寒い季節は、北欧のあったかインテリアを楽しもう
シンプルな印象でありながら、あたたかみを感じさせる北欧インテリア。柔らかなファブリックや照明をプラスしていくと、心地よさが格段にアップした空間が手に入ります。
ブラッキン・ヘザー
2019年12月24日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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シンプルでミニマルをベースに、あたたかみが加わっているのが特徴的な北欧インテリア。機能的でありながら見た目も優しく、心地よさで溢れているところから、今では世界的に人気のあるスタイルです。そんなあったかスタイルの北欧インテリアをつくりあげる時のポイントをご紹介しましょう。
1. ベースはホワイト
冬が長く、日照時間が短い北欧では家の中ではできるだけ明るさを取り入れるために白が基本カラーとして多く使われています。壁や床、窓周りのカーテンやシェードなど、面積の大きな部分にはベースとして白。
そしてグレーや黒をポイント的にアクセントとして取り入れるのがポピュラーなスタイル。モノトーンとは一般的にクールでミニマリストな印象を持ちますが、天然素材や優しい光など、様々な要素をプラスすることで部屋にあたたかみを出すのが北欧インテリアの特徴です。
冬が長く、日照時間が短い北欧では家の中ではできるだけ明るさを取り入れるために白が基本カラーとして多く使われています。壁や床、窓周りのカーテンやシェードなど、面積の大きな部分にはベースとして白。
そしてグレーや黒をポイント的にアクセントとして取り入れるのがポピュラーなスタイル。モノトーンとは一般的にクールでミニマリストな印象を持ちますが、天然素材や優しい光など、様々な要素をプラスすることで部屋にあたたかみを出すのが北欧インテリアの特徴です。
2. アクセントカラーは1色
モノトーンが少し寂しいと思った時には1色アクセントに加えてみましょう。北欧らしい色合いといえば優しいトーンの色。冬であれば淡いピンクなど、暖色を少しだけ加えるだけで、部屋が一気にあたたまったように感じます。
インテリアの専門家を探す
モノトーンが少し寂しいと思った時には1色アクセントに加えてみましょう。北欧らしい色合いといえば優しいトーンの色。冬であれば淡いピンクなど、暖色を少しだけ加えるだけで、部屋が一気にあたたまったように感じます。
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3. 天然素材を活かす
北欧インテリアには木の温もりは欠かせません。無垢の床材はもちろん、温もりのある木の家具が人気あります。家具は白木で仕上げはさらっと触り心地が良く、木の自然な風合いを活かすオイルフィニッシュやソープフィニッシュがもっとも北欧らしく、主流と言えるでしょう。こちらの椅子はデンマークのデザイナー、ハンス J ウェグナーのYチェア。北欧家具の中でも代表的な名作の一つでもあります。
北欧の名作家具Yチェアの楽しみ方
北欧インテリアには木の温もりは欠かせません。無垢の床材はもちろん、温もりのある木の家具が人気あります。家具は白木で仕上げはさらっと触り心地が良く、木の自然な風合いを活かすオイルフィニッシュやソープフィニッシュがもっとも北欧らしく、主流と言えるでしょう。こちらの椅子はデンマークのデザイナー、ハンス J ウェグナーのYチェア。北欧家具の中でも代表的な名作の一つでもあります。
北欧の名作家具Yチェアの楽しみ方
4. ファブリックをレイヤー
シンプルがベースでありながら、家の中で過ごす時間が長い北欧の人々にとって、心地よいコージーさは欠かせません。コージーな雰囲気づくりのポイントは「レイヤー」です。椅子やソファはそのままではなく、クッションやブランケット、スローなどファブリック類を重ねるように置くのが北欧スタイル。色はモノトーンでも様々な素材や柄を組みわせてインテリアに個性を出します。
冬にとくに人気なのがフェイクファー。スローやラグを椅子にかけるだけで体だけではなく、気持ちも温まる素材です。
寒い日に、心も身体もあたためるフェイクファーのある部屋
シンプルがベースでありながら、家の中で過ごす時間が長い北欧の人々にとって、心地よいコージーさは欠かせません。コージーな雰囲気づくりのポイントは「レイヤー」です。椅子やソファはそのままではなく、クッションやブランケット、スローなどファブリック類を重ねるように置くのが北欧スタイル。色はモノトーンでも様々な素材や柄を組みわせてインテリアに個性を出します。
冬にとくに人気なのがフェイクファー。スローやラグを椅子にかけるだけで体だけではなく、気持ちも温まる素材です。
寒い日に、心も身体もあたためるフェイクファーのある部屋
5.モノクロのアート
アートは見て楽しむだけではなく、部屋にぬくもりや心地よさ、表情を作り出すために、重要な役割を果たします。
モノクロの写真やポスター、有機的なモチーフの線画など、シンプルなフレームに入れたアートを飾ってフォーカルポイントをつくりましょう。壁に掛けられない場合でも、大きめのフレームを床置きで壁に立てかけてもカジュアル感が出て素敵です。小さめなものは家具やシェルフに立て掛けてギャラリースペースとして楽しめます。
