カスタマイズされた空間で自分らしさを楽しむ。東京都内のマンションリノベーション10事例
Houzzでみつけた東京都内のマンションリノベーションの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
中古マンションを購入し、リノベーションしてから住むという選択をする人が増えてきています。新築に比べて安価に購入できるというだけでなく、経年変化が醸し出す雰囲気に魅力を感じる人も多いようです。
今回は、東京都内のリノベーション事例をピックアップ。それぞれの事例を手がけた専門家の方々に、こだわりのポイントや、リノベーションを依頼する際のコツについて伺いました。
それでは10の実例について詳しくみていきましょう。
写真をクリックすると、それぞれの事例の写真をもっとみることができ、手がけた専門家の詳細もチェックできます。
今回は、東京都内のリノベーション事例をピックアップ。それぞれの事例を手がけた専門家の方々に、こだわりのポイントや、リノベーションを依頼する際のコツについて伺いました。
それでは10の実例について詳しくみていきましょう。
写真をクリックすると、それぞれの事例の写真をもっとみることができ、手がけた専門家の詳細もチェックできます。
西荻窪のリノベーション
最初にご紹介するのは、杉並区西荻窪のこちらの住まい。手がけたのは、四方デザインアトリエです。
「断熱材の全面吹付や水回りの配置変更を望まれていたので、フルスケルトンリノベーションを行いました。LDK・予備室・WICに回遊性を持たせて、使いやすい間取りとしています」と話すのは、設計を手がけた四方美紀さん。
「ご主人の趣味のDJスペースや、奥様の作業用スペースのご要望などがありました。DJスペース(写真右奥)はリビングに向けて家族で楽しめるようにしています。キャスター付きで製作し、部屋を移動してシーンを変えて楽しむ事もできます」
最初にご紹介するのは、杉並区西荻窪のこちらの住まい。手がけたのは、四方デザインアトリエです。
「断熱材の全面吹付や水回りの配置変更を望まれていたので、フルスケルトンリノベーションを行いました。LDK・予備室・WICに回遊性を持たせて、使いやすい間取りとしています」と話すのは、設計を手がけた四方美紀さん。
「ご主人の趣味のDJスペースや、奥様の作業用スペースのご要望などがありました。DJスペース(写真右奥)はリビングに向けて家族で楽しめるようにしています。キャスター付きで製作し、部屋を移動してシーンを変えて楽しむ事もできます」
オーナーはシックなインテリアを好んでいたため、木部は濃く塗装し、全体的に暗くなりすぎないよう白い壁を残して吊戸やCD棚、ベンチ棚を計画し、フローリングには明るい色味を採用。落ち着きがありつつも、優しい印象の空間に仕上がりました。
「洗面スペースはカウンターを広く取って、家族が並んで身支度ができるようにしています。大きな鏡が背景やバルコニーを映すため、空間が広く感じられます」
「洗面スペースはカウンターを広く取って、家族が並んで身支度ができるようにしています。大きな鏡が背景やバルコニーを映すため、空間が広く感じられます」
Shibuya401 リノベーション
続いては、株式会社HOAPが手がけたこちらの住まい。渋谷区に建つマンションの一室とは思えないほど、心地よい静かな印象の空間です。
「部屋の一面に大きなガラス開口部をもつ区画のリノベーション依頼でした。特徴的なその開口部からは自然光が十分に取り入れられる反面、密集地域の立地の為、外部からの視線に晒される状況でした」と振り返るのは、設計した小川裕之さんです。
続いては、株式会社HOAPが手がけたこちらの住まい。渋谷区に建つマンションの一室とは思えないほど、心地よい静かな印象の空間です。
「部屋の一面に大きなガラス開口部をもつ区画のリノベーション依頼でした。特徴的なその開口部からは自然光が十分に取り入れられる反面、密集地域の立地の為、外部からの視線に晒される状況でした」と振り返るのは、設計した小川裕之さんです。
そこで小川さんは、どの部屋も明るく、必要に応じてプライバシーが保たれる部屋になるよう計画。メインの空間を透過性の高い可動パーティションで区切り開口部には縦型スクリーンを設け、浴室は在来工法で作り、窓を生かしたといいます。
