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本場の事例から学ぶ!フレンチカントリーインテリアのヒント
日本でも根強い人気を誇るフレンチカントリースタイルのインテリア。本場フランスのHouzzの写真から、インスピレーションをもらいましょう。
杉田真理子
2019年3月21日
フレンチカントリースタイルとは
フレンチカントリースタイルは、その名の通りフランスの田園地帯で生まれたインテリアのスタイルです。古き良き伝統を引き続く、ラスティックなカントリー風情と、明るく柔らかでロマンチックなテイストが特徴。スタイルとしてはデザインに幅がありますが、日本で「フレンチカントリー」というと、フェミニンで甘い雰囲気のスタイルを指すことが主流です。
フレンチカントリースタイルは、その名の通りフランスの田園地帯で生まれたインテリアのスタイルです。古き良き伝統を引き続く、ラスティックなカントリー風情と、明るく柔らかでロマンチックなテイストが特徴。スタイルとしてはデザインに幅がありますが、日本で「フレンチカントリー」というと、フェミニンで甘い雰囲気のスタイルを指すことが主流です。
フレンチカントリーを理解するうえでは、「シャビーシック(Shabby chic)」という言葉を覚えましょう。英語で「着古した、みすぼらしい」を意味する「シャビー」と、「上品、優雅」を意味するチックという言葉を組み合わせた言葉で、「古く使用感があっても、どこか上品さがある」デザインを指します。
新品で立派なモダンデザインではなく、それこそ田舎にあるような、長年使い込まれて味がある家具やスタイルを想像してみてください。ヴィンテージやクラシックな雰囲気と、田園風景にぴったりな素朴さと、フランスの上品さが混じり合ったスタイルです。
新品で立派なモダンデザインではなく、それこそ田舎にあるような、長年使い込まれて味がある家具やスタイルを想像してみてください。ヴィンテージやクラシックな雰囲気と、田園風景にぴったりな素朴さと、フランスの上品さが混じり合ったスタイルです。
メインは温かみのあるホワイトでまとめる
フレンチカントリースタイルの一番の特徴は、ホワイトをメインカラーとしたニュートラルで温かみのある色使いでしょう。一口にホワイトと言っても様々なトーンが存在しますが、重要なポイントは、田舎風の優しい温かみのある色合いを使用すること。冷たい印象の真っ白な色に部屋を統一してしまうと、ハイパーモダンで殺風景な印象になってしまいかねません。少し灰色がかったホワイトなど、使用感がありつつも品のある色合いでまとめることが重要です。
フレンチカントリースタイルの一番の特徴は、ホワイトをメインカラーとしたニュートラルで温かみのある色使いでしょう。一口にホワイトと言っても様々なトーンが存在しますが、重要なポイントは、田舎風の優しい温かみのある色合いを使用すること。冷たい印象の真っ白な色に部屋を統一してしまうと、ハイパーモダンで殺風景な印象になってしまいかねません。少し灰色がかったホワイトなど、使用感がありつつも品のある色合いでまとめることが重要です。
くすみ感のある薄いベージュやピンクをプラス
ホワイトの他に、くすみ感のある薄いピンクやブルー、イエローなどがサブカラーとして使われます。気取った都会風のデザインとはことなり、田舎風のスタイルがは誰もがほっとする懐かしさと優しい色調が大切です。クリーム色や亜麻色、アイボリーなど温かみのある色のほか、ラベンダーのうす紫色など、人工色ではない自然の風景を感じさせる色合いを選ぶようにしましょう。
ホワイトの他に、くすみ感のある薄いピンクやブルー、イエローなどがサブカラーとして使われます。気取った都会風のデザインとはことなり、田舎風のスタイルがは誰もがほっとする懐かしさと優しい色調が大切です。クリーム色や亜麻色、アイボリーなど温かみのある色のほか、ラベンダーのうす紫色など、人工色ではない自然の風景を感じさせる色合いを選ぶようにしましょう。
