とにかくモノを減らしたい。空間別モノの減らし方
引越し先や新しい環境に備えて収納用品を買う前に。新生活に向けた片付けの近道を整理収納のプロが解説します。
nananohana
2021年1月31日
キッチン、ダイニング、リビングなどの生活空間をトータルプロデュースしています。
生活にちょっとした幸せを届けられるようなサポーターを目指してます。
使いやすいキッチンや落ち着けるダイニング作りのお手伝いから、楽しい食事やテーブルコーディネートのアイデアをご提案します。キッチン整理の際の、まだ使えるあまり食材を、持ち寄ってみんなで作って食べるといったサルベージ・パーティの企画開催も行っています。
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新居の完成や転勤、子供の進学・進級にともなう新しい環境……モノが増える新生活を始める前に、まずすべきは不要なモノの整理です。これは新生活を始める前の気持ちの切り替えにとても有効です。ポイントは1つ処分をして1つ増やすルールを守ること。そこでいつも何をしているかを考えながら行うのが片付けの近道です。今回は空間別にモノを捨てるときの判断基準をご紹介します。
玄関は今使えるモノだけに
モノが入ってくる動線を考えると、まずは玄関から始めるとよいでしょう。玄関といえば、靴や傘、それに鍵です。非常持ち出し袋を置いている人もいます。靴であればサイズアウトしている、底のすり減っている靴が捨てる候補に挙がります。お気に入りの靴は、このタイミングで修理に出すのもおすすめ。鍵については、何のかわからない鍵は思い切って捨てましょう。非常持ち出し袋は、食品は賞味期限をチェックし、子供用品や洋服が入っているのであれば、サイズや季節的に合っているかを確認します。玄関で使わないモノは、処分するかほかの適した場所へ移動します。
モノが入ってくる動線を考えると、まずは玄関から始めるとよいでしょう。玄関といえば、靴や傘、それに鍵です。非常持ち出し袋を置いている人もいます。靴であればサイズアウトしている、底のすり減っている靴が捨てる候補に挙がります。お気に入りの靴は、このタイミングで修理に出すのもおすすめ。鍵については、何のかわからない鍵は思い切って捨てましょう。非常持ち出し袋は、食品は賞味期限をチェックし、子供用品や洋服が入っているのであれば、サイズや季節的に合っているかを確認します。玄関で使わないモノは、処分するかほかの適した場所へ移動します。
廊下は外で使うモノを中心に
廊下にクローゼットがある場合は、このクローゼットをうまく使えれば格段に部屋を片付けられます。廊下は外と内をつなぐ場所。外で使うモノや、家の中でも年に1度から数回使うようなモノをしまいます。例えば、子供の学校で使う習字セットや絵の具セットなどの学用品。半紙や絵の具などの予備も一緒にしまうとすぐに補充できて便利です。ほかには通学や通勤で使うカバンやコート。それに一部をパントリーとしてキッチンに保管場所が確保できない非常用食品をしまえば、買い物に出かける前にチェックができます。お正月、クリスマスなど季節で使うモノの収納にも適します。
廊下にクローゼットがある場合は、このクローゼットをうまく使えれば格段に部屋を片付けられます。廊下は外と内をつなぐ場所。外で使うモノや、家の中でも年に1度から数回使うようなモノをしまいます。例えば、子供の学校で使う習字セットや絵の具セットなどの学用品。半紙や絵の具などの予備も一緒にしまうとすぐに補充できて便利です。ほかには通学や通勤で使うカバンやコート。それに一部をパントリーとしてキッチンに保管場所が確保できない非常用食品をしまえば、買い物に出かける前にチェックができます。お正月、クリスマスなど季節で使うモノの収納にも適します。
階段まわりは2フロアで使うモノ
階段下や途中にある戸棚は「とりあえず置く」場所にしないのが大切。何を置くかを決めておかないと、何をしまったかも忘れてしまいます。1階と2階を繋ぐ場所なので2つのフロアで共有するモノをしまいましょう。掃除道具、それに付随するゴミ袋や雑巾などのストックをしまったり、不燃、紙、電池、プラスチックなど自治体の分別方法に従ってゴミ箱を設置したりするのもよいでしょう。
