コメント
将来に備え、過ごす時間を楽しむ静岡の家16選
温暖な気候と都心への利便性、変化に富む地域性から移住者にも人気の静岡県。また土地柄地震に備えるのは当たり前のこと。地産地消にも積極的に取り組んでいます。
Houzz Japan
2018年6月27日
Houzz Japan 公式アカウント
温暖な気候で知られる静岡県ですが、地震・津波対策への教育を幼いころから受けるため、エリアを問わず高度な耐震設備が求められます。空き家の改修依頼も多くあり、最新設備への更新依頼は増えています。温暖な気候が後押しして、吹き抜けや、土間とリビングの一体空間、屋外とひとつづきの空間など、オープンなプランが人気です。県民性からか、外観は周囲に溶け込むデザインが好まれるそう。天竜川や大井川、富士山麓エリアから切り出された県内産の木材も積極的に使われています。
草屋根の家3
設計・施工:木だ葉りの家 大瀧建築
木造軸組工法、傾斜屋根の「草屋根の家」です。草屋根にすることで真夏の屋根面への侵入熱量を抑え、照り返しも軽減できます。草屋根にするにあたって、防水工事を入念に検討し、屋根の重量計算、メンテナンスを考慮した灌水システムなどさまざまな工夫が施されています。緑を増やすことは周辺環境への配慮も期待でき、春には目の前に咲く桜並木を屋根から眺める贅沢な家が完成しました。構造材には地元天竜産の杉・檜を使用しています。
設計・施工:木だ葉りの家 大瀧建築
木造軸組工法、傾斜屋根の「草屋根の家」です。草屋根にすることで真夏の屋根面への侵入熱量を抑え、照り返しも軽減できます。草屋根にするにあたって、防水工事を入念に検討し、屋根の重量計算、メンテナンスを考慮した灌水システムなどさまざまな工夫が施されています。緑を増やすことは周辺環境への配慮も期待でき、春には目の前に咲く桜並木を屋根から眺める贅沢な家が完成しました。構造材には地元天竜産の杉・檜を使用しています。
Photo by SOBAJIMA,Toshihiro
香貫の家
設計:ツクリト建築設計事務所
築60年の古民家を改修したプロジェクト。居間、キッチン、和室を区切っていた間仕切り壁を撤去し、一体空間のLDKに。既存のまま残す部分と、新しく作る部分を丁寧に考察し、年月の味わいを各所に活かしています。住まい手が購入する前に行われた数年前の改修工事で大壁やアルミサッシになっていた部分を、元の真壁と木製建具に戻しました。土壁と軸組が建物の本来持っていた美しさをよみがえらせています。またキッチンのアイランドは版築壁仕上げ。伝統的な工法や建具を随所に取り入れて既存部分に調和させたモダンなデザインです。
こちらもあわせて
Houzzツアー:カフェスタイルのキッチンに人が集い、子どもがのびのび過ごす《フジビレの家》
香貫の家
設計:ツクリト建築設計事務所
築60年の古民家を改修したプロジェクト。居間、キッチン、和室を区切っていた間仕切り壁を撤去し、一体空間のLDKに。既存のまま残す部分と、新しく作る部分を丁寧に考察し、年月の味わいを各所に活かしています。住まい手が購入する前に行われた数年前の改修工事で大壁やアルミサッシになっていた部分を、元の真壁と木製建具に戻しました。土壁と軸組が建物の本来持っていた美しさをよみがえらせています。またキッチンのアイランドは版築壁仕上げ。伝統的な工法や建具を随所に取り入れて既存部分に調和させたモダンなデザインです。
こちらもあわせて
Houzzツアー:カフェスタイルのキッチンに人が集い、子どもがのびのび過ごす《フジビレの家》
A WONDERFUL HOUSE
設計:HACO
箱型の建物から大きな屋根が水平に伸びる外観はシンプルでありながら重厚感があります。軒天全面に張ったのはレッドシダー材。爽やかな白いキャンバスに木目の美しさが引き立ちます。キッチンはオリジナルオーダーでしっとりとした手触りが心地よいニレ材を使用。デザインと使いやすさの両方を兼ね備えています。職人が随所に細部にまでこだわり整えられた空間は、長い年月が経っても変わらない価値をもつ住まいです。
設計:HACO
箱型の建物から大きな屋根が水平に伸びる外観はシンプルでありながら重厚感があります。軒天全面に張ったのはレッドシダー材。爽やかな白いキャンバスに木目の美しさが引き立ちます。キッチンはオリジナルオーダーでしっとりとした手触りが心地よいニレ材を使用。デザインと使いやすさの両方を兼ね備えています。職人が随所に細部にまでこだわり整えられた空間は、長い年月が経っても変わらない価値をもつ住まいです。
