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華やかで繊細。クレマチスの種類と育て方のポイント
「つる性植物の女王」といわれるクレマチスは、5〜6月が開花時期かつ植え付けの時期。 初心者には栽培が難しいイメージがありますが、ポイントを押さえれば花が楽しめますよ!

「つる性植物の女王」といわれるクレマチス。多くの品種があり、様々な色・形の花が園芸愛好家を魅了し続けています。種類によってお手入れの仕方が変わり、それゆえ栽培が難しい植物というイメージを持たれがちですが、ほとんどのクレマチスは、繊細なイメージとは裏腹に丈夫な植物です。
ポイントを押さえて栽培すれば、初心者でも毎年花が楽しめるようになりますよ。栽培のポイントとおすすめのクレマチスをご紹介します。
ポイントを押さえて栽培すれば、初心者でも毎年花が楽しめるようになりますよ。栽培のポイントとおすすめのクレマチスをご紹介します。
どんな植物?
クレマチスはキンポウゲ科クレマチス属の植物で、日本にも約20種の原種が自生しています。世界には北半球を中心に約250種~300種もの原種が存在します。
涼しげなブルーからかわいらしいピンクまで豊富な花色を持ちます。花型も目を引く大輪の八重や清楚な一重、ロマンチックなベル型など、変化に富んでいて、花だけを見たら同じ植物とは思えないほど。品種ごとに異なる魅力を持ち、それゆえ世界中の園芸愛好家から愛され、栽培されています。
クレマチスはキンポウゲ科クレマチス属の植物で、日本にも約20種の原種が自生しています。世界には北半球を中心に約250種~300種もの原種が存在します。
涼しげなブルーからかわいらしいピンクまで豊富な花色を持ちます。花型も目を引く大輪の八重や清楚な一重、ロマンチックなベル型など、変化に富んでいて、花だけを見たら同じ植物とは思えないほど。品種ごとに異なる魅力を持ち、それゆえ世界中の園芸愛好家から愛され、栽培されています。
品種選びのポイント
たくさんの品種が魅力のクレマチスですが、どの品種を選んだらよいか迷ってしまいますね。品種選びでは「四季咲き(新枝咲き)」か「一季咲き(旧枝咲き)」かが重要なポイントとなります。このどちらなのかによって、剪定の仕方が大きく変わってきます。初心者の方には、四季咲きのものが断然おすすめです。
たくさんの品種が魅力のクレマチスですが、どの品種を選んだらよいか迷ってしまいますね。品種選びでは「四季咲き(新枝咲き)」か「一季咲き(旧枝咲き)」かが重要なポイントとなります。このどちらなのかによって、剪定の仕方が大きく変わってきます。初心者の方には、四季咲きのものが断然おすすめです。
四季咲き(新枝咲き)とは
新しく伸びた枝に花を咲かせるものを四季咲き(新枝咲き)と呼びます。花が咲き終わったら伸びた枝の二節分を残してばっさりと切り戻します。すると脇から新しく枝が伸び、花が咲きます。上手に育てれば、春から秋の間に三番花まで楽しめます。
冬に地上部が枯れたら、地際で切ってリセット。地下部だけの状態で越冬し、春にはまた新しい枝が伸びて花を咲かせます。二節残して切るだけなので、どこで切るか迷う必要がありませんし、誘引がうまくいかなくても、剪定のタイミングでまた新しく仕立て直すことができます。
新しく伸びた枝に花を咲かせるものを四季咲き(新枝咲き)と呼びます。花が咲き終わったら伸びた枝の二節分を残してばっさりと切り戻します。すると脇から新しく枝が伸び、花が咲きます。上手に育てれば、春から秋の間に三番花まで楽しめます。
冬に地上部が枯れたら、地際で切ってリセット。地下部だけの状態で越冬し、春にはまた新しい枝が伸びて花を咲かせます。二節残して切るだけなので、どこで切るか迷う必要がありませんし、誘引がうまくいかなくても、剪定のタイミングでまた新しく仕立て直すことができます。
一季咲き(旧枝咲き)とは
前年に伸びた枝に花をつけるものを一季咲き(旧枝咲き)と呼びます。四季咲きと違い、冬につく翌年の芽が高い位置につくので、それを残して剪定し、残った枝を誘引して越冬します。春にはその芽が伸びて花がつくため、前年の枝を大切にする必要があります。
四季咲きと違い、剪定や誘引の際、芽の位置を確認しながら判断する必要があるため、栽培に慣れている方に向いています。
今回は栽培しやすい四季咲きのおすすめ品種をご紹介します。
前年に伸びた枝に花をつけるものを一季咲き(旧枝咲き)と呼びます。四季咲きと違い、冬につく翌年の芽が高い位置につくので、それを残して剪定し、残った枝を誘引して越冬します。春にはその芽が伸びて花がつくため、前年の枝を大切にする必要があります。
四季咲きと違い、剪定や誘引の際、芽の位置を確認しながら判断する必要があるため、栽培に慣れている方に向いています。
今回は栽培しやすい四季咲きのおすすめ品種をご紹介します。
おすすめ品種①
