み合わせ。2021年のパントン社「カラー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれたマリアージュです。
2021年は2色!トレンドカラーのグレー+イエローをインテリアに取り入れるには?
黄色のようなシャープなコントラストが出る組み合わせとと同時に、もやもやっとしたくすんだ色合いもグレーとは相性抜群です。
グレーそのものがもやもやっとしたような色なため、似たようなグレイッシュトーンのアクセントを取り入れることで、全体的にソフトな印象が得られます。洗練されたエレガントな色合いがお好きな方におすすめです。
グレーそのものがもやもやっとしたような色なため、似たようなグレイッシュトーンのアクセントを取り入れることで、全体的にソフトな印象が得られます。洗練されたエレガントな色合いがお好きな方におすすめです。
グレー+ウッド
北欧インテリアでよく見られる組み合わせです。明るいグレーに、白木の家具はナチュラルなしつらいは世界的にも人気ありますね。
北欧インテリアでよく見られる組み合わせです。明るいグレーに、白木の家具はナチュラルなしつらいは世界的にも人気ありますね。
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