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器を楽しむための選び方と収納術
器を購入するときや収納するときのポイント、そしてインテリアとのバランスなど使いやすく素敵に器を収納する方法を専門家が解説します。

Masako Uehara
2019年6月19日
キッチン、ダイニング、リビングなどの生活空間をトータルプロデュースしています。
生活にちょっとした幸せを届けられるようなサポーターを目指してます。
使いやすいキッチンや落ち着けるダイニング作りのお手伝いから、楽しい食事やテーブルコーディネートのアイデアをご提案します。キッチン整理の際の、まだ使えるあまり食材を、持ち寄ってみんなで作って食べるといったサルベージ・パーティの企画開催も行っています。
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大好きな作家やヴィンテージもの……ついつい増えてしまいがちなのが器です。いくら好きでも、使いきれていなかったり、統一感なくバラバラにしまっていたりではもったいない。上手に食器を収納して器をもっと楽しみましょう。
器の枚数と選び方
気に入った器を見つけて誰もが迷うのは、同じものを何枚購入するかです。大抵は家族の人数分と考えがちですが、我が家のように家族5人ともなるとかなりの数に。
気に入った器を見つけて誰もが迷うのは、同じものを何枚購入するかです。大抵は家族の人数分と考えがちですが、我が家のように家族5人ともなるとかなりの数に。
まずはシンプルな白から
人数が多く収納が限られるなら、大・中・小の基本的な皿のみを揃え、形はシンプルで色は白系に。白いお皿はどんな食事にもマッチしてくれます。
人数が多く収納が限られるなら、大・中・小の基本的な皿のみを揃え、形はシンプルで色は白系に。白いお皿はどんな食事にもマッチしてくれます。
布で変化を
ただ白いお皿は味気ないという声が多いのも事実。そんなときは、クロスやテーブルナプキンで変化をつけましょう。色や柄をプラスすれば白いお皿の雰囲気も変わります。例えば、こちらは、ブルーのクロスで爽やかな印象に。
ただ白いお皿は味気ないという声が多いのも事実。そんなときは、クロスやテーブルナプキンで変化をつけましょう。色や柄をプラスすれば白いお皿の雰囲気も変わります。例えば、こちらは、ブルーのクロスで爽やかな印象に。
レースの効いたクロスをコーディネートすれば柔らかな印象に。
買い足すなら2枚ずつ
基本の皿に買い足したいならペアで買い足すとよいでしょう。1枚ずつでは統一感が出なくても2枚ずつなら、不思議とまとまり、いろいろなお皿を楽しめます。
基本の皿に買い足したいならペアで買い足すとよいでしょう。1枚ずつでは統一感が出なくても2枚ずつなら、不思議とまとまり、いろいろなお皿を楽しめます。
1. 立ててしまう
こちらの写真は、食器を立ててしまうタイプの食器棚です。シンクの上で食器乾燥も兼ねるものもあります。このような棚には、陶器よりも丈夫な磁器。食洗機洗浄が可能な、シンプルな洋食器が合うでしょう。
こちらの写真は、食器を立ててしまうタイプの食器棚です。シンクの上で食器乾燥も兼ねるものもあります。このような棚には、陶器よりも丈夫な磁器。食洗機洗浄が可能な、シンプルな洋食器が合うでしょう。
ただし、引き出しの中で立ててしまう収納は、食器同士がぶつかって破損する危険性があるため、動かないよう工夫が必要です。
2. 重ねてしまう
案外重たいのが、陶磁器の食器。引き出しにしまうなら、底板の強度を確認しましょう。
案外重たいのが、陶磁器の食器。引き出しにしまうなら、底板の強度を確認しましょう。
棚に重ねるなら、2種類まで。それ以上重ねると動作が増えて、下のお皿を取ることが億劫になります。使いやすいのは、棚板の高さが調節でき、お皿をしまっても上に取り出す余裕がある棚です。
3. ディスプレイ感覚で楽しむオープン棚
常に視界に入るため、並べ方に気を配りましょう。きれいに見せるには、間隔をあけて余裕を持って並べることが大事です。
常に視界に入るため、並べ方に気を配りましょう。きれいに見せるには、間隔をあけて余裕を持って並べることが大事です。
さらに、インテリアとのバランスも大切。こちらの写真は、木の棚とグレーのタイルにマッチした同系色の陶器で揃えています。色や質感をインテリアと合わせると、統一感を出せます。
以上の点をクリアすれば、オープン棚は一目で何があるかが分かり、物の量も把握しやすいので、器を最小限に抑えたい人におすすめ。
オープン棚にアイテムをたくさん置きたいなら、テーマをきちんと持つこと。決して同じ色やテイストにこだわらなくてもテーマがしっかりしていれば食器がいろいろあっても統一感が出るでしょう。
例えばこのシンプルなインダストリアルスタイルのダイニングキッチン。キッチン奥のオープン棚にはシンプルなフォルムの食器が配置され、空間全体と調和し、たくさん並べられていても統一感があります。
4. 衛生的で安心なのは扉付き
地震による落下を考えたら、扉付きの棚にしまうのがベスト。埃からも食器を守れます。
地震による落下を考えたら、扉付きの棚にしまうのがベスト。埃からも食器を守れます。
この写真のように中が見えない棚にしまうと見た目がすっきりします。ただし扉を開けるまで、中身がわからないので、使用頻度別にするか、扉ごとにアイテムを分けるなど細かく分類し、中身を把握しやすい工夫をしましょう。
キッチン、ダイニング、リビングといったように、2ヵ所以上の場所にしまうなら、使用目的別で分けると使い勝手がよくなります。例えばキッチンに普段使い、リビングに来客用、と仕分けます。
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