アートは見て楽しむだけではなく、部屋にぬくもりや心地よさ、表情を作り出すために、重要な役割を果たします。
モノクロの写真やポスター、有機的なモチーフの線画など、シンプルなフレームに入れたアートを飾ってフォーカルポイントをつくりましょう。壁に掛けられない場合でも、大きめのフレームを床置きで壁に立てかけてもカジュアル感が出て素敵です。小さめなものは家具やシェルフに立て掛けてギャラリースペースとして楽しめます。
6.柔らかな照明
冬は日が短い北欧の国々で何よりも大切なのが照明です。でも、ただ部屋を明るくするのではなく、心が温まるような照明の演出で部屋に心地よさを生み出すことを重要としています。メインの照明以外にも、間接照明、キャンドルを使いながら温もりのある優しい、そして陰影がつくりあげる立体感のあるライティングを意識しましょう。
冬は日が短い北欧の国々で何よりも大切なのが照明です。でも、ただ部屋を明るくするのではなく、心が温まるような照明の演出で部屋に心地よさを生み出すことを重要としています。メインの照明以外にも、間接照明、キャンドルを使いながら温もりのある優しい、そして陰影がつくりあげる立体感のあるライティングを意識しましょう。
7.癒しの空間にはキャンドルを
キャンドルは北欧の人の暮らしの中では欠かせないアイテム。部屋の照明をあえて暗めにすることでキャンドルの炎がより美しく見え、気持ちもリラックスさせてくれます。北欧ではごくシンプルな白いキャンドルが一般的で、キャンドルホルダーに拘りながら個性を出してインテリアを楽しみます。
キャンドルは北欧の人の暮らしの中では欠かせないアイテム。部屋の照明をあえて暗めにすることでキャンドルの炎がより美しく見え、気持ちもリラックスさせてくれます。北欧ではごくシンプルな白いキャンドルが一般的で、キャンドルホルダーに拘りながら個性を出してインテリアを楽しみます。
8.インパクトのある照明器具
北欧のインテリアでよく見られるのがシンプルでモダンなペンダントライト。特徴的なデザインのものが多く、ダイニングの空間の中での重要なアクセントにもなります。調光ができればシチュエーションによって明かりの演出も調整可能です。
名作照明「PHシリーズ」のタイムレスな魅力
北欧のインテリアでよく見られるのがシンプルでモダンなペンダントライト。特徴的なデザインのものが多く、ダイニングの空間の中での重要なアクセントにもなります。調光ができればシチュエーションによって明かりの演出も調整可能です。
名作照明「PHシリーズ」のタイムレスな魅力
9.自然を取り入れる
北欧スタイルのインテリアは自然の要素を大切にしています。ぜひ植物を取り入れてみてください。色が少ない分、鮮やかなグリーンが部屋全体を生き生きとさせてくれ、気持ちが癒されるような雰囲気が作れます。
インパクトのある大きなグリーンを1つ、または小さめのものをまとめてフォーカルポイントとして飾っても、部屋の雰囲気がガラリと変わります。鉢植の他、枝もの、季節の花を大きめの花瓶に生けてテーブルのセンターピース、または床に置くスタイルもよく見かけます。
プロに聞く!観葉植物でおしゃれなインテリアを作る方法
北欧スタイルのインテリアは自然の要素を大切にしています。ぜひ植物を取り入れてみてください。色が少ない分、鮮やかなグリーンが部屋全体を生き生きとさせてくれ、気持ちが癒されるような雰囲気が作れます。
インパクトのある大きなグリーンを1つ、または小さめのものをまとめてフォーカルポイントとして飾っても、部屋の雰囲気がガラリと変わります。鉢植の他、枝もの、季節の花を大きめの花瓶に生けてテーブルのセンターピース、または床に置くスタイルもよく見かけます。
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10.やっぱり欲しい、北欧の名作家具
北欧家具の特徴はそのシンプルで機能的なデザイン。どんなインテリアにもなじみやすく、使いやすさでも人気あります。
椅子、または照明器具など、1点だけ取り入れるだけでも北欧らしさがぐんとアップします。暖炉の前に置いてあるチェアはデンマークのアルネ・ヤコブソンの「エッグチェア」。ゆったりと座りながら、体を包み込むような優しいフォルムで人気ある名作家具です。寒い冬には、こんな椅子に丸く包まって読書をしたり、暖炉やキャンドルの炎を見つめながら過ごしたくなります。
日本のコンパクトな住宅におすすめの名作家具
北欧家具の特徴はそのシンプルで機能的なデザイン。どんなインテリアにもなじみやすく、使いやすさでも人気あります。
椅子、または照明器具など、1点だけ取り入れるだけでも北欧らしさがぐんとアップします。暖炉の前に置いてあるチェアはデンマークのアルネ・ヤコブソンの「エッグチェア」。ゆったりと座りながら、体を包み込むような優しいフォルムで人気ある名作家具です。寒い冬には、こんな椅子に丸く包まって読書をしたり、暖炉やキャンドルの炎を見つめながら過ごしたくなります。
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