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【2019年6月】建築・デザイン・工芸の展覧会 & イベント情報
石本藤雄展や中山英之展、旭川デザインウィーク、世界の台所を紹介する台所見聞録展などをご紹介します。
Houzz Japan
2019年6月1日
Houzz Japan 公式アカウント
*休館日や入場料などの詳しい情報は各公式ホームページでご確認ください。(記事内は一般の料金)
弦と弧(2017年竣工)
©中山英之建築設計事務所
[film] 弦と弧(2017年竣工)
監督 八方椎太
【東京】中山英之展 , and then
会場:TOTOギャラリー・間
会期:8月4日まで
入場料:無料
独自の繊細な作風で注目を集めている建築家・中山英之の個展が開催中だ。建築家自身も知ることのできない「建築のそれから/, and then」が重要だと考える中山。会場はミニシアターとなり、5人の監督が今回のために中山の作品を舞台に撮り下ろした短編映画5作品を上映する。
©中山英之建築設計事務所
[film] 弦と弧(2017年竣工)
監督 八方椎太
【東京】中山英之展 , and then
会場:TOTOギャラリー・間
会期:8月4日まで
入場料:無料
独自の繊細な作風で注目を集めている建築家・中山英之の個展が開催中だ。建築家自身も知ることのできない「建築のそれから/, and then」が重要だと考える中山。会場はミニシアターとなり、5人の監督が今回のために中山の作品を舞台に撮り下ろした短編映画5作品を上映する。
2004(2006年竣工)
©Mitsuo Okamoto
[film] 2004(2006年竣工)
監督 YU SORA 音楽 庄子 渉
住まい手によって建物はどのように使われ、どのような日常が繰り広げられているのか。室内だけでなく周囲の環境も含めて、映像を通して紹介する。映画館のロビーに見立てた展示室には映画のメイキングや、撮影された建築のドローイング、模型も展示される。◆詳しくはこちら
©Mitsuo Okamoto
[film] 2004(2006年竣工)
監督 YU SORA 音楽 庄子 渉
住まい手によって建物はどのように使われ、どのような日常が繰り広げられているのか。室内だけでなく周囲の環境も含めて、映像を通して紹介する。映画館のロビーに見立てた展示室には映画のメイキングや、撮影された建築のドローイング、模型も展示される。◆詳しくはこちら
【東京】石本藤雄展ーマリメッコの花から陶の実へー
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
会期:6月19日〜6月30日
入場料:無料
テキスタルデザイナーであり、陶芸家の石本藤雄による大規模な個展が東京で開催される。世界中に多くのファンをもつ「マリメッコ」で、1972年以降400点を超えるデザインを生み出している石本は、1989 年から現在にいたるまで同国の老舗陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメント・ソサエティに所属して陶作品の制作も続けている。自然光が降り注ぐスパイラルガーデンのアトリウムに、石本の最新作、《冬瓜》で表現するインスタレーションや、マリメッコで過去に販売された石本デザインのファブリックの数々が展示される。
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
会期:6月19日〜6月30日
入場料:無料
テキスタルデザイナーであり、陶芸家の石本藤雄による大規模な個展が東京で開催される。世界中に多くのファンをもつ「マリメッコ」で、1972年以降400点を超えるデザインを生み出している石本は、1989 年から現在にいたるまで同国の老舗陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメント・ソサエティに所属して陶作品の制作も続けている。自然光が降り注ぐスパイラルガーデンのアトリウムに、石本の最新作、《冬瓜》で表現するインスタレーションや、マリメッコで過去に販売された石本デザインのファブリックの数々が展示される。
《冬瓜》©︎Chikako Harada/Fujiwo Ishimoto
そのほか、生命力溢れる実や花が描かれた色鮮やかな絵皿や、春先に優しい青色の花を咲かせるオオイヌノフグリをモチーフとしたレリーフの大作も登場する。
隣接するスパイラルカフェは会期中、この春復刻した石本デザインの《Onni(オンニ/幸せ)》と《Kukkaketo(クッカケト/花畑)》のファブリックでコーディネートされ、フィンランド・ヘルシンキにある「カフェ・アアルト」のメニューが提供される。◆詳しくはこちら
そのほか、生命力溢れる実や花が描かれた色鮮やかな絵皿や、春先に優しい青色の花を咲かせるオオイヌノフグリをモチーフとしたレリーフの大作も登場する。
隣接するスパイラルカフェは会期中、この春復刻した石本デザインの《Onni(オンニ/幸せ)》と《Kukkaketo(クッカケト/花畑)》のファブリックでコーディネートされ、フィンランド・ヘルシンキにある「カフェ・アアルト」のメニューが提供される。◆詳しくはこちら
【旭川】ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2019
会場:旭川デザインセンター、旭川市、東川町、東神楽町の各メーカー、工房、ショップほか
会期:6月19〜23日
