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整理収納のプロに聞く、在宅勤務でも散らかりにくい家にする7つのコツ
在宅勤務に切り替わってから、住まいが散らかりやすくなったという人は多いのではないでしょうか?住まいを片付けるコツを、オンライン相談も受け付けている整理収納のプロたちが教えます!
オフィスワークから在宅勤務に切り替わり、終日家の中で過ごすようになると、昼食の食器を「あとで洗おう」とそのままにしてしまったり、仕事で使った資料を出しっ放しにしてしまったりと、部屋の中が散らかりがちに。家族で急に在宅勤務になっていたり、休校の子供達も家にいるとなると、尚更ですよね。
今回は、在宅勤務でも片付けやすい住まいのつくり方を、4人の片付け・整理収納の専門家たちにお伺いしました。忙しい仕事の合間にも負担なく片付けられる、ストレスフリーな住まいを保つには、どのようなコツがあるのでしょうか?
今回は、在宅勤務でも片付けやすい住まいのつくり方を、4人の片付け・整理収納の専門家たちにお伺いしました。忙しい仕事の合間にも負担なく片付けられる、ストレスフリーな住まいを保つには、どのようなコツがあるのでしょうか?
- 今回お話を伺った片付け・整理収納アドバイザーの方々
- studio cozy homeの新倉暁子さん
- natureお片付けの高橋文代さん
- 住宅収納スペシャリストの伊藤美佳代さん
- ななのはなの上原雅子さん
1. 仕事で使うものは、カゴや箱に入れて管理する
オフィスから持ち帰ったもの、過去の仕事で使った資料、常にチェックする必要のあるシステム手帳……。何か必要になって取り出すたびに、机の上に物が積み上がっていっていませんか?
とくに、ホームオフィスや書斎などではなく、ダイニングやリビングの一角など、場所を変えながら仕事をしていると、さまざまな部屋に仕事に使うものが点在しているという状態に陥りがちです。
大事な資料を家族が誤って処分してしまったり、小さな子どもやペットに汚されてしまう前に、仕事に使うものは、きっちり"仕事用"として管理するようにしましょう。
オフィスから持ち帰ったもの、過去の仕事で使った資料、常にチェックする必要のあるシステム手帳……。何か必要になって取り出すたびに、机の上に物が積み上がっていっていませんか?
とくに、ホームオフィスや書斎などではなく、ダイニングやリビングの一角など、場所を変えながら仕事をしていると、さまざまな部屋に仕事に使うものが点在しているという状態に陥りがちです。
大事な資料を家族が誤って処分してしまったり、小さな子どもやペットに汚されてしまう前に、仕事に使うものは、きっちり"仕事用"として管理するようにしましょう。
上原雅子さんは、「持ち運びの出来るトレイやカゴにプロジェクト毎に入れて管理すること」を提案します。
「こうすることで散らからず、リビングや自室など状況に応じて仕事場を選ぶこともできます。文具は、必要最低限のものを筆箱に入れて使用するのもおすすめです」
「こうすることで散らからず、リビングや自室など状況に応じて仕事場を選ぶこともできます。文具は、必要最低限のものを筆箱に入れて使用するのもおすすめです」
「私は基本ダイニングテーブルで作業をしていますが、仕事時は椅子をオフィス仕様に変えて、椅子の向きを変えたりして、普段と違う演出をしています」と話すのは新倉暁子さんです。
「仕事用のグッズが入るBOXを用意して、使い終わったらそこへドバッと入れるように工夫をしています」
片付け・収納アドバイザーを探す
「仕事用のグッズが入るBOXを用意して、使い終わったらそこへドバッと入れるように工夫をしています」
片付け・収納アドバイザーを探す
2. 今使わないものは、机に出さない
座ったままの作業を長時間していると、使い終わったものの片付けを後回しにしたり、“あとで使うかもしれないもの”を手の届く範囲に置いておきたくなりますが、そのまま放置してしまうと机の上が野放図に散らかってしまい、いざ必要となったときにすぐに見つけられなくなります。