また小川さんは、リノベーションを依頼する際のコツについて、「リノベーション後の理想的な生活像を詳細に描いて頂き、その中で一番大切な要素を抽出しておくと、予算やさまざまな条件の中で何を最優先すべきかが明確になるので計画がスムーズに進むと思います」と話します。家族で暮らす方は、それぞれのライフスタイルについて改めて話し合うのがいいかもしれません。
また小川さんは、リノベーションを依頼する際のコツについて、「リノベーション後の理想的な生活像を詳細に描いて頂き、その中で一番大切な要素を抽出しておくと、予算やさまざまな条件の中で何を最優先すべきかが明確になるので計画がスムーズに進むと思います」と話します。家族で暮らす方は、それぞれのライフスタイルについて改めて話し合うのがいいかもしれません。
kinoco
志田茂建築設計事務所が手がけたのは、足立区に建つこちらのマンションの一室。当初オーナーは購入して10年経つこのマンションについて、「この家は何か違う」という漠然とした不満を抱えていたと、設計した志田茂さんは話します。
「そう感じさせるものを聞いてみると『床のピカピカ、とってつけたように感じる和室、ドアがとにかく多い、ドアと壁の色が違う』などが挙がりました。『便利でしょう、これ素敵ですよ』と使われたさまざまな建材や機器は、それぞれが主張し家の中は“ノイズ”であふれていたんです」
志田茂建築設計事務所が手がけたのは、足立区に建つこちらのマンションの一室。当初オーナーは購入して10年経つこのマンションについて、「この家は何か違う」という漠然とした不満を抱えていたと、設計した志田茂さんは話します。
「そう感じさせるものを聞いてみると『床のピカピカ、とってつけたように感じる和室、ドアがとにかく多い、ドアと壁の色が違う』などが挙がりました。『便利でしょう、これ素敵ですよ』と使われたさまざまな建材や機器は、それぞれが主張し家の中は“ノイズ”であふれていたんです」
そこで志田さんは、余計なデザインはせず、無駄な行動をしないで済むよう“極力シンプルな家にする”ことを考えたそう。寝室以外を区切らず、家の中心にウォークインクローゼットをつくり、その回りが“必要な事ができる場所”となりました。
「マンションリノベーションに限りませんが『私はどんな風に暮らしたいんだろう』と考えることは大切です。今住んでいる家で気持ちが乗らない場所、イライラすることが多い場所、こうだったらなと思う場所を出して整理すると、自分の気持ちに気づくことができますよ」
「マンションリノベーションに限りませんが『私はどんな風に暮らしたいんだろう』と考えることは大切です。今住んでいる家で気持ちが乗らない場所、イライラすることが多い場所、こうだったらなと思う場所を出して整理すると、自分の気持ちに気づくことができますよ」
swing
e do design 一級建築士事務所が手がけたのは、杉並区西荻窪のこちらの住まい。アウトドアやアウトドアスポーツが趣味のご夫婦とお子様が暮らしています。
設計を担当した江ケ崎雅代さんは、「『家事全般、収納全般のイライラを解消し、時間と心にゆとりを持って過ごせるようにしたい』『子どもがのびのびと遊んで過ごせる仕掛けを盛り込みたい』というご要望でした」と振り返ります。
「どこにどういうものを収納するか、想定しながら計画し、各スペースでの使い勝手を考慮しながら、既製品の収納、オリジナルの造作の収納などを織り交ぜながら、細かい仕様を検討しました」
e do design 一級建築士事務所が手がけたのは、杉並区西荻窪のこちらの住まい。アウトドアやアウトドアスポーツが趣味のご夫婦とお子様が暮らしています。
設計を担当した江ケ崎雅代さんは、「『家事全般、収納全般のイライラを解消し、時間と心にゆとりを持って過ごせるようにしたい』『子どもがのびのびと遊んで過ごせる仕掛けを盛り込みたい』というご要望でした」と振り返ります。
「どこにどういうものを収納するか、想定しながら計画し、各スペースでの使い勝手を考慮しながら、既製品の収納、オリジナルの造作の収納などを織り交ぜながら、細かい仕様を検討しました」