階段下や途中にある戸棚は「とりあえず置く」場所にしないのが大切。何を置くかを決めておかないと、何をしまったかも忘れてしまいます。1階と2階を繋ぐ場所なので2つのフロアで共有するモノをしまいましょう。掃除道具、それに付随するゴミ袋や雑巾などのストックをしまったり、不燃、紙、電池、プラスチックなど自治体の分別方法に従ってゴミ箱を設置したりするのもよいでしょう。
小さな棚はプチ息抜き
玄関や洗面所にある小さな棚は、ディスプレイとして利用している人も多いはず。漠然と置くのではなく、その場所に必要なモノを置きます。とはいっても実用品だけではなく、心が癒されるといった精神的に必要なアイテムもあるでしょう。例えば、癒しを与えてくれるアロマのディフューザーや、絵画などです。ただし埃が被ってしまう場合は、必要ないかもしれません。
玄関や洗面所にある小さな棚は、ディスプレイとして利用している人も多いはず。漠然と置くのではなく、その場所に必要なモノを置きます。とはいっても実用品だけではなく、心が癒されるといった精神的に必要なアイテムもあるでしょう。例えば、癒しを与えてくれるアロマのディフューザーや、絵画などです。ただし埃が被ってしまう場合は、必要ないかもしれません。
洗濯スペースはミニマリストに
海外ではよく見られるユーティリティー(家事室)/ランドリールームも、日本ではまだまだ少なく、一般的にはスペースが限られた場所です。そのため、洗濯スペースは、最低限のモノだけを置くことが大切。壊れたハンガーや洗濯ばさみはもちろん、使い勝手が悪くてほとんど使っていないモノがあれば、処分するか買い換えを検討します。
海外ではよく見られるユーティリティー(家事室)/ランドリールームも、日本ではまだまだ少なく、一般的にはスペースが限られた場所です。そのため、洗濯スペースは、最低限のモノだけを置くことが大切。壊れたハンガーや洗濯ばさみはもちろん、使い勝手が悪くてほとんど使っていないモノがあれば、処分するか買い換えを検討します。
子供部屋は成長にあわせて見直す
子供部屋は取り掛かりやすい場所です。子供はすぐに成長をするので、サイズアウトになった洋服や、使用しなくなった教材などは処分するか、リサイクルできます。優先順位を決めて収納し、収まりきらないときは、スペースに合わせて減らすか、ほかの場所に収納できないかを考えます。基本的には子供の動線上に収納しますが、図工作品や写真などの思い出の品は子供が手の届く位置に収納する必要はありません。
子供部屋は取り掛かりやすい場所です。子供はすぐに成長をするので、サイズアウトになった洋服や、使用しなくなった教材などは処分するか、リサイクルできます。優先順位を決めて収納し、収まりきらないときは、スペースに合わせて減らすか、ほかの場所に収納できないかを考えます。基本的には子供の動線上に収納しますが、図工作品や写真などの思い出の品は子供が手の届く位置に収納する必要はありません。
壁面収納は把握と仕分けが大事
収納力の高い壁面収納。まずは今の傾向を把握します。以前に決めたモノではないアイテムがしまってあることも。実際は今あるモノが本来そこに収めるべきなのかもしれません。
収納力の高い壁面収納。まずは今の傾向を把握します。以前に決めたモノではないアイテムがしまってあることも。実際は今あるモノが本来そこに収めるべきなのかもしれません。
全体を見回した上で作業を開始します。そして大きな壁面収納になると1日では終わらない可能性があります。まずは、どこに何をしまうかを大まかに決めたら、ジャンルごとにまとめて移動してから、細かく片付けます。不用品は処分をして、その空間で使う使用頻度の高いモノはゴールデンゾーン(腰から目の高さ)に。使用頻度の低いモノは、軽いモノは上、重いモノは下へ納めます。読まない本やCD、DVDは、リサイクルへ。1冊からでも無料で宅配買取に応じてくれるリサイクルショップがあります。