今年で5回目の開催となる「旭川デザインウィーク」。今回はモンクレールやドルチェ&ガッバーナなど世界ブランドの空間デザインを数多く手がけるフランス人インテリアデザイナー、グエナエル・ニコラが手がけるスペシャルインスタレーションが来場者を迎える。今回のテーマは「Crossover」。北海道の地理的にも役割的にも「交差点」である旭川で、人との出会いだけでなく自然、デザイン、空間、そして食を含めた多面的な〝交差点〟となる展示会を目指す。
会場:旭川デザインセンター、旭川市、東川町、東神楽町の各メーカー、工房、ショップほか
会期:6月19〜23日
今年で5回目の開催となる「旭川デザインウィーク」。今回はモンクレールやドルチェ&ガッバーナなど世界ブランドの空間デザインを数多く手がけるフランス人インテリアデザイナー、グエナエル・ニコラが手がけるスペシャルインスタレーションが来場者を迎える。今回のテーマは「Crossover」。北海道の地理的にも役割的にも「交差点」である旭川で、人との出会いだけでなく自然、デザイン、空間、そして食を含めた多面的な〝交差点〟となる展示会を目指す。
C.O.D.X アルフレックス
「ERA」
会場:旭川デザインセンター
旭川エリアに拠点をおく各社の新作を展示。国内外で活躍するデザイナーとのコラボレーションによる新しい提案を一同に見ることができる。
会期中、グエナエル・ニコラによるスペシャルトークイベントや、北海道大学の吉田俊也教授をむかえての「第8回国産材家具サミット」などが開催される(事前申し込み制)。また、各メーカーがオープンファクトリー(工場開放)を今年も開催。工場ツアーに参加したり、個人で時間をかけて見学したりすることができる。
そのほか、織田コレクションから「ノルデザイン展」や「バウハウス展」、バウハウス創立100周年を記念してJIA「バウハウスと旭川」展、「旭川工芸デザイン協会展」など、旭川エリアでさまざまな展覧会が開催される。◆詳しくはこちら
「ERA」
- 旭川家具エキシビション
会場:旭川デザインセンター
旭川エリアに拠点をおく各社の新作を展示。国内外で活躍するデザイナーとのコラボレーションによる新しい提案を一同に見ることができる。
会期中、グエナエル・ニコラによるスペシャルトークイベントや、北海道大学の吉田俊也教授をむかえての「第8回国産材家具サミット」などが開催される(事前申し込み制)。また、各メーカーがオープンファクトリー(工場開放)を今年も開催。工場ツアーに参加したり、個人で時間をかけて見学したりすることができる。
そのほか、織田コレクションから「ノルデザイン展」や「バウハウス展」、バウハウス創立100周年を記念してJIA「バウハウスと旭川」展、「旭川工芸デザイン協会展」など、旭川エリアでさまざまな展覧会が開催される。◆詳しくはこちら
ネパールの伝統的な台所(1/10模型) W1125×D525×H1030(mm)
ネパールのカトマンズ地方に暮らすネワール人の伝統的な住まいの台所は、家の最上階にある。台所はヒンズー教徒にとって神聖な場所のため、家族以外の人は立ち入ることができない。
所蔵:宮崎玲子 撮影:佐治康生
【東京】台所見聞録ー人と暮らしの万華鏡ー
会場:LIXILギャラリー(東京・京橋)
会期:6月6日〜8月24日
入場料:無料
世界の伝統的な台所と、近代日本における台所改革の様子を、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料で紹介する展覧会が開催される。
家づくりで設備や動線にこだわりがでる台所は、食物を扱うため、その土地の気候風土や文化とも密接に関わり、また働く場として機能性を求めた変化もみられる場所だ。建築家・宮崎玲子は約半世紀、50ヵ国にわたる調査を行い調査後には1/10縮尺の再現模型を22点制作している。展覧会ではそのうち6点を厳選し、台所の配置や動線、素材・暮らしぶりまでを視覚的・立体的に見せてくれる。世界の人々が求めてきた理想の台所像とは? その多様性と創意工夫の積み重ねを探訪できる。◆詳しくはこちら
ネパールのカトマンズ地方に暮らすネワール人の伝統的な住まいの台所は、家の最上階にある。台所はヒンズー教徒にとって神聖な場所のため、家族以外の人は立ち入ることができない。
所蔵:宮崎玲子 撮影:佐治康生
【東京】台所見聞録ー人と暮らしの万華鏡ー
会場:LIXILギャラリー(東京・京橋)
会期:6月6日〜8月24日
入場料:無料
世界の伝統的な台所と、近代日本における台所改革の様子を、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料で紹介する展覧会が開催される。
家づくりで設備や動線にこだわりがでる台所は、食物を扱うため、その土地の気候風土や文化とも密接に関わり、また働く場として機能性を求めた変化もみられる場所だ。建築家・宮崎玲子は約半世紀、50ヵ国にわたる調査を行い調査後には1/10縮尺の再現模型を22点制作している。展覧会ではそのうち6点を厳選し、台所の配置や動線、素材・暮らしぶりまでを視覚的・立体的に見せてくれる。世界の人々が求めてきた理想の台所像とは? その多様性と創意工夫の積み重ねを探訪できる。◆詳しくはこちら
《黄金の深淵》1969年、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団蔵
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531
【東京】ルート・ブリュック 蝶の軌跡
会場:東京ステーションギャラリー
会期:6月16日まで
入場料:1100円