お子様がのびのびと遊べる仕掛けとしては、廊下上部にオリジナルの“うんてい”を設置。廊下の行き来がお子様にとって楽しい遊び場となっただけでなく、高さがあるので大人でも楽しむことができるそう。インテリアにもしっくり馴染んでいます。
「限られた空間、構造や設備の条件のある中で、たくさんの要望や使い勝手を盛り込むリノベーションでは、スケルトンリフォームになるケースが多いです。そうするとどうしてもコストがかかってくるので、内部建具や収納に既製品を取り入れる、キッチンなどの設備もメーカーシステム品を採用するなど、メリハリやバランスをみながら計画しています」
「限られた空間、構造や設備の条件のある中で、たくさんの要望や使い勝手を盛り込むリノベーションでは、スケルトンリフォームになるケースが多いです。そうするとどうしてもコストがかかってくるので、内部建具や収納に既製品を取り入れる、キッチンなどの設備もメーカーシステム品を採用するなど、メリハリやバランスをみながら計画しています」
高台のフレンチシックな家
品川区のこちらの住まいを手がけたのは、スタイルイズスティルリビング。物件は当時築25年経っていたものの、上質の素材としっかりとした造りが印象的なマンションだったそう。「その“格”を損なわないよう、時代に流されないタイムレスなデザインになるよう心がけました」と設計者である齊藤敏彦さんは振り返ります。
「デザインや居心地の良さを追求するのは当然ですが、老朽化した給排水管や、空調・床暖房などのインフラは更新し、より快適な住まいになっています。各部屋には、お客様とお持ちの物を詳細に検討しながら設計した造作家具が備え付けられ、無駄な家具を置くこともなく、すっきりとした住まいになっています」
品川区のこちらの住まいを手がけたのは、スタイルイズスティルリビング。物件は当時築25年経っていたものの、上質の素材としっかりとした造りが印象的なマンションだったそう。「その“格”を損なわないよう、時代に流されないタイムレスなデザインになるよう心がけました」と設計者である齊藤敏彦さんは振り返ります。
「デザインや居心地の良さを追求するのは当然ですが、老朽化した給排水管や、空調・床暖房などのインフラは更新し、より快適な住まいになっています。各部屋には、お客様とお持ちの物を詳細に検討しながら設計した造作家具が備え付けられ、無駄な家具を置くこともなく、すっきりとした住まいになっています」
とくに印象的なのは、ホテルライクな洗面所やバスルーム。もともと、在来工法で施工された大型の浴室がある住まいでしたが、改装後は、より高級感のある大理石調タイル貼りの浴室となっています。
また齊藤さんは、リノベーションを検討中のユーザーへ、「中古マンションを購入する場合、築年数にこだわるのではなく、“素材”としての良し悪しを見分ける必要があります」とアドバイスします。
「デザインや、間取りはリノベーションで劇的に変える事が出来ますので。窓からの景色、コミュニティ、風の通り、気の流れなどがとても重要です」
また齊藤さんは、リノベーションを検討中のユーザーへ、「中古マンションを購入する場合、築年数にこだわるのではなく、“素材”としての良し悪しを見分ける必要があります」とアドバイスします。
「デザインや、間取りはリノベーションで劇的に変える事が出来ますので。窓からの景色、コミュニティ、風の通り、気の流れなどがとても重要です」
妥協なくリノベーションをやりきる
新宿区のこちらの住まいを手がけたのは、リノベ@計画。空間を遮らず、掃出窓の開口部まで視線を抜くことで、広く自由度の高いワンルームのような空間が形成されています。
「玄関から順に、キッチン→ダイニング→リビング→寝室と、生活における行動パターンを、隔たりなく順を追って体現できる配置計画としました。シンプルな中でも、普遍的に使いやすいと思える間取りを目指し考察しています」と話すのは、設計を手がけた島田卓人さんです。
新宿区のこちらの住まいを手がけたのは、リノベ@計画。空間を遮らず、掃出窓の開口部まで視線を抜くことで、広く自由度の高いワンルームのような空間が形成されています。
「玄関から順に、キッチン→ダイニング→リビング→寝室と、生活における行動パターンを、隔たりなく順を追って体現できる配置計画としました。シンプルな中でも、普遍的に使いやすいと思える間取りを目指し考察しています」と話すのは、設計を手がけた島田卓人さんです。
