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部屋別

ベランダライフを満喫するための5つのアイデア

"もう一つの部屋"であるベランダを上手に活用してみましょう。

ブラッキン・ヘザー 2021年9月5日

Houzz contributor. Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり（文藝春秋） Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.

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おうちで過ごす時間が増え、ベランダライフを楽しむ人も多くなりました。ガーデニングはもちろん、リラックスしたり、食事を楽しむスペースとしてもぜひ活用したい場所です。部屋の中にいる時でも、窓の外の眺めが良いことで気持ち的にもかなり違ってくるでしょう。

Ariyona Interior

一つの空間としての意識を持つ

ベランダやバルコニーは、室内のお部屋と同じように、一つの空間として考えてみましょう。

ピンクをアクセントにしたエクレクティックスタイルのこちらのベランダはまるで屋外の部屋のよう。植物や家具はもちろん、色使いや小物使いが一つの世界観を生み出しています。ベランダから見える街並みの景色とはまるで別世界のようですね。

ベランダといったエクステリアの空間も様々なスタイルや楽しみ方があります。素敵なベランダやバルコニースペースを紹介しながら、いくつかポイントを見ていきましょう。

Stephen Moser Architect

①グリーンを景色にする

周りの景色がビルばかりでも、ベランダやバルコニーにグリーンを取り入れるだけで風景が大きく変わります。もちろん、ベランダに出た時だけではなく、部屋の中からの眺めもかなり変わるでしょう。

priscillatorres.com

グリーンに囲まれた涼しげなコーナー

異なる大きさや種類の鉢植えをきゅっとまとめて落ち着いた一つの世界観が見られます。

綺麗に見せるためのポイントは、背の高いものを後ろに、小さめのものを前に置くのが基本ですが、それ以外にも、ある程度植木鉢も大きさごとにまとめるとごたごたがなく、すっきり見えます。小さな鉢植えはテーブルの上にまとめているところもぜひ参考にしたいポイントです。

マンションでもOK！ベランダガーデニングを楽しもう

Wallenberg Fastighetsförmedling

元々ある緑を取り込む

上の2つの事例とは反対に、家の外にはすでに緑が多ければあえて植物を置く必要がなく、自然の緑を背景に家具を使って素敵なシーンが出来上がってしまうことも。

これは、北欧のシンプルでありながら長い時間過ごしたくなるようなベランダです。うらやましい限りの空間ですね。

有限会社栗原写真事務所

②エリア分けしたベランダ

横幅が広ければエリア分けをすることでアウトドアスペースも多様に楽しめます。食事を楽しむダイニングエリア、そして寛ぐリビングエリアと分けた、気持ち良さそうなベランダですね。

リビングエリアにはデッキチェアやアウトドアソファ、デイベッドのような読書をしたり、リラックスできるような家具を。ついつい昼寝がしたくなりたくなる光景です。

Studio Earthbox

床材で軽くエリア分けをしているこちらのベランダ。人工芝を敷けばより自然に近づいた気分に。子供の遊びスペースとしても最適ですね。

デッキエリアは床が安定しているので、テーブルや椅子が置けます。ウッドデッキのある庭のようなシーンでよりアウトドアらしさが感じられます。

ベランダを上手に活用するには？

Emily Campbell

③使い方をイメージした家具び

ダイニングとして使う

スペースに限られているベランダやバルコニーでは、まず使い方をイメージして家具を選びましょう。

季節の良い、過ごしやすい時期は毎日外で食事ができるのが理想であれば、ダイニングに適したテーブルと椅子がベストです。読書をしたり、ティータイム、夕方や夜のお酒を楽しみながら寛げるスペースをイメージされている方にはソファタイプの椅子とローテーブルがよりリラックスできるかもしれません。

周りにクッションを足せば、数人集まった時に対応しやすい方法でもあります。

Mina Brinkey

ラウンジチェアでリラックス

オフタイムのリラクゼーションや昼寝スペースとしてお考えの方にはラウンジチェアをご検討してみては。フットスツールもあれば足を伸ばしたり、飲み物や本が置けるサイドテーブルとしても使えます。

天然素材であるラタンの家具はリゾートを思わせることでとくに人気です。

Vera Sanchez Guasch

必要に応じてフレキシブルな家具を使用

折りたたみ家具はガーデンファニチャーの定番ともいえます。雨の日、オフシーズンにはしまえることで傷みも減り、より長く使えるのがそのメリットです。また、パレットを使えば簡単に組み立てたりしまったりできるソファやデイベッドも夢ではありません。

広さや好きな形にパレットをアレンジし、それに合ったクッションや軽いマットレスを敷けば完成。オフシーズンには室内でもゲストのベッドやセカンドリビングに使ったりもできそうですね。

急な雨もありますのでパレットはウッドデッキやガーデンファニチャーで使うような防水塗料で保護したり、マットレスも防水性のある生地を使うとより安心です。

af Segerstad Interiör

④ファブリックを使ってさらに表情をプラス

アウトドアの空間にもファブリックを取り入れると、素敵な雰囲気を作れます。

よく見かけるシンプルな折りたたみ式のガーデン家具ですが、クッションやファブリックをプラスするだけでおしゃれに変身。お部屋で使っているクッションを持ち出すだけで、手軽に印象を変えることができます。

Outdoor Transformations

ブランケットでピクニック

もっと簡単に、と思っている方には大きなブランケットやレジャーシート、またはラグに合わせてクッションを使ったピクニックスタイルもぜひおすすめです。ごろごろとくつろぐにも最適です。お気に入りのファブリックを使いながら空間の演出を楽しんでみてください。

使用頻度が高ければ、大きなバスケットにまとめてベランダの近くの窓辺に置いておけばすぐに用意もできます。
コンクリートの上に直接敷いて固いと思ったら、下に厚手のレジャーマットを敷いてみるのも良いでしょう。

MIG Design

床のアクセントにラグを

カラフルなアウトドアラグでベランダ空間をさらに居心地良いスペースに仕立てましょう。ウッドタイルの上からアクセントに敷くこともできますし、コンクリート直に敷けばタイルの代わりになります。

床にラグを敷くことでかなり完成度も高まるはずです。

「もうひとつの部屋」として楽しみたいアウトドアスペース

Decora y vende. Interiorismo y decoración

⑤夕方は灯りで雰囲気づくり

日が暮れてから使う屋外スペースには、実用面でも雰囲気づくりにもライティングが欠かせません。ガーランドライト、フェアリーライト、LEDキャンドルなど種類豊富なので、ぜひ組み合わせて雰囲気づくりを楽しみましょう。

植物の後ろ側にもライトを置いてさらにムードアップを。