r+hasso
設計:SAKAKI Atelier / サカキアトリエ
旧東海道沿いに建つ築60年になる住宅を部分リノベーションしたプロジェクト。増築を繰り返してきた建物ならではのさまざまな問題と、現在の住まい手である大人の男性が求める快適さのギャップを埋めるため、スケールをあわせることがプランの出発点になっています。
2階の2部屋を減築してLDK部分を吹き抜けにし、曲線にくり抜いた2つの壁が一人暮らしでもくつろげるプライベートな空間をつくり出しました。この壁は緩やかに空間を区切りながら、構造を補強しています。吹き抜けのペンダント照明には傘付の照明を採用。光を必要以上に上部にもらさず、明かりの重心を落として空間に落ち着きを与えています。採光、通風、構造や断熱性能を改修しながら、現在の住まい手の住みやすさを実現したリノベーションです。
設計:SAKAKI Atelier / サカキアトリエ
旧東海道沿いに建つ築60年になる住宅を部分リノベーションしたプロジェクト。増築を繰り返してきた建物ならではのさまざまな問題と、現在の住まい手である大人の男性が求める快適さのギャップを埋めるため、スケールをあわせることがプランの出発点になっています。
2階の2部屋を減築してLDK部分を吹き抜けにし、曲線にくり抜いた2つの壁が一人暮らしでもくつろげるプライベートな空間をつくり出しました。この壁は緩やかに空間を区切りながら、構造を補強しています。吹き抜けのペンダント照明には傘付の照明を採用。光を必要以上に上部にもらさず、明かりの重心を落として空間に落ち着きを与えています。採光、通風、構造や断熱性能を改修しながら、現在の住まい手の住みやすさを実現したリノベーションです。
木のカタマリに住む
施工:平成建設
設計:網野禎昭教授(法政大学)、奥村 賢史(平成建設)
製材所で廃棄を待つだけのデットストック材を活用し、木の持つ美しさや構造体としての頑強さという新たな価値を見いだしたプロジェクトです。外断熱の上に厚み45mmの杉材を張った外壁は、経年変化で色が変化していくので、時が経つにつれて周囲の環境と調和していきます。低市場価値材を活用することで、国内林業の活性化にも繋がります。
住まいの快適性と産業の振興の両方を目的とし、サステナブルな社会の実現に向けて一歩踏み出した建築は、2015年にGOOD DESIGN賞を受賞し、GOOD DESIGN BEST100にも選ばれています。
施工:平成建設
設計:網野禎昭教授(法政大学)、奥村 賢史(平成建設)
製材所で廃棄を待つだけのデットストック材を活用し、木の持つ美しさや構造体としての頑強さという新たな価値を見いだしたプロジェクトです。外断熱の上に厚み45mmの杉材を張った外壁は、経年変化で色が変化していくので、時が経つにつれて周囲の環境と調和していきます。低市場価値材を活用することで、国内林業の活性化にも繋がります。
住まいの快適性と産業の振興の両方を目的とし、サステナブルな社会の実現に向けて一歩踏み出した建築は、2015年にGOOD DESIGN賞を受賞し、GOOD DESIGN BEST100にも選ばれています。
子どもの頃からの夢を叶えた吹き抜けを「Nゲージ」が走る家
設計・施工:フジモクの家
富士山麓で育まれた富士檜と大井川の杉、天竜杉など静岡の木材をふんだんに使った家。注目したいのは吹き抜けの周囲を回遊できるレイアウトにして、造作のNゲージ専用カウンターを設置している点。住まい手の長年の夢でもあった空間です。趣味のNゲージを走らせる時間を楽しみながら、3人の子どもたちも同じ空間で元気いっぱい遊ぶことができます。
設計・施工:フジモクの家
富士山麓で育まれた富士檜と大井川の杉、天竜杉など静岡の木材をふんだんに使った家。注目したいのは吹き抜けの周囲を回遊できるレイアウトにして、造作のNゲージ専用カウンターを設置している点。住まい手の長年の夢でもあった空間です。趣味のNゲージを走らせる時間を楽しみながら、3人の子どもたちも同じ空間で元気いっぱい遊ぶことができます。
沓間の家
設計:ツクリト建築設計事務所
