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狭いリビングを広く見せるアイデア
コンパクトなリビングを広く見せるには?ゆとりを感じさせる視線のトリック、効果的な光や色の使い方をインテリアデザインのプロがご紹介します。
tidgboutique
2019年8月3日
自宅のリビングについて、「倍の広さがあればよかったのにな」と思ったことはありませんか? わざわざ壁を取り壊さなくても、空間の色・インテリア・窓まわりなどをほんの少し変えるだけで、リビングを広く見せることができますよ。
1.明るいカラーをたっぷり使う
「壁の色を白やライトグレー、ベージュなどの明るい色にすることで、部屋の中が広く見える」というのを聞いたことがありませんか? 実は、壁以外のインテリアも明るい色にすることで、その効果をより発揮させることができるんです。
こちらのリビングには、ラグやソファ、テレビ台、コーヒーテーブルなどに白が使われています。このように、明るい色のインテリアを組み合わせることで、シームレスで風通しのいい空間を生み出すことができます。
「壁の色を白やライトグレー、ベージュなどの明るい色にすることで、部屋の中が広く見える」というのを聞いたことがありませんか? 実は、壁以外のインテリアも明るい色にすることで、その効果をより発揮させることができるんです。
こちらのリビングには、ラグやソファ、テレビ台、コーヒーテーブルなどに白が使われています。このように、明るい色のインテリアを組み合わせることで、シームレスで風通しのいい空間を生み出すことができます。
インテリアを明るい色で統一すると、汚れが目立ちそうで心配ですよね。でも、取り外しのできるソファカバーや、洗濯可能な素材で作られたラグなどを選べば、お部屋を綺麗に保つのも難しくはありません。
一般的に、メインとなる家具は壁と似た色を選ぶことで空間に統一感を生み出すといわれていますが、すべてのインテリアを同じ色にしなくても、この効果を実感することはできます。
一般的に、メインとなる家具は壁と似た色を選ぶことで空間に統一感を生み出すといわれていますが、すべてのインテリアを同じ色にしなくても、この効果を実感することはできます。
「白いソファは汚れが目立つから…」と、ソファには暗い色を選ぶ方が多いのではないでしょうか。実は、ソファにはグレーが最適!中間色のグレーは、髪の毛や糸くずなど、明るい色の汚れも暗い色の汚れも隠してくれる絶妙なカラーなんです。
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2. 印象的な黒を取り入れる
明るいカラーをたくさん使っているから、暗い色を取り入れてはいけないわけではありません。むしろ、部屋の中に黒をほんの少し取り入れることで、空間に明確なコントラストを生み出し、視線の集中するポイントをつくりだせます。
特に、黒の見せ方が絶妙なモノクロカラーの柄は、空間を華やかに演出してくれますよ。モノクロ写真やモノクロのアートなどもおすすめです。
空間にコントラストを加えることで、前に出て見えるものと遠くにあるように見えるものを作りだし、奥行の相互作用が生まれます。これにより、部屋を実際よりも広く見せることができるんです。
明るいカラーをたくさん使っているから、暗い色を取り入れてはいけないわけではありません。むしろ、部屋の中に黒をほんの少し取り入れることで、空間に明確なコントラストを生み出し、視線の集中するポイントをつくりだせます。
特に、黒の見せ方が絶妙なモノクロカラーの柄は、空間を華やかに演出してくれますよ。モノクロ写真やモノクロのアートなどもおすすめです。
空間にコントラストを加えることで、前に出て見えるものと遠くにあるように見えるものを作りだし、奥行の相互作用が生まれます。これにより、部屋を実際よりも広く見せることができるんです。
3.フィーチャーウォールを重ねる
壁の一面のみ色を変えたり、柄を加えたりする「フィーチャーウォール」。思わず目を引くフィーチャーウォールを取り入れたいなら、窓のある壁を使い、カーテンの後ろにも印象的なデザインを重ねてみては?
