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画面をみる時間を減らすための10のヒント
デバイスのプラグを抜いて、自分を画面の前から引き離してみませんか?アナログな時間をつくるための、住まいのアイデアをご紹介します。
Julia Fairley
2019年10月26日
画面を見ない時間をつくる方法についてオンラインで読むなんて、皮肉な話です。でもこの記事を声に出して読み上げてくれる人がいない限り、あなたは手の中にある、またはデスクに設置されたスクリーンを覗き込んでいる数百万人のうちのひとりでしょう。
街中で目にする電子掲示板などの画面を制限することはできないとしても、家の中では画面の使用を減らすことができると、専門家はいいます。あなたもさっそく実践してみませんか?
街中で目にする電子掲示板などの画面を制限することはできないとしても、家の中では画面の使用を減らすことができると、専門家はいいます。あなたもさっそく実践してみませんか?
アップル社の元幹部であり、iPodとiPhoneの開発に携わったトニー・ファデルは、2018年に発行されたニューヨーク・タイムズの記事で次のように認めています。「これらのデバイスは、信じられないほど依存性の高いものになりかねません」
フェイスブックの初期投資家であるショーン・パーカーは、2017年に行われたアクシオスのインタビューで、ソーシャルメディアネットワークは「文字どおり、社会との関係、人と人との関係を変えるものです。(中略)おそらく、奇妙なかたちで生産性を阻害することになるでしょう。子どもたちの脳にどのような影響を及ぼすのかは、神のみぞ知るところです」と認めました。
そして初期のスマートフォンである“BlackBerry”は、意図的に依存性を高めたことから“CrackBerry(コカインベリー)”というあだ名をつけられ、多くの人々がデジタル・デトックスを叫ぶきっかけとなったのです。
五感をはたらかせて、心穏やかな時間を取り戻そう
フェイスブックの初期投資家であるショーン・パーカーは、2017年に行われたアクシオスのインタビューで、ソーシャルメディアネットワークは「文字どおり、社会との関係、人と人との関係を変えるものです。(中略)おそらく、奇妙なかたちで生産性を阻害することになるでしょう。子どもたちの脳にどのような影響を及ぼすのかは、神のみぞ知るところです」と認めました。
そして初期のスマートフォンである“BlackBerry”は、意図的に依存性を高めたことから“CrackBerry(コカインベリー)”というあだ名をつけられ、多くの人々がデジタル・デトックスを叫ぶきっかけとなったのです。
五感をはたらかせて、心穏やかな時間を取り戻そう
スマートフォンなどのデバイスはその性質から、“それを使いたい”という強い衝動を引き起こします。そうした衝動は、家庭用の集中コントローラーや、駅で列車の到着を知らせるスクリーンなどのように、限られた用途の画面が引き起こすものよりずっと高いのです。
子供とテクノロジーの付き合い方について調べている米国のNPOであるコモンセンスメディアが2016年に行った調査では、10代の50%と保護者の27%がモバイル機器への依存を感じていると答えました。また、同調査では10代の78%と保護者の69%が、少なくとも1時間に1回はデバイスをチェックしていると報告されています。
子供とテクノロジーの付き合い方について調べている米国のNPOであるコモンセンスメディアが2016年に行った調査では、10代の50%と保護者の27%がモバイル機器への依存を感じていると答えました。また、同調査では10代の78%と保護者の69%が、少なくとも1時間に1回はデバイスをチェックしていると報告されています。
オーストラリアの家族研究機関が2011年に行った長期的な調査によれば、2011年当時ですら、4~5歳の子どもが画面を見ている時間は平日でおよそ2.2時間、12~13歳では平日に3.3時間にものぼるということがわかりました。
こうした数字は週末になると増加し、時には読書、運動、家族との会話全般に費やす時間を食いつぶすことも。さらに、それからの数年間で、1日に画面を見て過ごす時間は増加していると専門家は予測します。
もしあなたが仮想世界で失われた時間の一部を取り戻し、再び現実世界で過ごしたいと思うなら、これからご紹介する10のヒントが役に立つかもしれませんよ。
こうした数字は週末になると増加し、時には読書、運動、家族との会話全般に費やす時間を食いつぶすことも。さらに、それからの数年間で、1日に画面を見て過ごす時間は増加していると専門家は予測します。
