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2019年は庭から運気を呼び込む!? 縁起の良い植物
縁起が良いと言われる植物で、庭の運気アップさせましょう!
舩村佳織
2019年1月1日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
日本人は昔から縁起を気にします。もちろん植物にも縁起が良いといわれるものがあります。縁起を気にする人はもちろん、気にしないタイプの方でも、庭に植えた木に良いいわれがあれば、なんとなく嬉しい気持ちになるものではないでしょうか。庭にどんな植物を植えようかお悩みの方は、ひとつの判断材料にしてみてください。開運につながる縁起の良い植物をご紹介します。
ナンテン(常緑低木)
ナンテンはその名から「難を転じて福となす」に通ずることから、縁起木とされてきました。特に家の鬼門に植えることで厄除けになるといわれています。また、お正月のお祝いの膳にも厄除けとして赤い実をつけたナンテンを添えます。庭に1本あると、お正月には毎年重宝する木になるでしょう。
ちょうど庭がさみしい冬の時期になる赤い鮮やかな実は、庭を明るく彩ります。赤い実だけでなく、常緑でありながら寒さに当たると紅葉する葉も魅力的。放っておいても大きくなりすぎず、丈夫で育てやすいので園芸初心者でも安心です。
ナンテンはその名から「難を転じて福となす」に通ずることから、縁起木とされてきました。特に家の鬼門に植えることで厄除けになるといわれています。また、お正月のお祝いの膳にも厄除けとして赤い実をつけたナンテンを添えます。庭に1本あると、お正月には毎年重宝する木になるでしょう。
ちょうど庭がさみしい冬の時期になる赤い鮮やかな実は、庭を明るく彩ります。赤い実だけでなく、常緑でありながら寒さに当たると紅葉する葉も魅力的。放っておいても大きくなりすぎず、丈夫で育てやすいので園芸初心者でも安心です。
マツ(常緑高木)
1年中緑を保ち、寿命が長いマツは不老長寿の象徴とされてきました。またマツの葉は、2本の葉が落ちても離れないことから、夫婦和合のシンボルとしても知られています。神の依代であるともいわれており、お正月飾りにもかかせない存在ですね。
昔の庭にはよく植えられていたマツですが、手入れに手がかかることから、近年はあまり植えられない庭木となってきています。けれど、モダンな建築の庭にマツを合わせると、新鮮でとてもクールな仕上がりに。個性的な雰囲気や、和モダンな雰囲気がお好きな方は、庭木の候補にマツも考えてみてはいかがでしょうか。
1年中緑を保ち、寿命が長いマツは不老長寿の象徴とされてきました。またマツの葉は、2本の葉が落ちても離れないことから、夫婦和合のシンボルとしても知られています。神の依代であるともいわれており、お正月飾りにもかかせない存在ですね。
昔の庭にはよく植えられていたマツですが、手入れに手がかかることから、近年はあまり植えられない庭木となってきています。けれど、モダンな建築の庭にマツを合わせると、新鮮でとてもクールな仕上がりに。個性的な雰囲気や、和モダンな雰囲気がお好きな方は、庭木の候補にマツも考えてみてはいかがでしょうか。
マツをあしらった紋様も、吉祥紋様といわれ縁起が良いものとされてきました。庭木にマツを植えられなくても、インテリアに取り入れることで、その縁起にあやかれそうです。
ツツジ(常緑・落葉低木)
街路樹としてよく植えられているツツジ。ツツジの名は「続き咲き木(つづきさきぎ)」が語源といわれています。次々と花が咲くことを表しています。途切れずに花が咲くことから、結婚祝いや商売繁盛に縁起が良いとされています。
たしかに毎年春になると、街のあちこちで木いっぱいに花を咲かせている姿が見られますね。街路樹としてよく使われているだけあり大気汚染にも強く、丈夫で育てやすい樹木で、庭にもよく植えられる人気の木です。
たくさん咲く花を楽しむためには剪定の時期に注意しましょう。開花が終わってから1か月以内が剪定の適期です。それ以降だと来年の花芽が形成されるので、剪定をすることで花芽を落としてしまうことになります。
街路樹としてよく植えられているツツジ。ツツジの名は「続き咲き木(つづきさきぎ)」が語源といわれています。次々と花が咲くことを表しています。途切れずに花が咲くことから、結婚祝いや商売繁盛に縁起が良いとされています。
たしかに毎年春になると、街のあちこちで木いっぱいに花を咲かせている姿が見られますね。街路樹としてよく使われているだけあり大気汚染にも強く、丈夫で育てやすい樹木で、庭にもよく植えられる人気の木です。
たくさん咲く花を楽しむためには剪定の時期に注意しましょう。開花が終わってから1か月以内が剪定の適期です。それ以降だと来年の花芽が形成されるので、剪定をすることで花芽を落としてしまうことになります。
ヒイラギ(常緑低木)
節分飾りとしてヒイラギが使われるのはご存知ですよね。ヒイラギの葉は鋭く尖っていて、手で触れると痛いほどです。その姿から魔除けとして効果があると考えられており、特に鬼門に植えると邪気の侵入を阻むと言われています。
ヒイラギは生垣としても仕立てることもできる木です。ヒイラギのトゲトゲの葉は魔除けとしてだけでなく、実際に防犯としても役に立ちます。防犯上気になる場所にヒイラギの生垣はいかがでしょうか。
