印刷済み
実は表情豊かな濃いめのグレー明度が中程度から低め、つまりミディアムからダークトーンのグレーは、合わせる色や素材によって表情が変わりやすい特徴があります。たとえば、ユーズド感のある木材、黒や渋めの鉄素材を合わせるとインダストリアルな表情が引き出され、インテリア雑貨をモノトーンで揃えるとモダンな面が現れてきます。また、写真のように鮮やかな原色のアイテムを加えるとスマートかつ現代的でポップな印象になります。グレー自体は無彩色ですが、合わせ方次第で遊べる色として、ぜひ覚えておいてください。こちらもあわせて色のインテリア効果:洗練された印象で、他の色を引き立てる「グレー」ダークカラーの壁のインテリア効果と、暗さや圧迫感を感じさせない使い方グレーを使っても暗い部屋にならないテクニックとは?
万人に好まれる、品のよいニュートラルカラーこうした部屋としてのトイレスペースで、まず居心地のよさを重視したい方に人気なのが、グレージュ、グレー、ベージュ系のニュートラルカラー。穏やかでほっと一息つける場所となります。緊張感をまったく感じさせない上品なニュアンスカラーの色合いは万人に好かれるため、家族だけでなく訪れたゲストにも同じように感じてもらうことができるでしょう。こちらもあわせて美しい曖昧カラー、「ニュアンスカラー」ってどんな色?ナチュラルで穏やかな万能カラー、ベージュを知って使いこなそう!
ハッピーな黄色は部分使いがおすすめ同じ鮮やかな色味でも、黄色を使うと毎日のトイレタイムでしゃきっと気分転換ができるようになります。明るく楽しい気分にしてくれる黄色ですが、鮮やかになると主張の強さも出るため、空間全部をうめつくすと煩わしさを感じるかもしれません。そのため、壁一面または部分的に施し「息抜きスペース」を意識してつくるようにしましょう。こちらもあわせて色のインテリア効果:黄色で空間を明るくポジティブに
ほっと癒されるトイレならグリーンを家で過ごす家族との時間は大事ですが、たった一人になる機会はそう多くはありません。ほんの少しの滞在時間でもちょっと羽を伸ばせるような、リラックスできるトイレにしたいなら、緑をどうぞ。トイレの壁全体をグリーンにすることで、植物に囲まれているようなホッとできる空間をつくることができます。写真のようなこっくりとした黄み寄りのグリーンは、ノスタルジックな印象。オレンジの照明の光、カッパーや真鍮などのメタル素材、木素材との相性がよく、穏やかで癒される空間に仕上げてくれます。こちらもあわせて色のインテリア効果:心身のバランスを整えてくれる癒しの色「グリーン」
3. 眺めを斜めに切りとって見る2階建ての家の上階は、中庭に向かって鋭角にせり出しています。前面の大きな窓もそのラインとフォルムに沿って傾斜し、左の側面には引き戸が付いた3角形の窓、右の側面には3つの細い斜めの窓があります。
1. 変則的な多角形のピクチャーウィンドウ変則的な辺と、なめらかな丸みを帯びた角を持つ出窓には、ミッドセンチュリーの雰囲気があります。深い奥行きのある窓枠にクッションを並べて、本を読んだり、リラックスしたり、ギターをつまびくこともできます。
その部屋でどう過ごすかを考える色選びでいちばん大切なことは、どの部屋でどう過ごすのかを考えること。方角を考慮する場合は、そこに時間軸が加わります。朝型のライフスタイルの方なら、朝を過ごす空間にさわやかな光できれいに見える色を、夜の時間を楽しみたい方なら、暖かな照明の光できれいに見える色を。そして色を決める前には、サンプルでその時間の光と色の相性を確かめることもポイントです。最適な色を見つけて、お気に入りの部屋で快適な時間を過ごしてくださいね。カラーについての記事をもっと読むコメント募集中ご感想をお聞かせください。
色の寒暖を感じにくい色と方角の関係グリーン、パープル系の色にも注目してみましょう。これらの色は、わかりやすい寒暖色と違い、色そのものからの温度感を感じにくいため、洗面室やバスルームなどの水回りをはじめ、どの部屋にも取り入れやすいのが特徴です。写真のようなグレイッシュな緑の壁でも、東向きの空間に取り入れることで、朝のさわやかな赤〜黄みを感じる暖色系の光と色素の顔料が反射し合い、やわらかさや暖かさを醸し出してくれます。青みの光が入りやすい北側の部屋でグリーンやパープルを使う場合、特にグレイッシュなトーンについては、先程述べた通り、色選びの際は慎重に確認しましょう。こちらもあわせて色のインテリア効果:心身のバランスを整えてくれる癒しの色「グリーン」動と静の二面性をもつ不思議な色、パープルをインテリアに取り入れるには
北向きの部屋や日照の少ない部屋なら逆に、暖かい光が入りにくい北向きの部屋や、光が届きにくいスペースには、写真のように赤、オレンジ、黄色など暖色系の色を大きな面積に取り入れるのもおすすめです。暖色系の視覚効果で、暖かさを感じやすくなります。寒暖色ともに、壁やカーペット、カーテンなど、ある程度広い面積で取り入れると、さらに効果が高まります。
時間帯により色を変える太陽光日の出や日の入りの時間には穏やかな赤みのある光を、昼間はものをはっきり、いきいきと見せる白〜青色の光を拡散させる太陽光(自然光)。夜間は照明を使って状況に応じて光の色を変えることができますが、太陽光の色を変えることはできません。生活スタイルに合わせ、その時間帯に過ごす部屋の色が、思った通りの色に見え、さらに過ごしやすい空間にするためには、色の寒暖を使って調整する方法があります。こちらもあわせて色の使い方の基本:色で温度を感じる暖色と寒色の効果
ガレージは主に車庫として利用するスペースですが、最近ではガレージにソファやテーブルを置き、ラウンジのように設え、趣味のモノに囲まれながら休日の一人時間を楽しんだり、友人との社交場として活用したりしている人もいます。特に車やバイク、キャンプやDIYを趣味に持つ人は、道具を揃えたり、ディスプレイにもこだわる人が多いのが特徴です。こうなると気になるのは、モノの管理です。いつのまにかモノが増え、空いている場所に適当に置かれるようになり、ガレージが雑然としたスペースになってしまいます。そうならないために心がけたいことを考えていきましょう。
Q