もしあなたが仮想世界で失われた時間の一部を取り戻し、再び現実世界で過ごしたいと思うなら、これからご紹介する10のヒントが役に立つかもしれませんよ。
1. 家庭にある画面とテレビの数を制限する
筆者自身も、ソファでネットフリックス観る楽しみを人並みに知っています。でも、画面を見る時間を真剣に減らそうと思ったら、まずは家庭にあるスクリーンの数を減らす、もしくは家の中にデジタル機器を排除した部屋をつくることから始めてみるのがいいでしょう。
家族調査機関の研究では、テレビの台数が多い家庭のほうが視聴時間も長くなることがわかっています。ですから今こそ、2台目のテレビを考え直す、あるいはキッチンにデバイスが本当に必要かどうかを考えるときなのでしょう。テレビを隠すだけでも役に立つかもしれません。視界に入らなければ気にならない、という可能性が少しだけ高くなるはずですから。
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筆者自身も、ソファでネットフリックス観る楽しみを人並みに知っています。でも、画面を見る時間を真剣に減らそうと思ったら、まずは家庭にあるスクリーンの数を減らす、もしくは家の中にデジタル機器を排除した部屋をつくることから始めてみるのがいいでしょう。
家族調査機関の研究では、テレビの台数が多い家庭のほうが視聴時間も長くなることがわかっています。ですから今こそ、2台目のテレビを考え直す、あるいはキッチンにデバイスが本当に必要かどうかを考えるときなのでしょう。テレビを隠すだけでも役に立つかもしれません。視界に入らなければ気にならない、という可能性が少しだけ高くなるはずですから。
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2. スマートテクノロジーを利用する
スマートスピーカーや新しいバーチャルホームアシスタントは、インターネット慎重派、プライバシー保護主義者、あるいはテクノロジー弱者のためのものではありませんが、実際、こうした新種の“アシスタント”は、導入時からプライバシーや会話の所有権、特にデータの保存方法や利用方法に関するトラブルの可能性をはらんでいます。
その一方で、過剰に画面を見続ける時間も同じようなトラブルを引き起こしてきました。ですからもしあなたが、BGMを選んだり、お天気をチェックしたり、ニュースの見出しに目を通したり…としているうちに延々と画面に張り付いてしまっていると感じるなら、画面の要らないスマートスピーカーが、あなたの代わりにそうしたタスクを担ってくれるはず。あなたは声に出してお願いするだけでいいのです。
スマートスピーカーや新しいバーチャルホームアシスタントは、インターネット慎重派、プライバシー保護主義者、あるいはテクノロジー弱者のためのものではありませんが、実際、こうした新種の“アシスタント”は、導入時からプライバシーや会話の所有権、特にデータの保存方法や利用方法に関するトラブルの可能性をはらんでいます。
その一方で、過剰に画面を見続ける時間も同じようなトラブルを引き起こしてきました。ですからもしあなたが、BGMを選んだり、お天気をチェックしたり、ニュースの見出しに目を通したり…としているうちに延々と画面に張り付いてしまっていると感じるなら、画面の要らないスマートスピーカーが、あなたの代わりにそうしたタスクを担ってくれるはず。あなたは声に出してお願いするだけでいいのです。
テクノロジーに精通しているのであれば、デジタルカレンダーとバーチャルホームアシスタントを連動し、シンプルな音声リクエストでスケジュールやToDoリストに予定やリマインダーを書き込むことも可能。そのすべてが画面を見ずに行えます。もちろん、従来のようにペンと壁掛けカレンダーを使えば、画面を見ずに同じことができるのですが…。
バーチャルアシスタントは、テックフリーな時間をもたらしてくれるものではありませんが、小さな画面への依存から、あなたを解放してくれるのに一役買うかもしれません。
バーチャルアシスタントは、テックフリーな時間をもたらしてくれるものではありませんが、小さな画面への依存から、あなたを解放してくれるのに一役買うかもしれません。
3. デバイスとあなた自身を同時に充電する
スマートフォンやデバイスが充電切れになったとき、しかもそれが重要なタスクの最中に起きることでどれだけ腹立たしい気持ちになるか、私たちは知っています。でも、携帯電話を充電するのにかかる時間のうち、イライラする最初の数分間を利用して、代わりに画面を見ない時間を手に入れることはできないものでしょうか?