節分飾りとしてヒイラギが使われるのはご存知ですよね。ヒイラギの葉は鋭く尖っていて、手で触れると痛いほどです。その姿から魔除けとして効果があると考えられており、特に鬼門に植えると邪気の侵入を阻むと言われています。
ヒイラギは生垣としても仕立てることもできる木です。ヒイラギのトゲトゲの葉は魔除けとしてだけでなく、実際に防犯としても役に立ちます。防犯上気になる場所にヒイラギの生垣はいかがでしょうか。
ユズリハ(常緑高木)
ユズリハは春に新しい葉が出揃うと、昨年の古い葉が一斉に垂れ下がり世代交代を行います。この姿から「譲り葉」という名がつけられ、子孫繁栄の象徴として縁起物とされています。
大きくなる木なので、広い庭に向いています。厚く照りのある葉は存在感があるので、落葉樹が多い雑木風の庭に植えるとユズリハの良さが際立ち、庭をぐっと引き締める存在になってくれるでしょう。
ユズリハは春に新しい葉が出揃うと、昨年の古い葉が一斉に垂れ下がり世代交代を行います。この姿から「譲り葉」という名がつけられ、子孫繁栄の象徴として縁起物とされています。
大きくなる木なので、広い庭に向いています。厚く照りのある葉は存在感があるので、落葉樹が多い雑木風の庭に植えるとユズリハの良さが際立ち、庭をぐっと引き締める存在になってくれるでしょう。
オモト(常緑多年草)
オモトの名は漢名で「万年青」と書きます。その名のとおり、1年中つややかな緑の葉を保つ植物で、その生命力を感じる様子から、「万年家が栄える」という縁起物となりました。引っ越しの際、新居に一番最初にオモトを運び込むと良いと言われており、これは徳川家康が江戸城へ最初に運び込んだものがオモトだという逸話から生まれた習慣です。
オモトは鉢植えとして楽しむことが一般的でしたが、日陰に強い性質を利用して、シェードガーデンに活用することも増えてきました。もともと日本原産の植物なので、日本の気候によく合い育てやすい植物です。
オモトの名は漢名で「万年青」と書きます。その名のとおり、1年中つややかな緑の葉を保つ植物で、その生命力を感じる様子から、「万年家が栄える」という縁起物となりました。引っ越しの際、新居に一番最初にオモトを運び込むと良いと言われており、これは徳川家康が江戸城へ最初に運び込んだものがオモトだという逸話から生まれた習慣です。
オモトは鉢植えとして楽しむことが一般的でしたが、日陰に強い性質を利用して、シェードガーデンに活用することも増えてきました。もともと日本原産の植物なので、日本の気候によく合い育てやすい植物です。
クローバー(常緑多年草)
誰もが子供のころに四つ葉のクローバーを探したことがあるかと思います。四つ葉のクローバーは、「幸福」という花言葉を持ち、見つけた人は幸せになれるといいます。普通のクローバーは三つ葉ですが、成長段階の芽が外部からの傷などにより分裂してしまうことで四つ葉になるのではないかといわれています。
クローバーは公園などで見つけることができますが、庭にもグランドカバーとして利用できます。踏圧にも強いので、芝生代わりに使えます。
誰もが子供のころに四つ葉のクローバーを探したことがあるかと思います。四つ葉のクローバーは、「幸福」という花言葉を持ち、見つけた人は幸せになれるといいます。普通のクローバーは三つ葉ですが、成長段階の芽が外部からの傷などにより分裂してしまうことで四つ葉になるのではないかといわれています。
クローバーは公園などで見つけることができますが、庭にもグランドカバーとして利用できます。踏圧にも強いので、芝生代わりに使えます。
ゲッケイジュ(常緑高木)
こちらは海外のいわれから。勝者が被る冠を月桂冠といいますが、これはゲッケイジュの葉を使って作られたもの。ゲッケイジュは太陽神アポロンの聖樹で、「栄光」や「勝利」のシンボルとして扱われてきました。ローマ時代では、戦争に勝利した将軍が凱旋するとき、月桂冠を被って勝利を祝ったといいます。日比谷公園にも日露戦争に勝利した記念にゲッケイジュが植えられています。このように非常にポジティブないわれが多く、ゲッケイジュが庭にあると良いパワーをもらえそうですね。
ゲッケイジュは生命力の強い木で、どこで切ってもよく葉が茂ります。そのためトピアリーや生垣にも向いているので、色々な形で庭に活用できます。
こちらは海外のいわれから。勝者が被る冠を月桂冠といいますが、これはゲッケイジュの葉を使って作られたもの。ゲッケイジュは太陽神アポロンの聖樹で、「栄光」や「勝利」のシンボルとして扱われてきました。ローマ時代では、戦争に勝利した将軍が凱旋するとき、月桂冠を被って勝利を祝ったといいます。日比谷公園にも日露戦争に勝利した記念にゲッケイジュが植えられています。このように非常にポジティブないわれが多く、ゲッケイジュが庭にあると良いパワーをもらえそうですね。
ゲッケイジュは生命力の強い木で、どこで切ってもよく葉が茂ります。そのためトピアリーや生垣にも向いているので、色々な形で庭に活用できます。
縁起を担ぐ、というと古い考えのようではありますが、誰しも贈り物をするときなどは、縁起が悪いと言われているものは避けますよね。庭に植える植物は何度も植え替えたりはしないので、できれば良い意味のあるものを選びたいものです。2019年こそ庭づくりする予定の方はぜひ参考になさってください。
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