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のびやかにつながる。螺旋階段のある家
オブジェのように美しい形や、限られたスペースでも採用しやすいところなどが魅力の螺旋階段。最近では、上り下りのしやすさにこだわったものもあります。
Houzz Japan
2019年2月26日
Houzz Japan 公式アカウント
くるくると巻いた曲線が目を引く螺旋階段。デザイン性だけではなく、限られたスペースを有効活用するために採用されることも多いタイプの階段です。階段部分にゆとりを設けて上り下りのしやすさに配慮していたり、光の取り込み方を工夫しているものも。Houzzで見つけた8つの螺旋階段をご覧ください。
sha-la
設計:e do design 一級建築士事務所
30坪の小さな土地に建つ住宅の螺旋階段です。踏板と手摺だけの軽快なデザインとすることで、階段部分も空間の一部に取り込み、2階からの光を1階にも届くようにしています。階段上部にはトップライトをもうけ、階段周辺は照明いらずの明るさです。
光を伝えるだけでなく、家族を繋ぐシンボルのようなスペースになればと計画された螺旋階段です。
設計:e do design 一級建築士事務所
30坪の小さな土地に建つ住宅の螺旋階段です。踏板と手摺だけの軽快なデザインとすることで、階段部分も空間の一部に取り込み、2階からの光を1階にも届くようにしています。階段上部にはトップライトをもうけ、階段周辺は照明いらずの明るさです。
光を伝えるだけでなく、家族を繋ぐシンボルのようなスペースになればと計画された螺旋階段です。
stir
設計:御手洗龍建築設計事務所
1階が店舗、2〜4階が個人の住宅となっている4層の建物にある螺旋階段です。施主からは玄関から屋上テラスまで、来訪者が居住部分のプライベートゾーンを通らずにアクセスできる動線を作ってほしい、という要望がありました。それを受け、1階から4階まで建物をぐるぐると廻る、楽しい雰囲気のある廻り階段を計画。蹴上と踏面の寸法を綿密に検証しながら、少しゆとりをもせることで、非常に上りやすい階段となっています。
設計:御手洗龍建築設計事務所
1階が店舗、2〜4階が個人の住宅となっている4層の建物にある螺旋階段です。施主からは玄関から屋上テラスまで、来訪者が居住部分のプライベートゾーンを通らずにアクセスできる動線を作ってほしい、という要望がありました。それを受け、1階から4階まで建物をぐるぐると廻る、楽しい雰囲気のある廻り階段を計画。蹴上と踏面の寸法を綿密に検証しながら、少しゆとりをもせることで、非常に上りやすい階段となっています。
桜の家
設計:U建築設計室
階段を螺旋状にするならば、昇降部分の幅を広めに、そしてあまり素通しにならないようにとの要望がありました。それを受け、階段スペースのスパンを通常より広くし、外側に薄い立ち上がり面を設けることで、2つの条件を満たす階段としました。この事例のような中心に支柱がある螺旋階段は、手摺と支柱両方につかまれるため、見た目よりも上り下りしやすくなっています。
設計:U建築設計室
階段を螺旋状にするならば、昇降部分の幅を広めに、そしてあまり素通しにならないようにとの要望がありました。それを受け、階段スペースのスパンを通常より広くし、外側に薄い立ち上がり面を設けることで、2つの条件を満たす階段としました。この事例のような中心に支柱がある螺旋階段は、手摺と支柱両方につかまれるため、見た目よりも上り下りしやすくなっています。
南青山M
設計:廣部剛司建築研究所
8角形の階段室の中は白系のトーンで抽象化された非日常空間です。上部の天窓と高窓から入る自然光は、段板も半透明にすることで地下まで届きます。スペース効率が良い螺旋階段ですが、この階段ではあえて中央に少しスペースを取っています。それによって光の柱が形成できて空間にもゆとりが生まれました。
都心の4層の住居での上下移動そのものが楽しくなるような、少し特別な場として設計された螺旋階段です。
設計:廣部剛司建築研究所