デジタル機器をすっきりと片付ける8つの方法
スマートフォンやデバイスが充電切れになったとき、しかもそれが重要なタスクの最中に起きることでどれだけ腹立たしい気持ちになるか、私たちは知っています。でも、携帯電話を充電するのにかかる時間のうち、イライラする最初の数分間を利用して、代わりに画面を見ない時間を手に入れることはできないものでしょうか?
デジタル機器をすっきりと片付ける8つの方法
一番いいのは、そもそも携帯電話やデバイスの充電がなくなってしまうのを避けるために、夜になったら“充電時間”を設けて、家族の協力のもと一定時間はそれぞれが愛するデバイスを手放し、別の部屋で充電すること。
多くの家庭において、携帯電話、タブレット、コンピューターを引き出しや戸棚にしまい、テックフリーな時間を持つことは推奨されています。反抗的なティーンエイジャーへの対策として、引き出しに鍵をかける場合もあるかもしれませんが……。夕食の間に実践すれば、昔のように会話を楽しむ時間を追体験できるかもしれません。
覚えておいてほしいのは、携帯電話が充電中だからとソファに寝そべり、お気に入りのテレビ番組を観てしまえば、せっかくの“充電時間”も画面を見ていない時間にはならないということです。
多くの家庭において、携帯電話、タブレット、コンピューターを引き出しや戸棚にしまい、テックフリーな時間を持つことは推奨されています。反抗的なティーンエイジャーへの対策として、引き出しに鍵をかける場合もあるかもしれませんが……。夕食の間に実践すれば、昔のように会話を楽しむ時間を追体験できるかもしれません。
覚えておいてほしいのは、携帯電話が充電中だからとソファに寝そべり、お気に入りのテレビ番組を観てしまえば、せっかくの“充電時間”も画面を見ていない時間にはならないということです。
4. 画面を見ない日や時間をつくる
1日のうち1時間以上、画面を見ない時間を捻出してもいいと思っているのなら、家庭で特定のデバイスの使用を禁止する日や時間を設けてみましょう。平日にきっぱり断ち切ることを選び、その代わり週末はテレビを観る時間を持つことにしたり、または毎晩30分だけはニュースを見る時間を確保する必要があるのなら、その後に使うアプリや画面、スマートフォンを禁止してもいいでしょう。
ヒント:現在、あなたが画面を見ている時間はどのくらいなのか知りたくありませんか?ほとんどのスマートフォンやタブレットには、使用時間を表示する機能があります。
1日のうち1時間以上、画面を見ない時間を捻出してもいいと思っているのなら、家庭で特定のデバイスの使用を禁止する日や時間を設けてみましょう。平日にきっぱり断ち切ることを選び、その代わり週末はテレビを観る時間を持つことにしたり、または毎晩30分だけはニュースを見る時間を確保する必要があるのなら、その後に使うアプリや画面、スマートフォンを禁止してもいいでしょう。
ヒント:現在、あなたが画面を見ている時間はどのくらいなのか知りたくありませんか?ほとんどのスマートフォンやタブレットには、使用時間を表示する機能があります。
5. 寝室はデバイスを置かない空間にする
寝る前に画面を見ていて叱られたという経験は誰にでもあるでしょう。多くの研究が、就寝前に画面を見ることが睡眠を妨げると結論付けていますし、ベッドにデバイスを持ち込むことで、パートナーとの親密さを制限し、関係を損なう可能性があると指摘する心理学者も多くいます。
ですから、寝室にテレビを設置する前に、あるいは携帯電話をベッド脇に置いて寝る癖がつく前に、デバイスが心地よく休める場所が別の部屋にないか探してみましょう。寝室以外の部屋にスクリーンフリーな場所をつくっている家庭もあります。多くの家庭では、ダイニングルームがスクリーンフリーゾーンになっていますし、リビングルームをそうした場所に選んでいる家庭もあります。信念に忠実な人の中には、いっそテレビをゴミとして家の外に出してしまった家族もいるほどです。
寝る前に画面を見ていて叱られたという経験は誰にでもあるでしょう。多くの研究が、就寝前に画面を見ることが睡眠を妨げると結論付けていますし、ベッドにデバイスを持ち込むことで、パートナーとの親密さを制限し、関係を損なう可能性があると指摘する心理学者も多くいます。
ですから、寝室にテレビを設置する前に、あるいは携帯電話をベッド脇に置いて寝る癖がつく前に、デバイスが心地よく休める場所が別の部屋にないか探してみましょう。寝室以外の部屋にスクリーンフリーな場所をつくっている家庭もあります。多くの家庭では、ダイニングルームがスクリーンフリーゾーンになっていますし、リビングルームをそうした場所に選んでいる家庭もあります。信念に忠実な人の中には、いっそテレビをゴミとして家の外に出してしまった家族もいるほどです。