こちらの部屋の壁紙は、シンプルな白のドレープカーテンに隠れているため、実際よりも奥にあるように見えます。部屋に奥行きがあるように見せるだけでなく、壁紙が目立ちすぎないようにする効果もあります。
壁の一面のみ色を変えたり、柄を加えたりする「フィーチャーウォール」。思わず目を引くフィーチャーウォールを取り入れたいなら、窓のある壁を使い、カーテンの後ろにも印象的なデザインを重ねてみては?
こちらの部屋の壁紙は、シンプルな白のドレープカーテンに隠れているため、実際よりも奥にあるように見えます。部屋に奥行きがあるように見せるだけでなく、壁紙が目立ちすぎないようにする効果もあります。
4.ソフトなシアーカーテンを使う
プライバシーの心配がなければ、リビングの窓をシアーカーテンにしてみるのもおすすめ。視界を完全に遮らないカーテンなら、窓の向こうの景色もぼんやりと見えるため、カーテンを閉めていても部屋に閉塞感を与えません。
プライバシーの心配がなければ、リビングの窓をシアーカーテンにしてみるのもおすすめ。視界を完全に遮らないカーテンなら、窓の向こうの景色もぼんやりと見えるため、カーテンを閉めていても部屋に閉塞感を与えません。
時と場合によってプライバシーも確保したい、外からの光を遮断したい、という人は、不透明なカーテンの後ろにシアーカーテンを重ねてみましょう。2つのカーテンを同系色にすることでまとまりが生まれ、部屋を大きくすっきりと見せることができますよ。
5.窓には何もつけない
プライバシーの心配がないのなら、思い切ってカーテンを取り外してみましょう。カーテンの分のスペースが広がるだけでなく、窓に何もつけないことで、部屋の切れ目となる要素を取り除けます。また、窓の外の景色が完全に見えるため、視線を外側へと向かわせる効果も期待できます。
プライバシーの心配がないのなら、思い切ってカーテンを取り外してみましょう。カーテンの分のスペースが広がるだけでなく、窓に何もつけないことで、部屋の切れ目となる要素を取り除けます。また、窓の外の景色が完全に見えるため、視線を外側へと向かわせる効果も期待できます。
6.照明をたくさん取り入れる
自然光は部屋の奥まで入ることで全体を広く見せてくれますが、人工的な光にも同じ効果があります。
日中は光源を多くすることで広くて明るい空間を生み出し、夜には光を減らして居心地のよい明るさにしましょう。フロアランプやテーブルランプ、ペンダントライト、スポットライト、ウォールランプなど、少なくとも3種類の照明器具を使用すると効果的です。調光機能付きのものだとより使いやすいですよ。
自然光は部屋の奥まで入ることで全体を広く見せてくれますが、人工的な光にも同じ効果があります。
日中は光源を多くすることで広くて明るい空間を生み出し、夜には光を減らして居心地のよい明るさにしましょう。フロアランプやテーブルランプ、ペンダントライト、スポットライト、ウォールランプなど、少なくとも3種類の照明器具を使用すると効果的です。調光機能付きのものだとより使いやすいですよ。
7.視線を集めるトリックを利用する
部屋に奥行きを持たせるには、部屋の外に視線を集めるのが効果的。こちらの写真のリビングにはフィーチャーウォールはありませんが、隣の寝室にある賑やかな壁紙に、つい視線が吸い寄せられてしまいます。リビングから見える場所にフィーチャーウォールを配置することで、閉塞感を和らげることができますよ。
部屋に奥行きを持たせるには、部屋の外に視線を集めるのが効果的。こちらの写真のリビングにはフィーチャーウォールはありませんが、隣の寝室にある賑やかな壁紙に、つい視線が吸い寄せられてしまいます。リビングから見える場所にフィーチャーウォールを配置することで、閉塞感を和らげることができますよ。
8.大判のラグを敷く
開放的なリビングで、座ってくつろげる場所を明確にするなど、周囲と切り離したスペースを作るのにラグは最適。でもコンパクトなリビングを広く見せたいなら、スペースを切り離さず、床が奥まで続いているように見せることが大切です。
部屋の隅まで覆うような大判のラグを敷くと、いろいろな方向に視線を分散させられるため、空間を広く感じさせることができます。
リビングのラグの実例をみる
