エシカルな暮らしのための物をあふれさせないパントリー収納の使い方
新しいことを始めるなら、自分だけじゃなく社会のために貢献する意識で取り組みませんか?
栗原晶子|Akiko Kurihara
2020年1月6日
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。
また、エンタメ好きとして演劇や映画に関するライティングも手がけています。
フリーの編集&ライターとしてインテリア誌やハウジング誌を中心に取材・執筆活動する傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザーとして、コラムの連載やセミナーの企画に携わる。暮らしがラクに楽しくなる、整理収納アイデアを研究・発信中です。... もっと見る
食材をため込まず、わかりやすく清潔に管理することで、食品廃棄や無駄買いを減らせます。環境にも家計にもやさしいエシカルな暮らしを実践できるパントリー収納の見直し方と整え方をご提案します。
例えば、イベントの多い年末年始は、ギフトをいただく機会が増えます。誰かにギフトを贈る際、形の残らないものをセレクトするのがよしとされるためで、予想外に食品が増えます。
まずは贈って喜ばれる、いただいて嬉しいギフトのラインナップをみてみましょう。
まずは贈って喜ばれる、いただいて嬉しいギフトのラインナップをみてみましょう。
・焼き菓子
・落雁やせんべいなどの干菓子
・飲料、酒類
・高級おつまみや珍味の缶詰
・出汁、乾物
・調味料やドレッシング
・レトルト食品
上記にあげたものに共通しているのは、比較的、賞味期限が長い点です。賞味期限が長いからといって、パントリーに無造作に収納していくと、あっという間に容量オーバーになります。
・落雁やせんべいなどの干菓子
・飲料、酒類
・高級おつまみや珍味の缶詰
・出汁、乾物
・調味料やドレッシング
・レトルト食品
上記にあげたものに共通しているのは、比較的、賞味期限が長い点です。賞味期限が長いからといって、パントリーに無造作に収納していくと、あっという間に容量オーバーになります。
ものであふれたパントリーは、
・在庫が把握できなくなる
・使いかけが奥に入って賞味期限切れの原因になる
・埃をかぶってしまう、見た目が悪くなる
・出し入れがしづらくなる
といった不具合を生じさせます。
せっかくいただいたのに、消費し忘れてしまっては、味の感想を含めたお礼も言えないという状況に陥るかもしれません。
片付け・収納アドバイザーを探す
・在庫が把握できなくなる
・使いかけが奥に入って賞味期限切れの原因になる
・埃をかぶってしまう、見た目が悪くなる
・出し入れがしづらくなる
といった不具合を生じさせます。
せっかくいただいたのに、消費し忘れてしまっては、味の感想を含めたお礼も言えないという状況に陥るかもしれません。
片付け・収納アドバイザーを探す
では、こうした不具合を生じさせないようにするための具体策を考えていきましょう。
1. とにかく開封する
いただきものをきれいなラッピングでとっておく人もいますが、これはギフトを渡すときのための飾りで、保管しておくためのものではありません。ラッピングは外して中身を出して収納しましょう。
1. とにかく開封する
いただきものをきれいなラッピングでとっておく人もいますが、これはギフトを渡すときのための飾りで、保管しておくためのものではありません。ラッピングは外して中身を出して収納しましょう。
2. 収納時に在庫と賞味期限をチェック
パントリーには、種類ごとにおおよその収納場所が決まっています。万が一ルールがない場合は、まずパントリーの中身を全部出しして、種類ごとにわけて、棚ごとに収納しましょう。すでに同種の在庫があるものは、賞味期限と在庫数をチェックします。早めに消費したいものを手前に並べ替えます。
パントリーには、種類ごとにおおよその収納場所が決まっています。万が一ルールがない場合は、まずパントリーの中身を全部出しして、種類ごとにわけて、棚ごとに収納しましょう。すでに同種の在庫があるものは、賞味期限と在庫数をチェックします。早めに消費したいものを手前に並べ替えます。
3. 八割収納のために消費する