6. インターネット無効デバイスを利用してみる
“充電時間”や“スクリーンを見ない日”なのに、その小さな画面の誘惑に逆らえず、手放すことができないということもあるかもしれません。すでにスクリーンの使用に依存してしまっているのなら、より過激な対策が必要です。
自宅のWi-Fiにアクセスできなくする、または、指定したウェブサイトやSNSへのアクセスを任意の時間にブロックするソフトウェアやアプリ、もしくはインターネット無効デバイスを利用してみましょう。これは保護者による制限に似ていますが、子どもだけではなく家族全員に対して、さらにはデバイスに対して機能します。
ヒント:「毎晩決まった時間にインターネットに接続できなくなるなんて耐えられない!」というあなたは、自分で思っている以上にインターネットから隔離される必要があるのかもしれませんよ……。
“充電時間”や“スクリーンを見ない日”なのに、その小さな画面の誘惑に逆らえず、手放すことができないということもあるかもしれません。すでにスクリーンの使用に依存してしまっているのなら、より過激な対策が必要です。
自宅のWi-Fiにアクセスできなくする、または、指定したウェブサイトやSNSへのアクセスを任意の時間にブロックするソフトウェアやアプリ、もしくはインターネット無効デバイスを利用してみましょう。これは保護者による制限に似ていますが、子どもだけではなく家族全員に対して、さらにはデバイスに対して機能します。
ヒント:「毎晩決まった時間にインターネットに接続できなくなるなんて耐えられない!」というあなたは、自分で思っている以上にインターネットから隔離される必要があるのかもしれませんよ……。
7. 古い習慣を守る
スマートフォンが提示する大量の選択肢のおかげで簡単に気が散ってしまうという人、何かしようとして手にとったのに、気づけばそれとは無関係にネットサーフィンをしてしまうという人、手を挙げて!もしもあなたが、膨れ上がる罪悪感とともに手を高々と挙げているのなら、まずは自分に甘くなりましょう。そもそもこうした小さな画面は、ユーザーが依存してしまうようにできているのです。
レトロ消費者のブームは、よりシンプルなテクノロジーの時代に戻ることを選びつつあります。先週、スマートフォンを使って一度も母親に電話をかけなかったのに、ネットサーフィンやメールに明け暮れ、1日に何度もメールチェックをしていたというのなら、いっそ古い習慣に立ち返って、自宅の固定電話を使用してみたほうがいいかもしれません。
スマートフォンが提示する大量の選択肢のおかげで簡単に気が散ってしまうという人、何かしようとして手にとったのに、気づけばそれとは無関係にネットサーフィンをしてしまうという人、手を挙げて!もしもあなたが、膨れ上がる罪悪感とともに手を高々と挙げているのなら、まずは自分に甘くなりましょう。そもそもこうした小さな画面は、ユーザーが依存してしまうようにできているのです。
レトロ消費者のブームは、よりシンプルなテクノロジーの時代に戻ることを選びつつあります。先週、スマートフォンを使って一度も母親に電話をかけなかったのに、ネットサーフィンやメールに明け暮れ、1日に何度もメールチェックをしていたというのなら、いっそ古い習慣に立ち返って、自宅の固定電話を使用してみたほうがいいかもしれません。
8. タブレットを本に、画面を新聞に交換する
Kindleに電子書籍をダウンロードしたり、最新ニュースをiPad上で読んだりするのが好きなのか、それともその祖先である本や新聞のページをめくるほうが好きなのかは、すべて個人の好みの問題。今やニュースの大部分はデジタルプラットフォームを介して消費されていて、印刷された新聞よりもオンラインニュースのほうが最新であることは否定できません。
たとえそうであっても、コーヒーと週末版の新聞を手に、背もたれを倒して横になるほうが、画面の前で背中を丸めているよりもずっと寛いでいる感じがしませんか?時事問題を深く掘り下げることに貪欲ならば、世界中の優れた週刊誌や月刊誌を自宅に配達してもらうことだってできます。
Kindleに電子書籍をダウンロードしたり、最新ニュースをiPad上で読んだりするのが好きなのか、それともその祖先である本や新聞のページをめくるほうが好きなのかは、すべて個人の好みの問題。今やニュースの大部分はデジタルプラットフォームを介して消費されていて、印刷された新聞よりもオンラインニュースのほうが最新であることは否定できません。