8角形の階段室の中は白系のトーンで抽象化された非日常空間です。上部の天窓と高窓から入る自然光は、段板も半透明にすることで地下まで届きます。スペース効率が良い螺旋階段ですが、この階段ではあえて中央に少しスペースを取っています。それによって光の柱が形成できて空間にもゆとりが生まれました。
都心の4層の住居での上下移動そのものが楽しくなるような、少し特別な場として設計された螺旋階段です。
世田谷の家(house in setagaya)
設計:荒木毅建築事務所
5人家族の住む住宅の螺旋階段です。1階土間から3階屋上デッキまで、三層にわたる空間を隅々まで活用しています。家の中心となる2階の居間が各階にいる家族とつながるよう吹抜けを設け、手作りの螺旋階段を合わせています。限られた土地で、各階の面積は大きくは取れないため、家族の居場所や必要最小限の個室以外の無駄な要素を省くためにも、螺旋階段を採用しています。
設計:荒木毅建築事務所
5人家族の住む住宅の螺旋階段です。1階土間から3階屋上デッキまで、三層にわたる空間を隅々まで活用しています。家の中心となる2階の居間が各階にいる家族とつながるよう吹抜けを設け、手作りの螺旋階段を合わせています。限られた土地で、各階の面積は大きくは取れないため、家族の居場所や必要最小限の個室以外の無駄な要素を省くためにも、螺旋階段を採用しています。
那須の家
設計:川久保智康建築設計事務所
この螺旋階段の手摺は、1枚の9mmの鉄板を曲げ加工したものを使用しています。鉄の質感が重厚で、塗装を施すと上品な印象を醸し出してくれます。螺旋階段は、クルクルと上っていくと視線が変わっていくので、窓の位置やその形状を工夫しています。視線の方向や高さに合わせたり、額縁状やスリット状の窓からの外の景色が吹き抜け越しに見えて、楽しめるような設計です。
設計:川久保智康建築設計事務所
この螺旋階段の手摺は、1枚の9mmの鉄板を曲げ加工したものを使用しています。鉄の質感が重厚で、塗装を施すと上品な印象を醸し出してくれます。螺旋階段は、クルクルと上っていくと視線が変わっていくので、窓の位置やその形状を工夫しています。視線の方向や高さに合わせたり、額縁状やスリット状の窓からの外の景色が吹き抜け越しに見えて、楽しめるような設計です。
南台の家
設計:長浜信幸建築設計事務所
面積を取らないことと、意匠性を重視して螺旋階段を採用した事例です。地下から最上階のロフトまでを貫くこの螺旋階段は、結果として家全体をひとつの空間として結びつける存在となりました。
構成部材を少なくし、軽やかさを出すことで、空間の中での圧迫感を減らしています。また視野を遮らないことで、伸びやかな内部空間を演出しています。
設計:長浜信幸建築設計事務所
面積を取らないことと、意匠性を重視して螺旋階段を採用した事例です。地下から最上階のロフトまでを貫くこの螺旋階段は、結果として家全体をひとつの空間として結びつける存在となりました。
構成部材を少なくし、軽やかさを出すことで、空間の中での圧迫感を減らしています。また視野を遮らないことで、伸びやかな内部空間を演出しています。
横浜のバイクガレージのある二世帯住宅(KFH4)
設計:明野設計室 一級建築士事務所
施主の唯一の要望は、バイクを室内に置きたいということ。これを受け、玄関と兼用の広めのバイクガレージ用の土間、そこにバイクとイメージがマッチするスチールの螺旋階段を作ることとなりました。スペースの有効活用という機能を重視して設置された螺旋階段ですが「カッコイイ!」と施主にも好評です。
設計:明野設計室 一級建築士事務所
施主の唯一の要望は、バイクを室内に置きたいということ。これを受け、玄関と兼用の広めのバイクガレージ用の土間、そこにバイクとイメージがマッチするスチールの螺旋階段を作ることとなりました。スペースの有効活用という機能を重視して設置された螺旋階段ですが「カッコイイ!」と施主にも好評です。
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