ドクター・ラッペル
クレマチスらしい花型の大輪花で、クレマチス栽培の入門として最適な品種です。薄く波打つ花弁が繊細な印象ですが、とても丈夫で育てやすく、花付きも良いです。花が終わる頃に適宜剪定することで、三番花まで楽しめます。ピンクのグラデーションの大輪は人目を惹くこと間違いなしです。
ドクター・ラッペル
クレマチスらしい花型の大輪花で、クレマチス栽培の入門として最適な品種です。薄く波打つ花弁が繊細な印象ですが、とても丈夫で育てやすく、花付きも良いです。花が終わる頃に適宜剪定することで、三番花まで楽しめます。ピンクのグラデーションの大輪は人目を惹くこと間違いなしです。
おすすめ品種②
マダム・ジュリア・コレボン
丈夫で生育旺盛、とにかくたくさん花を咲かせます。ちゃんと花を咲かせられるか心配、という方にも安心です。ばっさりと剪定してもぐんぐん枝を伸ばすので、フェンスやアーチを一面花にすることもできます。
マダム・ジュリア・コレボン
丈夫で生育旺盛、とにかくたくさん花を咲かせます。ちゃんと花を咲かせられるか心配、という方にも安心です。ばっさりと剪定してもぐんぐん枝を伸ばすので、フェンスやアーチを一面花にすることもできます。
おすすめ品種③
プリンセス・ダイアナ
かわいらしいチューリップのような花型のクレマチスです。細い枝をぐんぐん伸ばし、たくさんの花を咲かせます。花色はポップなショッキングピンク。夏の暑い時期でもよく花を咲かせ、鮮やかなピンクが青空によく映えます。
プリンセス・ダイアナ
かわいらしいチューリップのような花型のクレマチスです。細い枝をぐんぐん伸ばし、たくさんの花を咲かせます。花色はポップなショッキングピンク。夏の暑い時期でもよく花を咲かせ、鮮やかなピンクが青空によく映えます。
おすすめ品種④
スパーバ
濃い青紫色のクレマチスです。こちらも花付き良く、性質は強健。剪定後もどんどん枝が伸び、花を咲かせます。クレマチスはバラと同じ時期に花を咲かせるので、バラとのコーディネートがおすすめ。このスパーバのようなブルー系統はバラには無い花色なので、バラだけでは出来ない色合わせが楽しめます。
スパーバ
濃い青紫色のクレマチスです。こちらも花付き良く、性質は強健。剪定後もどんどん枝が伸び、花を咲かせます。クレマチスはバラと同じ時期に花を咲かせるので、バラとのコーディネートがおすすめ。このスパーバのようなブルー系統はバラには無い花色なので、バラだけでは出来ない色合わせが楽しめます。
クレマチスが好む環境
クレマチスは日当たりと風通しの良い場所を好みます。ただし、株元に強い西日が差して地温が上昇するのは苦手。庭植えする場合は下草等を組み合わせて、株元をカバーしてあげましょう。
クレマチスは移植を嫌うので、植えつける場所はよく吟味してください。生育旺盛な植物なので、生育期間中は追肥を施すことで、ぐんぐん伸びて花を咲かせてくれます。定期的に追肥を与えましょう。
クレマチスは日当たりと風通しの良い場所を好みます。ただし、株元に強い西日が差して地温が上昇するのは苦手。庭植えする場合は下草等を組み合わせて、株元をカバーしてあげましょう。
クレマチスは移植を嫌うので、植えつける場所はよく吟味してください。生育旺盛な植物なので、生育期間中は追肥を施すことで、ぐんぐん伸びて花を咲かせてくれます。定期的に追肥を与えましょう。
購入時の注意点
小さい苗だと開花までに2~3年かかることがあるので、この季節に出回っている開花している鉢を購入すると安心です。購入してすぐから花を鑑賞できるので、一気に庭が華やかになるのも嬉しいですね。
植え替えは咲いている花が一旦終わる5~6月頃に剪定と同時に植え付けます。その際、根鉢をいじりすぎないように注意しましょう。クレマチスは植えつける際に一節分深植えにすると、地中の節から芽が出て株立ち状になり、しっかりとした株になります。他の植物ではNGの深植えですが、クレマチスでは深植えが丈夫な株づくりにつながります。
小さい苗だと開花までに2~3年かかることがあるので、この季節に出回っている開花している鉢を購入すると安心です。購入してすぐから花を鑑賞できるので、一気に庭が華やかになるのも嬉しいですね。
植え替えは咲いている花が一旦終わる5~6月頃に剪定と同時に植え付けます。その際、根鉢をいじりすぎないように注意しましょう。クレマチスは植えつける際に一節分深植えにすると、地中の節から芽が出て株立ち状になり、しっかりとした株になります。他の植物ではNGの深植えですが、クレマチスでは深植えが丈夫な株づくりにつながります。
ガーデニング上級者のイメージのクレマチスですが、育てやすい品種を選べばちゃんと花を咲かせてくれます。毎年開花の喜びを味わえるクレマチスにぜひチャレンジしてみてください。
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