高橋文代さんは、「机の上にすべて出すのではなく、今使うモノを出して仕事をしてください」とアドバイスします。
座ったままの作業を長時間していると、使い終わったものの片付けを後回しにしたり、“あとで使うかもしれないもの”を手の届く範囲に置いておきたくなりますが、そのまま放置してしまうと机の上が野放図に散らかってしまい、いざ必要となったときにすぐに見つけられなくなります。
高橋文代さんは、「机の上にすべて出すのではなく、今使うモノを出して仕事をしてください」とアドバイスします。
「使い終わったあとはカゴの中に収納して、そのカゴを置く場所も決めて管理すると、探し物や忘れ物もなくなりますし、どこの場所でも仕事がしやすくなると思います」と高橋さん。
“一度使ったものは定位置に戻す”というルールを決めてしまえば、結果的には時間を有効に使うことができ、作業効率も向上するはずです。
在宅ワークがはかどるデスク環境の整え方
“一度使ったものは定位置に戻す”というルールを決めてしまえば、結果的には時間を有効に使うことができ、作業効率も向上するはずです。
在宅ワークがはかどるデスク環境の整え方
3. キッチンでは、よく使うものとそうでないものを分ける
朝・昼・夜の3食を調理し、仕事中もコーヒーやお茶を淹れたりと、日に何度も利用するキッチン。使用頻度が高いだけあり、汚れやすく、散らかりやすい場所でもあります。
伊藤美佳代さんは、「片付けしやすくするには、よく使うものと時々しか使わないアイテムをしっかり分けておき、よく使うものは1番出し入れしやすい位置に収納するようにしましょう」と話します。「そうするだけで、サッと片付けやすくなります」
朝・昼・夜の3食を調理し、仕事中もコーヒーやお茶を淹れたりと、日に何度も利用するキッチン。使用頻度が高いだけあり、汚れやすく、散らかりやすい場所でもあります。
伊藤美佳代さんは、「片付けしやすくするには、よく使うものと時々しか使わないアイテムをしっかり分けておき、よく使うものは1番出し入れしやすい位置に収納するようにしましょう」と話します。「そうするだけで、サッと片付けやすくなります」
4. スマート家電を利用して、まとめて片付ける
また、伊藤さんは「食べ終わった食器はシンクでつけ置きしておき、たまったら洗うなど、タイミングを決めておきましょう。食洗機を積極的に使うのも有効的です!」と続けます。これには、新倉さんも同意見です。
「在宅勤務は家事と仕事の線引きが曖昧になるので、あえてワークコアタイムを意識して、家事をしない時間を決めるようにしましょう。家事片付けは後回しにしてもかまいません。そのためにスマート家電、食洗機は必須です」と新倉さん。
また、伊藤さんは「食べ終わった食器はシンクでつけ置きしておき、たまったら洗うなど、タイミングを決めておきましょう。食洗機を積極的に使うのも有効的です!」と続けます。これには、新倉さんも同意見です。
「在宅勤務は家事と仕事の線引きが曖昧になるので、あえてワークコアタイムを意識して、家事をしない時間を決めるようにしましょう。家事片付けは後回しにしてもかまいません。そのためにスマート家電、食洗機は必須です」と新倉さん。
5. 子どもと“片付けのルール”を共有する
仕事で忙しくしている中で、「片付けて!」「散らかしちゃダメ!」と子どもたちを叱るのはかなりの労力です。
子どもたちにも片付け・整理整頓の習慣を持ってもらうために、伊藤さんは「子どもたちが自分で管理しやすいように、おもちゃや勉強道具などしまう位置を決めて、必ず戻すルールを決めること」が有効だと話します。
「戻しやすいように箱に入れるだけ、投げ込むだけなど、なるべく簡単な収納方法にするといいと思います」
仕事で忙しくしている中で、「片付けて!」「散らかしちゃダメ!」と子どもたちを叱るのはかなりの労力です。
子どもたちにも片付け・整理整頓の習慣を持ってもらうために、伊藤さんは「子どもたちが自分で管理しやすいように、おもちゃや勉強道具などしまう位置を決めて、必ず戻すルールを決めること」が有効だと話します。