たとえそうであっても、コーヒーと週末版の新聞を手に、背もたれを倒して横になるほうが、画面の前で背中を丸めているよりもずっと寛いでいる感じがしませんか?時事問題を深く掘り下げることに貪欲ならば、世界中の優れた週刊誌や月刊誌を自宅に配達してもらうことだってできます。
お金や貴重な本棚のスペースを節約するために、画面上で小説を読んで過ごす多くの人は、古本屋ならわずか数百円で本が手に入ることや、図書館から無料で本が借りられることを忘れてしまっているのではないでしょうか。さらに、本棚がいっぱいになるのを防ぐためにタブレットで読書をしているのであれば、読み終わった本は誰かに譲ることもできるのだと覚えておきましょう。活字媒体のせいで、必ずしも部屋が片付かないとか場所をとる、ということはないはずです。
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9. 時計の針を戻す
仮想世界は現実世界を描写したものであり、スマートフォンなどのデバイスで使用する多くのアプリは、それ以前のテクノロジーからインスパイアされたものである、ということを心に留めておくのは大切です。
目覚まし時計は、iPhoneのアラーム機能とまったく同じようにあなたを起こしてくれますし、古いステレオでも音楽を流すことはできるのです。手書きの手紙は、メールを打つのと容易さにおいてはほぼ同じですが、今となってはペンで書かれた文書の希少性から、より多くの意味合いを持つものになっています。
電子機器は、まるで優れた小さな生き物のように、たくさんのタスクを実行することができます。でも、それだけが特定の成果を達成できるわけではないのです。
仮想世界は現実世界を描写したものであり、スマートフォンなどのデバイスで使用する多くのアプリは、それ以前のテクノロジーからインスパイアされたものである、ということを心に留めておくのは大切です。
目覚まし時計は、iPhoneのアラーム機能とまったく同じようにあなたを起こしてくれますし、古いステレオでも音楽を流すことはできるのです。手書きの手紙は、メールを打つのと容易さにおいてはほぼ同じですが、今となってはペンで書かれた文書の希少性から、より多くの意味合いを持つものになっています。
電子機器は、まるで優れた小さな生き物のように、たくさんのタスクを実行することができます。でも、それだけが特定の成果を達成できるわけではないのです。
10. 夢中になれる何かを探す
依存症を断ち切れた人に成功法を聞いてみれば、多くの人は“別のものへの依存に置き換えるだけだ”と冗談交じりに答えるでしょう。無意識のうちに画面のほうへ引き寄せられる習慣を断ち切る場合も同じことです。
手が勝手にスマートフォンやデバイスへ伸びてしまうというときには、あなたが魅力的だと感じ、スマートフォンの代わりにあなたの注意を引いてくれるほかの何かを探してみましょう。
依存症を断ち切れた人に成功法を聞いてみれば、多くの人は“別のものへの依存に置き換えるだけだ”と冗談交じりに答えるでしょう。無意識のうちに画面のほうへ引き寄せられる習慣を断ち切る場合も同じことです。
手が勝手にスマートフォンやデバイスへ伸びてしまうというときには、あなたが魅力的だと感じ、スマートフォンの代わりにあなたの注意を引いてくれるほかの何かを探してみましょう。
写真に興味があるのなら、古い一眼レフカメラだったり、近くに置かれたフォトアルバムが注意を引いてくれるかもしれません。あるいは、自分のためにお茶を淹れたり、庭の水やりをしたり、ボードゲームを引っ張り出してきたり、お菓子作りをしたり、本に手を伸ばしてみたりするのが効果的なこともあるでしょう。
自分の気をそらすために何を使ったとしても、そして10分もしないうちにまたスクリーンの前に戻ってしまったとしても、がっかりすることはありません。現代のデジタル社会において、10分も画面を見ずに過ごせたことこそが表彰に値するのですから。
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自分の気をそらすために何を使ったとしても、そして10分もしないうちにまたスクリーンの前に戻ってしまったとしても、がっかりすることはありません。現代のデジタル社会において、10分も画面を見ずに過ごせたことこそが表彰に値するのですから。
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