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猫たちが気ままに過ごす、ミニマリスト的な部屋
ペットたちの遊び時間を考慮したマンションのリノベーションです。
Verlaine Marquez
2018年8月29日
「この家はスカンジナビア・スタイルでデザインされていますが、ちょっとしたひねりがあります。猫たちが主役なのです。家じゅうにある壁面の造作、家具などの品々は、猫たちが自由気ままな感覚で選んでいます。私たちはこのプロジェクトを《288haus》と名づけており、猫のロゴマークまでつくりました」と語るのは〈ディスティンクト・アイデンティティ〉の主任デザイナー、クウァイ・メイ・イー。
リノベーション前から5年間ここに住んでいるのは、5人家族と7匹の猫たちです。「以前もモダンで洗練されたスタイルでしたが、家には老朽化が進んだところもあり、家族のニーズに合っていない部屋が大半でした」とデザイナーのクウァイは語ります。この5部屋ある公営住宅ユニットに新たな命を吹き込み、家族とペットたちが一緒に仲良く住めるようにすることがゴールでした。
リノベーション前から5年間ここに住んでいるのは、5人家族と7匹の猫たちです。「以前もモダンで洗練されたスタイルでしたが、家には老朽化が進んだところもあり、家族のニーズに合っていない部屋が大半でした」とデザイナーのクウァイは語ります。この5部屋ある公営住宅ユニットに新たな命を吹き込み、家族とペットたちが一緒に仲良く住めるようにすることがゴールでした。
どんなHouzz?
住まい手:アスリさんとジュナイダさん夫婦と3人の子ども、そして7匹の猫たち
所在地:ブキ・バトック
規模:139平方メートル
工期:8週間
ミニマリスト的で、猫が自由気ままに過ごせる広々とした家にしたいと考えたオーナー達は、同系色で、シームレスにつながったスペース、開放的な雰囲気を作ることを目指しました。
住まい手:アスリさんとジュナイダさん夫婦と3人の子ども、そして7匹の猫たち
所在地:ブキ・バトック
規模:139平方メートル
工期:8週間
ミニマリスト的で、猫が自由気ままに過ごせる広々とした家にしたいと考えたオーナー達は、同系色で、シームレスにつながったスペース、開放的な雰囲気を作ることを目指しました。
家の形をしたフィーチャーウォールには、人間の住人のためのテレビ、レコードプレーヤー、その他の周辺機器が置けるようになっています。その「屋根」の上の階段は、猫たちの楽しいクライミングエリアです。
クウァイはクライアント向けにから、既存の間取りそのものも自由に再検討するように頼まれました。「彼らは、壁を取り除いて、造り付けの戸棚を解体することで、どのような可能性が広がるかを知りたかったのです」とクウァイ。
より広々としたオープンなキッチンを作るために、収納庫の一部とキッチンの壁が取り除かれました。さえぎるものなくダイニングにつながったおかげで、食事の支度から配膳、そして楽しい時間を過ごすことがとても簡単になりました。無垢のアカシアから作られ、落ち着いた蜂蜜色に職人の手で仕上げられたダイニグテーブル《セブ》とミスマッチの椅子が、ダイニングをカジュアルな雰囲気にしています。
ダイニングテーブル:〈カストラリー〉;ダイニングチェアー:〈スター・リビング〉
より広々としたオープンなキッチンを作るために、収納庫の一部とキッチンの壁が取り除かれました。さえぎるものなくダイニングにつながったおかげで、食事の支度から配膳、そして楽しい時間を過ごすことがとても簡単になりました。無垢のアカシアから作られ、落ち着いた蜂蜜色に職人の手で仕上げられたダイニグテーブル《セブ》とミスマッチの椅子が、ダイニングをカジュアルな雰囲気にしています。
ダイニングテーブル:〈カストラリー〉;ダイニングチェアー:〈スター・リビング〉
妻の希望通りに、新しいキッチンには造り付けのオーブンと電子レンジを内蔵したアイランドが取り付けられました。片側には天井までの戸棚が置かれ、暖かみのある木とツートーンカラーの壁でバランスをとっています。メンテナンスがしやすいようにと選ばれたのはグレーのガラス製バックスプラッシュです。
キッチンのとなりには印象的な家型のドアのランドリールーム。網入りガラスで、このスペースのプライバシーに一役買っています。
「ランドリールームは洗濯をするためだけのスペースではなく、猫たちの食事の場でもあります。木製のキャットウォークを備えた、猫たちのための心地よい居場所です」というクウァイ。
一風変わった特徴は、遊び心のある形だけでなく、さまざまなラミネート材を組み合わせることによりもたらされ、それがインダストリアル風の見た目につながっています。
ダイニングの先は、ほぼ三角形の書斎。オープンにするため、壁は白い粉体塗装を施したアルミ製引き戸にしました。「3枚のパネルにすることで、開口部が広がり、ダイニングと書斎の境界を取り除くことができました」とクウァイ。
マスターバスルームも木とマーブルの組み合わせです。
「浴室をより明るくスタイリッシュにするために、調光機能付きのゴールドの吊りランプを選び、オーナーが必要な場所を照らせるようにしました」
浴室の壁と床タイル:〈ハファリー〉
「浴室をより明るくスタイリッシュにするために、調光機能付きのゴールドの吊りランプを選び、オーナーが必要な場所を照らせるようにしました」
浴室の壁と床タイル:〈ハファリー〉
天井まであるセメント調のフィーチャーウォールがミニマリスト的な主寝室に深みを与えます。デザイナーが苦戦したこの部屋の意外な特徴、それは大きな給水管でした。目障りになってしまうので、他の機器や配線とともに戸棚の中に隠してあります。その横には、オーナーのエクササイズ器具のためのスペースがまだ十分に確保されています。
寝る場所の横には広いクローゼットが取り付けられました。手じゃくりによって、単調であっただろうキャビネットがスタイリッシュに仕上げられています。
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