「スペースマーケット(レンタルスペース)での活用も前提とした内装のデザインが必須条件でした。そのため、様々な人の目に触れる機会が多くなることを前提とした組み立てが必要でした」と島田さんは続けます。
「多種多様な利用者と用途を想定し、スマート照明(ヒュー)による演出照明や、植栽や照明を吊下げ、用途に合わせたディスプレイ利用を可能としたルーバー天井など、利用者に変化させることができる自由度のある空間となっています」
「多種多様な利用者と用途を想定し、スマート照明(ヒュー)による演出照明や、植栽や照明を吊下げ、用途に合わせたディスプレイ利用を可能としたルーバー天井など、利用者に変化させることができる自由度のある空間となっています」
中目黒マンション
イマージュ‐Shukuko‐が手がけたのは、目黒区中目黒のこちらの住まい。当初オーナーからは「インダストリアルな空間にしたい」という要望があったものの、打ち合わせを重ねていく中で、強すぎるインダストリアル感はご所望ではないと感じたと、設計者の清水淑子さんは振り返ります。
「インダストリアルインテリアは、コンクリートや鉄などの無骨さが表れ、そこに面白味のあるインテリアなのですが、こちらのお客様には“調和系インダストリアル”を提案させていただきました。”無機質の持つ面白味”と”無機質の中でも流れ込む心地よさ”にイメージを膨らませました」
イマージュ‐Shukuko‐が手がけたのは、目黒区中目黒のこちらの住まい。当初オーナーからは「インダストリアルな空間にしたい」という要望があったものの、打ち合わせを重ねていく中で、強すぎるインダストリアル感はご所望ではないと感じたと、設計者の清水淑子さんは振り返ります。
「インダストリアルインテリアは、コンクリートや鉄などの無骨さが表れ、そこに面白味のあるインテリアなのですが、こちらのお客様には“調和系インダストリアル”を提案させていただきました。”無機質の持つ面白味”と”無機質の中でも流れ込む心地よさ”にイメージを膨らませました」
インダストリアルの要素をいかに美しく調和させ取り込んでいくかという点において、清水さんは内装部材の選択にとくにこだわったそう。
「たとえば、原田左官工業所様の浮造り目のモルタル。木目をつけたモルタル施工は、本物の樹を何本も用意しその本物の木目をモルタルへ映しこんでいるので仕上げが素晴らしく美しいです。それを十分な広さをもつ壁面に施したので、仕上がりを見たときは圧巻でした」
「たとえば、原田左官工業所様の浮造り目のモルタル。木目をつけたモルタル施工は、本物の樹を何本も用意しその本物の木目をモルタルへ映しこんでいるので仕上げが素晴らしく美しいです。それを十分な広さをもつ壁面に施したので、仕上がりを見たときは圧巻でした」
ロングカウンターリビング
板橋区のこちらの住まいを手がけたのは、a3。空間の片側にキッチンを含めたロングカウンターをつくってまとめたいという依頼だったそう。
「ご要望を受け、まずロングカウンターを設置し、反対側にウォークインクローゼット、バスルーム、寝室をまとめました。それらをカーテンにてまじ切ることによりLDKを最大限に利用できる提案としています」と話すのは、設計を手がけた新谷憲司さんです。
板橋区のこちらの住まいを手がけたのは、a3。空間の片側にキッチンを含めたロングカウンターをつくってまとめたいという依頼だったそう。
「ご要望を受け、まずロングカウンターを設置し、反対側にウォークインクローゼット、バスルーム、寝室をまとめました。それらをカーテンにてまじ切ることによりLDKを最大限に利用できる提案としています」と話すのは、設計を手がけた新谷憲司さんです。
水回りを移動したことにより、キッチン部分に段差が生じたものの、結果としてその段差が空間をうまくゾーニングしてくれています。また、リビングを最大限広くするため、玄関をあえてなくしているのも特徴のひとつ。
「設備面によってレイアウトの制約が出てくるので、リノベーションを検討される際は、一度設計者に相談するといいと思います。マンションの場合は建物の特性もあるので、マンションリノベーションに慣れている方に依頼するのがおすすめです」