開放的なリビングで、座ってくつろげる場所を明確にするなど、周囲と切り離したスペースを作るのにラグは最適。でもコンパクトなリビングを広く見せたいなら、スペースを切り離さず、床が奥まで続いているように見せることが大切です。
部屋の隅まで覆うような大判のラグを敷くと、いろいろな方向に視線を分散させられるため、空間を広く感じさせることができます。
リビングのラグの実例をみる
9.大きな鏡を活用する
鏡を効果的に配置すると、部屋が広くなったような錯覚を起こすことができます。特に、ドアや窓ほどの大きな鏡は効果大。姿見や大型のウォールミラー、広い範囲に貼られたミラータイルを利用すれば、部屋が倍の広さになったように見せることができますよ。
鏡を効果的に配置すると、部屋が広くなったような錯覚を起こすことができます。特に、ドアや窓ほどの大きな鏡は効果大。姿見や大型のウォールミラー、広い範囲に貼られたミラータイルを利用すれば、部屋が倍の広さになったように見せることができますよ。
10.存在感のないテーブルを使う
家具を減らして空間を広くしようとしても、最低限必要なインテリアを考えると限界があります。必要な家具がなくなり、リビングが過ごしにくい場所になっては意味がないですよね。
空間を広く見せる手段として最適なのが、コーヒーテーブルを変えること。脚の長いテーブルを使えばリビングを広々と見せることができ、足を伸ばせるスペースが増えることで「部屋が広くなった」と実感することもできます。
家具を減らして空間を広くしようとしても、最低限必要なインテリアを考えると限界があります。必要な家具がなくなり、リビングが過ごしにくい場所になっては意味がないですよね。
空間を広く見せる手段として最適なのが、コーヒーテーブルを変えること。脚の長いテーブルを使えばリビングを広々と見せることができ、足を伸ばせるスペースが増えることで「部屋が広くなった」と実感することもできます。
このトリックは、コーヒーテーブル以外のインテリアでも使うことができます。ソファやチェア、サイドテーブルも、脚が長く圧迫感のないシルエットのものを選べば、視線が遠くまで届くようになります。
11.コーヒーテーブルをなくす
「とことん広く見せたい!」と思うなら、飲み物などはサイドテーブルや壁付けの棚に置くようにし、思い切ってコーヒーテーブルをなくしてみては?ソファやチェアの前に置かれていたテーブルをなくすことで、リビングは格段に広くなりますよ。
「とことん広く見せたい!」と思うなら、飲み物などはサイドテーブルや壁付けの棚に置くようにし、思い切ってコーヒーテーブルをなくしてみては?ソファやチェアの前に置かれていたテーブルをなくすことで、リビングは格段に広くなりますよ。
12.オープンシェルフを使う
最小限のインテリアのみでミニマルに暮らしたいと思っても、どうしても収納スペースが必要になることはあります。
インテリアとしても楽しめるアイテムを収納するなら、側面が囲われていないオープンシェルフを利用してみては? 棚やチェストを置くよりもスペースを有効的に使うことができ、圧迫感も与えません。
最小限のインテリアのみでミニマルに暮らしたいと思っても、どうしても収納スペースが必要になることはあります。
インテリアとしても楽しめるアイテムを収納するなら、側面が囲われていないオープンシェルフを利用してみては? 棚やチェストを置くよりもスペースを有効的に使うことができ、圧迫感も与えません。
ベンチにもなるキャビネットやチェストは、収納としてもリラックススペースとしても役立ちます。ただし、体重をかけても壊れない、丈夫なものを選ぶように注意しましょう。
13.視線を分散させる
思い切って、リビングに個性的なアイテムを加えてみませんか? 視線を集めるものが何もなかったり、1点にのみ集中させるよりも、印象的なアイテムを各所に置くことで視線が分散され、狭さを感じさせなくなりますよ。
おしゃれなリビングの写真をみる
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思い切って、リビングに個性的なアイテムを加えてみませんか? 視線を集めるものが何もなかったり、1点にのみ集中させるよりも、印象的なアイテムを各所に置くことで視線が分散され、狭さを感じさせなくなりますよ。
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