名窯アラビアで専属として約50年にわたって活躍したフィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュック。その多彩な仕事を網羅する日本初の展覧会が今月16日まで開催されている。約200点のセラミックやテキスタイルは、初期と後期でドラマティックに変わる作風や、確かな伝統技術に裏打ちされた細やかな凹凸による動きなど、いくつもの発見を促す。会場ではブリュックの長女で現代アーティスト、マーリア・ヴィルカラによるインスタレーションも特別展示される。◆詳しくはこちら
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation’s Collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art
©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2018 C2531
【東京】ルート・ブリュック 蝶の軌跡
会場:東京ステーションギャラリー
会期:6月16日まで
入場料:1100円
名窯アラビアで専属として約50年にわたって活躍したフィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュック。その多彩な仕事を網羅する日本初の展覧会が今月16日まで開催されている。約200点のセラミックやテキスタイルは、初期と後期でドラマティックに変わる作風や、確かな伝統技術に裏打ちされた細やかな凹凸による動きなど、いくつもの発見を促す。会場ではブリュックの長女で現代アーティスト、マーリア・ヴィルカラによるインスタレーションも特別展示される。◆詳しくはこちら
《Tea House》 2011
©Tom Sachs Courtesy of Tomio Koyama Gallery
【東京】トム・サックス ティーセレモニー
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:6月23日まで
入場料:1400円
手描きのプラダのロゴで作られた便器、エルメスの包装紙を模したマクドナルドのバリューセットなど、独特のユーモアで作品を制作し高い評価を受けているトム・サックスの日本初個展が23日まで開催されている。展覧会の好評を受け、6月7日から22日までの毎週金・土曜の夜間開館時(17:40〜19:30)には長編映像2編が公開される。
トム・サックスは2012年から本格的に茶道を学び、伝統的な茶の湯の世界とそれを取り巻く儀礼や形式を独自の解釈で再構築した。会場は体感型の空間としてのインスタレーションに加え、今までにサックスが制作してきた茶道具などで2012年からのあゆみを振り返る。「古い伝統の真の発展を目指す」というイサム • ノグチの姿勢に着想を得たサックスの茶の湯の世界を体感できる。◆詳しくはこちら
©Tom Sachs Courtesy of Tomio Koyama Gallery
【東京】トム・サックス ティーセレモニー
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:6月23日まで
入場料:1400円
手描きのプラダのロゴで作られた便器、エルメスの包装紙を模したマクドナルドのバリューセットなど、独特のユーモアで作品を制作し高い評価を受けているトム・サックスの日本初個展が23日まで開催されている。展覧会の好評を受け、6月7日から22日までの毎週金・土曜の夜間開館時(17:40〜19:30)には長編映像2編が公開される。
トム・サックスは2012年から本格的に茶道を学び、伝統的な茶の湯の世界とそれを取り巻く儀礼や形式を独自の解釈で再構築した。会場は体感型の空間としてのインスタレーションに加え、今までにサックスが制作してきた茶道具などで2012年からのあゆみを振り返る。「古い伝統の真の発展を目指す」というイサム • ノグチの姿勢に着想を得たサックスの茶の湯の世界を体感できる。◆詳しくはこちら
エンツォ・マーリ《磁器のデザイン T》
1973年 東京国立近代美術館蔵
【東京】所蔵作品展ーデザインの(居)場所
会場:東京国立近代美術館工芸館
会期:6月30日まで
入場料:250円
インダストリアルデザイナーの先駆者と呼ばれるクリストファー・ドレッサーや、アール・デコ様式の家具デザインで知られるピエール・シャローら、東京国立近代美術館選りすぐりのデザイン作品と工芸作品を紹介する展覧会が開催中だ。
会場ではエンツォ・マーリのデザインによる手作業で制作された器のシリーズSAMOSが約30年ぶりに全て展示されている。そのほか陶芸家の富本憲吉、彫刻家のイサム・ノグチ、クラフト・デザイン作家の青峰重倫ら、商業デザインとクラフトを融合させた作家たちの作品も見ることができる。◆詳しくはこちら
1973年 東京国立近代美術館蔵
【東京】所蔵作品展ーデザインの(居)場所
会場:東京国立近代美術館工芸館
会期:6月30日まで
入場料:250円
インダストリアルデザイナーの先駆者と呼ばれるクリストファー・ドレッサーや、アール・デコ様式の家具デザインで知られるピエール・シャローら、東京国立近代美術館選りすぐりのデザイン作品と工芸作品を紹介する展覧会が開催中だ。
会場ではエンツォ・マーリのデザインによる手作業で制作された器のシリーズSAMOSが約30年ぶりに全て展示されている。そのほか陶芸家の富本憲吉、彫刻家のイサム・ノグチ、クラフト・デザイン作家の青峰重倫ら、商業デザインとクラフトを融合させた作家たちの作品も見ることができる。◆詳しくはこちら
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