庭に面して深い軒と大きなテラスがある家。外壁は杉板に黒塗装を施し、板面にノコ目をつけて風合いをだしています。デッキとリビングは外壁と同じく杉材を使用。デッキはリビングの延長として利用したり、ハンモックに揺られながら庭の植栽や近隣の緑を眺めて、四季を感じることができる気持ちのいいスペースです。リビングは吹き抜けになっていて、1階2階の各部屋がリビングに面しています。リビングの壁面には2階まで登れるボルダリングウォールを設置。ホールドも木製で北海道の職人の手によるものです。ダイニングテーブルはクルミ材。住まい手の友人である家具職人が製作しました。木の美しさと外部とのつながりがホッと一息つける空間をつくりあげています。
こちらもあわせて
Houzzツアー:木と窓が際立つ、シンプルで心地よい《御殿場の家》
設計:ツクリト建築設計事務所
庭に面して深い軒と大きなテラスがある家。外壁は杉板に黒塗装を施し、板面にノコ目をつけて風合いをだしています。デッキとリビングは外壁と同じく杉材を使用。デッキはリビングの延長として利用したり、ハンモックに揺られながら庭の植栽や近隣の緑を眺めて、四季を感じることができる気持ちのいいスペースです。リビングは吹き抜けになっていて、1階2階の各部屋がリビングに面しています。リビングの壁面には2階まで登れるボルダリングウォールを設置。ホールドも木製で北海道の職人の手によるものです。ダイニングテーブルはクルミ材。住まい手の友人である家具職人が製作しました。木の美しさと外部とのつながりがホッと一息つける空間をつくりあげています。
こちらもあわせて
Houzzツアー:木と窓が際立つ、シンプルで心地よい《御殿場の家》
FUN! HOUSE!
設計:こぢこぢ一級建築士事務所
静岡でソファやベッドを製作している家具ブランド〈MANUALgraph〉のオーナー宅。インテリアアイテムの魅力を日々の暮らしのなかで楽しめる家を思い描き、その価値観を共有できる建築家との家づくりです。続きはこちら
設計:こぢこぢ一級建築士事務所
静岡でソファやベッドを製作している家具ブランド〈MANUALgraph〉のオーナー宅。インテリアアイテムの魅力を日々の暮らしのなかで楽しめる家を思い描き、その価値観を共有できる建築家との家づくりです。続きはこちら
アメリカンヴィンテージスタイルのおしゃれかっこいい家
設計・施工:クローバーハウス
水揚げ高全国1位の焼津港で有名な、焼津市。白い外壁に爽やかなブルーの玄関扉、と海の街にぴったりなアメリカンヴィンテージスタイルの家です。屋内は、アメリカのカフェのような雰囲気で、色味を抑えてシックな仕上がりです。見た目だけでなく、家事動線にもこだわりが。洗面脱衣室、キッチン、ファミリークローゼット、寝室がつながり、ファミリークローゼットからは洗濯干しスペースへ出ることができます。住まい手は家事の効率が上がり、その空いた時間で、自分の時間や家族との時間を楽しんでいます。
設計・施工:クローバーハウス
水揚げ高全国1位の焼津港で有名な、焼津市。白い外壁に爽やかなブルーの玄関扉、と海の街にぴったりなアメリカンヴィンテージスタイルの家です。屋内は、アメリカのカフェのような雰囲気で、色味を抑えてシックな仕上がりです。見た目だけでなく、家事動線にもこだわりが。洗面脱衣室、キッチン、ファミリークローゼット、寝室がつながり、ファミリークローゼットからは洗濯干しスペースへ出ることができます。住まい手は家事の効率が上がり、その空いた時間で、自分の時間や家族との時間を楽しんでいます。
house in Ito
設計:Yoshi Architects/山下喜明建築設計事務所
平日は横浜に住みつつ、週末住宅として使用し、リタイア後に終の住処となる予定の伊豆半島伊東市に建つ家。住まい手は、《奈良の自邸/ほとんど外の家》をテレビで見て、依頼しました。
奈良のプロジェクトと同様に積極的に外を楽しむコンセプト。敷地は緩やかな斜面で建物は、伊豆の海を望む2階建てです。敷地に沿って東の海側に開き、中庭を挟んで、南側が母屋、北側が離れ。さらに離れを東側の和室と西側の書斎の2つのレベルに分け、敷地の対角線上にある等高線となじませています。その結果、家全体で6つのレベルができました。伊豆半島の温暖な気候と海の景色を、天候問わず楽しめるよう2階の半分は屋根付きテラス。西側は西日を避けつつ通風を確保するため、縦格子に。プライバシーを意識して格子のピッチも細かく設定しています。2011年にGOOD DESIGN賞を受賞。
こちらもあわせて
《奈良の自邸/ほとんど外の家》に関する記事はこちら
