吹き抜けにきらめく照明器具が浮かぶ、柔らかな色彩でまとめたラグジュアリーな住まい

ご夫婦が憧れていたペンダントライトに合わせて、新築の住宅をトータルにインテリアコーディネート。照明が映えるシックでラグジュアリーなお住まいです。

田中祥子 2021年5月24日

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どんなお部屋？
住まい手：30代と20代のご夫婦
所在地：岡山県北区
お部屋：124㎡の住宅
インテリアコーディネート：moi
プロジェクト期間：2019年冬～2020年秋

住まいづくりのきっかけ

住宅関連の会社にお勤めの御主人は、自宅の新築にあたって、何度か一緒に仕事をしていたmoiの平田さんにインテリアコーディネートを依頼しました。
「仕事で私のインテリアコーディネートを見ていらっしゃったので、好みなどの面で信頼していただけたのだと思います」と平田さん。

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基本設計が完全に決まる前後から設計に加わり、壁・床・天井の素材選びに加え、家具や照明までをトータルに提案していきました。

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ご要望とご提案

最初に決まったのがリビングルームの吹き抜けに吊り下げられた2基の大型のペンダントライトです。こちらは、ご夫婦が前々から気に入っていたmoooiのレイモンド。大阪のショールームに一緒に足を運び、実物を見た上で、やはり是非リビングに使いたいと希望されました。

「リビングの吹き抜けに吊り下げた2つのペンダントは、星の集まりのような繊細な光が特徴です。非常に高額なので思い切った選択でしたが、見ると癒されると、ご夫婦とも満足なご様子です」（平田さん）

華やかな照明器具に対して、その他の部分はすっきりとシンプルに抑えることで、空間全体のバランスをとっています。天井や壁は明度の高いグレーに。床は木目が白く浮き上がるような塗装のオーク材を採用しました。空間全体の色調を統一して、柔らかく落ち着いた空間に仕上げています。

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レイアウトとディティール

ダイニングとキッチンの背後の壁は、当初は塗装の計画でしたが、家具と照明が決まるに従い、少し華やかさのある質感がほしくなり、横長の大型タイルに変更したものです。「間接照明からの柔らかな明かりがタイルの凹凸を照らして良いフォーカルポイントとなりました」（平田さん）

黒で統一したキッチンはクリナップのフルオーダー。奥さまの希望でミーレの食洗器をビルトインしています。

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リビングのテレビボードとダイニング奥の収納は、キッチンと同じ色で造作したもの。テレビボードは天板にレザー調、ダイニング収納は引き出しに木目を取り入れ、それぞれに別の素材感を出しているのが特徴です。ダイニング収納には、ご主人の趣味の腕時計を収納する専用の引き出しをしつらえました。

ダイニングはスタイリッシュな印象のカッシーナのテーブルと椅子に、NEW LIGHT POTTERYの真鍮のペンダントライトが暖かみを添えています。

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中庭は高い塀によりプライバシーが確保されているため、当初は必要ないと言われたカーテンですが、ラグジュアリー感と部屋の暖かみを出すために取り付けを提案。艶のある細い糸で編み上げたブルーがかった繊細なレースが、柔らかく光を受け止めます。

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建築設計と同時にインテリアコーディネートを考えているので、吹き抜けの手すりの形状などもインテリアに合わせて提案しています。

「設計が完全に決まった後でインテリアを入れると、建物とインテリアの整合性が取れない場合もあります。設計と一緒にデザインすることで、照明計画なども照明器具に合わせたダウンライトの配置が可能です」（平田さん）

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写真撮影時には小物をコーディネートして、スタイリングの提案をしています。落ち着いたグレーのインテリアにはブルーを指し色にコーディネート。

「撮影後に、同じ物を購入したいと言われることが多いですね。お子さんの成長に合わせた個室の改修や家具の追加購入など、後々のご相談にも応じています。新築やリノベーション時だけでなく、部屋のイメージを変えたいとか、使いづらいのでどうにかしてほしいといったお悩みでも、気軽に声を掛けていただければと思います。」（平田さん）

プロジェクト全体を見るならこちらから。