書類はまずざっくり判断
料理のレシピ、子供の学校関係書類、家電の説明書、レシートや明細書など多くの書類は1つ1つがとても細かいので、かなりの時間がかかります。まずは、仕分けから。不用品は捨て、判断がつかないならひとまず残します。家全体が終わった後に腰を据えて分類ごとに片付けるのがおすすめ。適当にやってしまうと、大切な書類を捨ててしまうことになりかねません。
料理のレシピ、子供の学校関係書類、家電の説明書、レシートや明細書など多くの書類は1つ1つがとても細かいので、かなりの時間がかかります。まずは、仕分けから。不用品は捨て、判断がつかないならひとまず残します。家全体が終わった後に腰を据えて分類ごとに片付けるのがおすすめ。適当にやってしまうと、大切な書類を捨ててしまうことになりかねません。
キッチンは使うモノを見極めて
キッチンは食品の賞味期限を確認し、普段の調理で使っていない道具類を見直します。それでも見た目がすっきりせず使いづらいと感じるなら、兼用できる道具を探し、空間にあった食器に厳選しましょう。
キッチンをきれいに保つ7つの片付け・収納ルール
キッチンは食品の賞味期限を確認し、普段の調理で使っていない道具類を見直します。それでも見た目がすっきりせず使いづらいと感じるなら、兼用できる道具を探し、空間にあった食器に厳選しましょう。
キッチンをきれいに保つ7つの片付け・収納ルール
ダイニングはすっきりと
ダイニングの目的は、食事をとることです。快適な食事のために必要なモノ以外はいりません。それ以外は置かない工夫を。もしテーブルの上にいつも置いてあるリモコンや書類があるなら、近くの棚に移動するか、棚がないなら棚の設置やワゴンのような置くスペースを検討しましょう。
ダイニングの目的は、食事をとることです。快適な食事のために必要なモノ以外はいりません。それ以外は置かない工夫を。もしテーブルの上にいつも置いてあるリモコンや書類があるなら、近くの棚に移動するか、棚がないなら棚の設置やワゴンのような置くスペースを検討しましょう。
リビングは制限をつくる
リビングは、家族のモノが集まる空間です。まずは人別に分類し、限られた空間の中で、それぞれの割り当てを決めます。各自のスペースの中で、リビングにいつも必要なモノだけを収納します。それ外は各自の部屋で持ち運べる収納アイテムで管理し、使う度に移動させます。
リビングは、家族のモノが集まる空間です。まずは人別に分類し、限られた空間の中で、それぞれの割り当てを決めます。各自のスペースの中で、リビングにいつも必要なモノだけを収納します。それ外は各自の部屋で持ち運べる収納アイテムで管理し、使う度に移動させます。
寝室は睡眠にフォーカス
寝室は、リラックスして眠るためにも、睡眠の妨げになるようなモノは本来必要ありません。眠るために必要なモノ以外は、本当に寝室に置くべきかを考え、不用品は処分しましょう。ドレッシングスペースや書斎と兼用しているなら、家具の配置やスクリーンなどで空間を区切り、スペースごとに必要なモノを配置し、使用目的が混ざらない工夫を。
寝室は、リラックスして眠るためにも、睡眠の妨げになるようなモノは本来必要ありません。眠るために必要なモノ以外は、本当に寝室に置くべきかを考え、不用品は処分しましょう。ドレッシングスペースや書斎と兼用しているなら、家具の配置やスクリーンなどで空間を区切り、スペースごとに必要なモノを配置し、使用目的が混ざらない工夫を。
衣類収納は適正量を守る
大人の衣類は、サイズがほとんど変わらないので意識をしないと増え続けてしまいます。そのため、クローゼットやタンスに収まる量を適正量と考えるのがベスト。トップス、ボトムスなど種類別にし、さらに色別に仕分けをしてから行うとやり易いです。優先順位をつけてあふれた衣類は手放します。お店で使える金券と交換してくれるショップもあるので、お気に入りのお店を1つ見つけておくと、とても便利です。
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