収納の容量がオーバーした場合は、そもそものを持ちすぎの場合も含め持つべき在庫数を再度見直してください。パントリー収納も二割程度の余裕を持たせることが理想です。増えたものでスペースに余裕がなくなったら、積極的にその食材を使いましょう。
収納の容量がオーバーした場合は、そもそものを持ちすぎの場合も含め持つべき在庫数を再度見直してください。パントリー収納も二割程度の余裕を持たせることが理想です。増えたものでスペースに余裕がなくなったら、積極的にその食材を使いましょう。
4. 組み合わせてセット収納をする
使い慣れていない食材をいただいた時は、レシピに合わせてセット収納をしておくのも一手です。
食材や調味料のパッケージにレシピが掲載されているものもありますし、材料名を入れればレシピを検索できます。そして、使う食材をセットにして一袋にまとめたり、ケースに入れてレシピ名を記入したりしておきます。食べる予定日を書き込んでおくのもいいでしょう。
例えば、野菜の乾物と魚や肉の缶詰で炊き込みご飯が作れます。その2種をセット収納しておくのです。
使い慣れていない食材をいただいた時は、レシピに合わせてセット収納をしておくのも一手です。
食材や調味料のパッケージにレシピが掲載されているものもありますし、材料名を入れればレシピを検索できます。そして、使う食材をセットにして一袋にまとめたり、ケースに入れてレシピ名を記入したりしておきます。食べる予定日を書き込んでおくのもいいでしょう。
例えば、野菜の乾物と魚や肉の缶詰で炊き込みご飯が作れます。その2種をセット収納しておくのです。
5. 集中して消費する日を作る
それでもなかなか消費できない場合は、集中して消費する日を作ります。例えば友達を呼んでパーティーを催すのはどうでしょう。この場合、なるべく食材を使い切りたいので、普段使いかけのものがあったとしても、未開封のものを開けて丸ごと使い切るという方法がオススメです。
同じように持て余している食材を持ち寄り、メニューを決めるパーティーにするのもいいですね。
食品ロスを家庭で楽しく減らす「サルベージ・パーティ」のすすめ
それでもなかなか消費できない場合は、集中して消費する日を作ります。例えば友達を呼んでパーティーを催すのはどうでしょう。この場合、なるべく食材を使い切りたいので、普段使いかけのものがあったとしても、未開封のものを開けて丸ごと使い切るという方法がオススメです。
同じように持て余している食材を持ち寄り、メニューを決めるパーティーにするのもいいですね。
食品ロスを家庭で楽しく減らす「サルベージ・パーティ」のすすめ
6. 収納の定位置を見直す
パントリーがなかなか片付かない場合は、収納の定位置を見直す必要があるかもしれません。しまったら最後、なかなか使うに至らないということは、そもそも収納が機能していないからです。最初に決めた定位置は、永久に変えてはいけないわけではありません。家の中のものが循環するよう、収納位置や収納方法を替えてみてください。
パントリーがなかなか片付かない場合は、収納の定位置を見直す必要があるかもしれません。しまったら最後、なかなか使うに至らないということは、そもそも収納が機能していないからです。最初に決めた定位置は、永久に変えてはいけないわけではありません。家の中のものが循環するよう、収納位置や収納方法を替えてみてください。
- 左右や高さを変えてみる
- 収納ケースを変えてみる
新しい年は、パントリー収納を見直し、衛生的かつ物を無駄にしないエシカルな暮らしをはじましょう。
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little_bear_kankichi0さん
コメントありがとうございます。アプリの活用素晴らしいですね!
食材の活用は、その時パッと思いついてもつい忘れたりしてしまいますから、こうしてお知らせ機能のあるものにメモしておくのはとても有効ですね。私も使ってみます!
”合理的に消費する”が強すぎると、キッチンワークが楽しくなくなります。そこへ行くと「サルベージパーティ」はイベント感覚で楽しめそうですね!
ran koma
コメントありがとうございます。本当にその通りですね。
日常の中で「〇〇せねばならない」と考えるより、「こうしたらいいかも!」という楽しいアイデアを出しながら暮らせたら……と思います。