家具や壁の素材は有機質なものに
ステンレスやコンクリートなど冷たい印象の無機質な素材は使用せず、漆喰や壁土、石材、木材など、温かみのある有機的な素材を使用するのもフレンチカントリーのポイントです。自然の素材ならではの暖かく懐かしさのある質感と、有機質な素材ならではの不完全さがスタイルに深みを生み出してくれます。
ステンレスやコンクリートなど冷たい印象の無機質な素材は使用せず、漆喰や壁土、石材、木材など、温かみのある有機的な素材を使用するのもフレンチカントリーのポイントです。自然の素材ならではの暖かく懐かしさのある質感と、有機質な素材ならではの不完全さがスタイルに深みを生み出してくれます。
家具は丸みのあるデザインを
フレンチカントリーの特徴はその色合いだけではありません。家具は緩やかなカーブを描いた丸みのあるものを選びましょう。美しい曲線を描く家具は、フェミニンさと優雅さを演出してくれる必須アイテムです。直線や角ばった見た目はフレンチカントリースタイルではあまり使用されません。
フレンチカントリーの特徴はその色合いだけではありません。家具は緩やかなカーブを描いた丸みのあるものを選びましょう。美しい曲線を描く家具は、フェミニンさと優雅さを演出してくれる必須アイテムです。直線や角ばった見た目はフレンチカントリースタイルではあまり使用されません。
フレンチカントリーをリビングに取り入れるアイデア
ナチュラルで明るいフレンチカントリーのこちらの事例。木材の床板に淡いホワイトやベージュでまとめた家具が似合い、温かみのある上品な味わいを表現しています。家具は丸みがあり細かい装飾が美しいアイテムが厳選されており、テーブルの脚に施されたカーブはフェミニンでロマンティックな雰囲気は。フレンチカントリーの必須アイテムであるお花や観葉植物も、全体のスタイルにマッチしています。
ナチュラルで明るいフレンチカントリーのこちらの事例。木材の床板に淡いホワイトやベージュでまとめた家具が似合い、温かみのある上品な味わいを表現しています。家具は丸みがあり細かい装飾が美しいアイテムが厳選されており、テーブルの脚に施されたカーブはフェミニンでロマンティックな雰囲気は。フレンチカントリーの必須アイテムであるお花や観葉植物も、全体のスタイルにマッチしています。
フレンチカントリーをキッチンに取り入れるアイデア
白い食器はフレンチカントリーに欠かせないアイテムです。ナチュラルな色調の木材の食器棚も、ロマンチックで温かな田舎っぽさを演出しています。かごやホーロー容器などのアイテムの使用もおすすめです。飾り曲線を描いたアイアンの壁掛けフックなどを導入しても良いかもしれません。
白い食器はフレンチカントリーに欠かせないアイテムです。ナチュラルな色調の木材の食器棚も、ロマンチックで温かな田舎っぽさを演出しています。かごやホーロー容器などのアイテムの使用もおすすめです。飾り曲線を描いたアイアンの壁掛けフックなどを導入しても良いかもしれません。
フレンチカントリーをダイニングに取り入れるアイデア
白を基調としたロマンチックな雰囲気のダイニングです。シャンデリアやテーブルに飾られたお花が上品な雰囲気を演出しています。
白を基調としたロマンチックな雰囲気のダイニングです。シャンデリアやテーブルに飾られたお花が上品な雰囲気を演出しています。
不動の人気を誇るフレンチカントリースタイル。甘くフェミニンな印象があるため女性に人気とされて好みも分かれますが、スタイルの仕方次第ではナチュラルでニュートラルにも仕上がります。甘さを抑え気味にしたい場合は、ラスティックなアンティーク調のカントリースタイルもおすすめ。ホワイトでまとめられた室内に、田舎風の味わいのある古い家具を使用し、DIYの小物などを取り入れてみましょう。
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