「設備面によってレイアウトの制約が出てくるので、リノベーションを検討される際は、一度設計者に相談するといいと思います。マンションの場合は建物の特性もあるので、マンションリノベーションに慣れている方に依頼するのがおすすめです」
To-Yo-Cho Renovation
江東区東陽のこちらの住まいを手がけたのは、AIDAHO。
「朝日の当たる寝室と、お客さんを呼んで食事ができるような広いLDKがほしいという希望があり、ベランダ側の2部屋を広く日当たりの良いLDKへと作り変える提案をしました」と話すのは、設計を担当した長沼和宏さんです。
江東区東陽のこちらの住まいを手がけたのは、AIDAHO。
「朝日の当たる寝室と、お客さんを呼んで食事ができるような広いLDKがほしいという希望があり、ベランダ側の2部屋を広く日当たりの良いLDKへと作り変える提案をしました」と話すのは、設計を担当した長沼和宏さんです。
LDKに面した箱型の空間は、ガラス入りの建具で仕切ることで、ベランダから朝日が差し込む明るい寝室に。
「既存の壁を活かしながら、それぞれの部屋の間仕切りを取り払い、必要に応じてガラス入りの建具で仕切ることで、窓から入った自然光がキッチン、リビング、ダイニング、寝室、玄関へといきわたる住まいを実現しました」
専門家を探す
「既存の壁を活かしながら、それぞれの部屋の間仕切りを取り払い、必要に応じてガラス入りの建具で仕切ることで、窓から入った自然光がキッチン、リビング、ダイニング、寝室、玄関へといきわたる住まいを実現しました」
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調布の家Ⅱ
最後にご紹介するのは、調布市のこちらの住まい。手がけたのは、内田雄介設計室です。オーナーが設計者の内田雄介さんへ依頼することになったのは、雑誌で内田さんご自身の住まいを見たのがきっかけだったそう。
「自宅の雰囲気を気に入っていただきご依頼を頂いたので、その雰囲気に近いイメージをご提案させていただきました。自然素材のもつ優しい雰囲気や適度な明るさが心地良い空間となるようプランを検討しました」と内田さんは振り返ります。
最後にご紹介するのは、調布市のこちらの住まい。手がけたのは、内田雄介設計室です。オーナーが設計者の内田雄介さんへ依頼することになったのは、雑誌で内田さんご自身の住まいを見たのがきっかけだったそう。
「自宅の雰囲気を気に入っていただきご依頼を頂いたので、その雰囲気に近いイメージをご提案させていただきました。自然素材のもつ優しい雰囲気や適度な明るさが心地良い空間となるようプランを検討しました」と内田さんは振り返ります。
奥様からは「人を招いて手料理を振る舞いたい」というご要望があったため、キッチンが主役になるような空間づくりも意識したそう。キッチンはオーダーキッチンとし、ほかの家具ともなじむように、木のキッチンをデザイン。壁の塗装は真っ白ではなく、アイボリー色を採用することにより、ぬくもりのある空間となっています。
「マンションリノベーションは実際に工事を始めてみないと分からない点がある事がデメリットではありますが、建築家と相談しながら検討を繰り返すことで、心地いい空間作りが可能になってくるかと思います」と内田さん。
「まずはどのような空間に住みたいか、そこでどのような暮らしがしたいか、具体的なイメージ思い描くことが大切だと思います。設計事務所に相談する際には、そのような詳細なイメージを持って相談に行かれることをおすすめします」
リフォーム・リノベーションのヒントをもっと読む
「マンションリノベーションは実際に工事を始めてみないと分からない点がある事がデメリットではありますが、建築家と相談しながら検討を繰り返すことで、心地いい空間作りが可能になってくるかと思います」と内田さん。
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最初はどうしても「あれ欲しい」「これ真似したい」と、物とか形をイメージしがちですが、各社さんが仰ってる「どのような空間に住みたいか、どのような暮らしがしたいか」という抽象的なことをいかに具体的に考えて、文字なり図なりで専門家に伝えるかということが、とても大事だなと実感しています。
施主の伝える力と、専門家が導く力、双方不可欠ですね〜。