設計:Yoshi Architects/山下喜明建築設計事務所
平日は横浜に住みつつ、週末住宅として使用し、リタイア後に終の住処となる予定の伊豆半島伊東市に建つ家。住まい手は、《奈良の自邸/ほとんど外の家》をテレビで見て、依頼しました。
奈良のプロジェクトと同様に積極的に外を楽しむコンセプト。敷地は緩やかな斜面で建物は、伊豆の海を望む2階建てです。敷地に沿って東の海側に開き、中庭を挟んで、南側が母屋、北側が離れ。さらに離れを東側の和室と西側の書斎の2つのレベルに分け、敷地の対角線上にある等高線となじませています。その結果、家全体で6つのレベルができました。伊豆半島の温暖な気候と海の景色を、天候問わず楽しめるよう2階の半分は屋根付きテラス。西側は西日を避けつつ通風を確保するため、縦格子に。プライバシーを意識して格子のピッチも細かく設定しています。2011年にGOOD DESIGN賞を受賞。
こちらもあわせて
《奈良の自邸/ほとんど外の家》に関する記事はこちら
御殿場市 I 邸
設計:HAPTIC HOUSE
ゆくゆくはお店を開くことも念頭に、素材や建具にこだわった家です。フレキシブルに使える土間は、梅を漬けたり、収穫した野菜を友人と分け合ったり、「日常を慈しむ」そんな豊かさを味わうことができます。続きはこちら
静岡県の建築士・建築家を探す
静岡県の工務店・施工会社を探す
静岡県の設計施工・リノベーション会社を探す
ほかの地域特集記事を読む
設計:HAPTIC HOUSE
ゆくゆくはお店を開くことも念頭に、素材や建具にこだわった家です。フレキシブルに使える土間は、梅を漬けたり、収穫した野菜を友人と分け合ったり、「日常を慈しむ」そんな豊かさを味わうことができます。続きはこちら
静岡県の建築士・建築家を探す
静岡県の工務店・施工会社を探す
静岡県の設計施工・リノベーション会社を探す
ほかの地域特集記事を読む
おすすめの記事
近畿
美しい伝統を守りながら、現代的技術で暮らしを快適に。京都に建つ14の住まい
文/藤間紗花
Houzzでみつけた、京都市内に建つ住まいの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
続きを読む
東北
地域の自然と眺望を活かした、明るく気持ちのいい空間。仙台に建つ13の住まい
文/藤間紗花
宮城県中部に位置する仙台市。Houzzでみつけた仙台市内に建つ住まいの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
続きを読む
関東甲信越 (東京以外)
少ない日照時間でも明るさを取り込む。新潟市の家11選
文/藤間紗花
新潟県北東部に位置する新潟市。Houzzでみつけた新潟市内に建つ住まいの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
続きを読む
中国・四国
唯一無二の眺めと自分らしいデザインを楽しむ。広島市に建つ14の住まい
文/藤間紗花
広島県西部に位置する広島市。Houzzでみつけた広島市内に建つ住まいの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
続きを読む
近畿
風と光を気持ちよく届けるデザインを都市部で実現。大阪に建つ12の住まい
文/藤間紗花
近畿地方の中心都市である、大阪府・大阪市。Houzzでみつけた大阪市内に建つ住まいの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
続きを読む
写真特集
都内にいながら、自然を感じられる快適な暮らし。東京都下に建つ16の住まい
文/藤間紗花
Houzzでみつけた東京都下に建つ住まいの事例を、手がけた専門家の解説とともにご紹介します。
続きを読む
Houzzツアー (お宅紹介)
古都・鎌倉に建つオリジナリティあふれる家5選
文/小川のぞみ
リモートワークが増え、最近ではさらなる移住者で賑わう鎌倉。オリジナリティのある住まいや大邸宅など、街に溶け込む家々の一例をご紹介します。
続きを読む
新築
移住希望者必見!ゆかりのない土地で、地域をよく知る建築家と叶えた家づくり
文/永井理恵子
移住先に選んだのは、栃木県那須塩原市、宮崎県日向市、沖縄県うるま市。3つの家族が慣れない土地で家づくりをどのように成功させたのでしょう?
続きを読む