「戻しやすいように箱に入れるだけ、投げ込むだけなど、なるべく簡単な収納方法にするといいと思います」
上原さんは「不要不急の外出自粛で、子ども達もストレスを感じているはずです」と話します。
「例えば、回数を決めて『三度の食事の前に声掛けをして、片付けてから食べよう!』というルールにするとか、あみだくじやくじ引き形式にして、ゲーム感覚で片付けをしてもらうと楽しく片付けができます」と上原さん。
「例えば、回数を決めて『三度の食事の前に声掛けをして、片付けてから食べよう!』というルールにするとか、あみだくじやくじ引き形式にして、ゲーム感覚で片付けをしてもらうと楽しく片付けができます」と上原さん。
新倉さんは「私はもともと片付けが苦手なので、『ママも仕事が終わったからテーブルの書類を元に戻すから、遊んだおもちゃを元に戻そう。戻したら夕飯の準備を一緒にしよう』など、“一緒に元に戻そう”作戦を活用しています」と話します。
これなら、「片付けなさい」と言われるよりも、“一緒にルールを守っている”という連帯感が生まれ、子どももスムーズに片付けに応じてくれそうです。
これなら、「片付けなさい」と言われるよりも、“一緒にルールを守っている”という連帯感が生まれ、子どももスムーズに片付けに応じてくれそうです。
6. 子どもとしっかり話し合う
子どもたちの片付け習慣について、高橋さんは「このチャンスにお子さんと話し合いましょう。何よりもコミュニケーションが大切です」と話します。
「お子さんのおもちゃも、“使ってるモノだけ”、“ここに入るだけ”など、なるべくどれだけ持つかを考えて置いてください。そして自分で管理できるだけの量を持つように話しましょう」と高橋さん。
「自分の思いもきちんと伝えながら、お互いを思いやりながら過ごしたいですね。自分の仕事についても、お子さんに伝えてください」
子どもたちの片付け習慣について、高橋さんは「このチャンスにお子さんと話し合いましょう。何よりもコミュニケーションが大切です」と話します。
「お子さんのおもちゃも、“使ってるモノだけ”、“ここに入るだけ”など、なるべくどれだけ持つかを考えて置いてください。そして自分で管理できるだけの量を持つように話しましょう」と高橋さん。
「自分の思いもきちんと伝えながら、お互いを思いやりながら過ごしたいですね。自分の仕事についても、お子さんに伝えてください」
7. オンオフの切り替えを意識する
「在宅ワークには物質的な工夫も必要ですが、気持ちのオンオフの切り替えが重要だと思います」と新倉さんは話します。
「オフィスにいるときと同じような、“9時〜5時”などの時間で絞るのではなく、“今日は何をどれだけ終わらせるか”を考え、効率よく仕事に取り組むことも重要だと思っています」と新倉さん。
「在宅ワークには物質的な工夫も必要ですが、気持ちのオンオフの切り替えが重要だと思います」と新倉さんは話します。
「オフィスにいるときと同じような、“9時〜5時”などの時間で絞るのではなく、“今日は何をどれだけ終わらせるか”を考え、効率よく仕事に取り組むことも重要だと思っています」と新倉さん。
悩んだら、オンラインでプロに相談してみよう!
「どうしても自分だけでは解決できない!」と思ったら、思い切ってプロの力を借りてみましょう。今回お話を伺った4人の専門家の方々は、オンラインでの相談を受けつけています。
新倉さんは、オンライン会議システム「zoom」を使用した片付けレクチャーを実施中。伊藤さん、上原さんも、zoomを使用した相談窓口を設置しています。高橋さんは、YouTubeで整理整頓にまつわる情報を配信したり、ブログで希望者を募り、LINEで片付けの相談を受けているそう。
家の中で仕事をしながら家事もこなすのは、簡単なことではありません。自分に合ったアイデアを活用して、在宅勤務期間もストレスフリーに暮らしましょう。
オンラインで家を片付けたい人が知っておくべき7つのポイント
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