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心地よい暮らしを追求する都市型住宅、大阪の家14選
人口密度は東京に次ぐ全国2位、住宅密集地が多く存在する大阪府。快適な都市型の住まいづくりの工夫が重ねられています。
Houzz Japan
2018年5月28日
Houzz Japan 公式アカウント
人口の多さは東京都、神奈川県に次いで全国3位、面積の広さは全国46位の大阪府。住宅密集地が多く、敷地に余裕がないことが多いため、いかに効率よくプランし、光と風を取り込んだ開放感のある家をつくるかがやはり大きな課題となります。公園の緑などの借景や中庭など屋外とのつながりをどう活かすか、近接する隣家や公道からの視線をどうさえぎるかなどを考慮したうえで、好きなものや暮らし方のこだわりなど住み手のリクエストに真摯に向き合い、それぞれの解決策を見出した、美しい都市型住宅をご紹介します。
大美野の家
設計:ARK STUDIO一級建築士事務所
南面の隣家が近接する住宅地の中で、広やかさと心地よさを生み出すために、垣根に囲まれた東の「表の庭」、シマトネリコの大木を植えて隣地との連続感を持たせた西の「裏の庭」の二つの庭を対角線上に配し、その間に部屋を挟んで、外部空間の雰囲気を引き入れました。部屋はすべて引き戸で間仕切り、吹き抜けを介して1、2階合わせたワンルームの一体空間に。
また、近接する南面隣家の存在感を消すため、あえて1階の南に水回りを置き、陽光が2階の大きな開口部から吹き抜けを通して1階の奥まで届くよう配慮。密集した住宅地の中にありながら、樹木に囲まれて暮らしているような臨場感を生み出しています。
設計:ARK STUDIO一級建築士事務所
南面の隣家が近接する住宅地の中で、広やかさと心地よさを生み出すために、垣根に囲まれた東の「表の庭」、シマトネリコの大木を植えて隣地との連続感を持たせた西の「裏の庭」の二つの庭を対角線上に配し、その間に部屋を挟んで、外部空間の雰囲気を引き入れました。部屋はすべて引き戸で間仕切り、吹き抜けを介して1、2階合わせたワンルームの一体空間に。
また、近接する南面隣家の存在感を消すため、あえて1階の南に水回りを置き、陽光が2階の大きな開口部から吹き抜けを通して1階の奥まで届くよう配慮。密集した住宅地の中にありながら、樹木に囲まれて暮らしているような臨場感を生み出しています。
水盤のあるガレージコートハウス
設計:近藤晃弘建築都市設計事務所
LDKを中心に、家のどこにいても車と中庭が同時に楽しめる家です。LDKから車の見せ方にこだわり、横から、また下からなどさまざまな視点から見ることができるよう配慮されています。中庭の水盤はリビングに乱反射する光を取り込めるような位置につくり、水面とリビングの距離が近くなるようきめこまかい工夫がされています。
設計:近藤晃弘建築都市設計事務所
LDKを中心に、家のどこにいても車と中庭が同時に楽しめる家です。LDKから車の見せ方にこだわり、横から、また下からなどさまざまな視点から見ることができるよう配慮されています。中庭の水盤はリビングに乱反射する光を取り込めるような位置につくり、水面とリビングの距離が近くなるようきめこまかい工夫がされています。
Bridge House
設計:有限会社 モノスタ’70
ローコストで敷地も住宅密集地のため、基本的にはオープンで狭小なプランですが、そこに個のスペースを確保する工夫が。1~2階の開放感や採光を実現するため、吹き抜けにブリッジを架け、1階まで降り注ぐトップライトからの光彩と空隙を、個の空間との分節や上下階のコミュニケーションの手段として位置づけました。施工はプレカットなどの発注を経て、最終的に施主のお父さん(大工)が工務と大工仕事を担当しました。
設計:有限会社 モノスタ’70
ローコストで敷地も住宅密集地のため、基本的にはオープンで狭小なプランですが、そこに個のスペースを確保する工夫が。1~2階の開放感や採光を実現するため、吹き抜けにブリッジを架け、1階まで降り注ぐトップライトからの光彩と空隙を、個の空間との分節や上下階のコミュニケーションの手段として位置づけました。施工はプレカットなどの発注を経て、最終的に施主のお父さん(大工)が工務と大工仕事を担当しました。
inoue residence
設計:mattch inc(マッチ建築設計事務所)
敷地は、オーナーのお母さんが住んでいた実家の長屋の一部。中古のコンテナを積み上げて、1階を店舗に、2、3階を住宅にしたいというのがリクエストでした。中古のコンテナを積むことは日本の法律では規制が多く断念。韓国・釜山で日本の法律に合ったコンテナを製作してもらい、現場まで輸送しました。現場は間口が狭く、上部に電線も多い難関の場所でしたが、クレーン専門業者による熟練の吊り上げ技術で難なく設置。前例のないプロジェクトで店舗オープンまであまり時間もなく、何度も問題点にぶつかりましたが、個性的な外観が印象深い家になりました。
設計:mattch inc(マッチ建築設計事務所)
敷地は、オーナーのお母さんが住んでいた実家の長屋の一部。中古のコンテナを積み上げて、1階を店舗に、2、3階を住宅にしたいというのがリクエストでした。中古のコンテナを積むことは日本の法律では規制が多く断念。韓国・釜山で日本の法律に合ったコンテナを製作してもらい、現場まで輸送しました。現場は間口が狭く、上部に電線も多い難関の場所でしたが、クレーン専門業者による熟練の吊り上げ技術で難なく設置。前例のないプロジェクトで店舗オープンまであまり時間もなく、何度も問題点にぶつかりましたが、個性的な外観が印象深い家になりました。
HOUSE IN IZUMI
設計:一級建築士事務所 フレイム
正面には公園があり、桜を中心に緑豊かな景観が楽しめる閑静な住宅街。この景観を借景として建物とつなぎ、緑豊かな空間演出を実現。正面道路を行き交う人や車からの視線を木塀でさえぎり、公園の緑の木々を切り取った視界が広がるようプランしました。南側からの採光をあえて取らず、直射日光による室内への強い光を抑え、より外部への意識が強くなるよう工夫。外観には一部木板を採用し、温かみを演出。室内天井にも一部同種木材を採用し、テラスとリビングとのつながり感を高めています。1階部分は引き戸を主に採用し、開け放った際の視界性、空気の流れなどを考慮して計画しました。
設計:一級建築士事務所 フレイム
正面には公園があり、桜を中心に緑豊かな景観が楽しめる閑静な住宅街。この景観を借景として建物とつなぎ、緑豊かな空間演出を実現。正面道路を行き交う人や車からの視線を木塀でさえぎり、公園の緑の木々を切り取った視界が広がるようプランしました。南側からの採光をあえて取らず、直射日光による室内への強い光を抑え、より外部への意識が強くなるよう工夫。外観には一部木板を採用し、温かみを演出。室内天井にも一部同種木材を採用し、テラスとリビングとのつながり感を高めています。1階部分は引き戸を主に採用し、開け放った際の視界性、空気の流れなどを考慮して計画しました。
同心町の家
設計:Abax Architects(アバクス・アーキテクツ)
オフィスビルを住宅にコンバージョン。敷地の向かいにお寺があり、メインリビングのある2階からはお墓やたくさんの電線が見えるため、視界の緩衝地帯としてリビングと窓の間にコンサバトリーを設け、観葉植物をたくさん飾りました。1階は4台の車が収納できる駐車場と長いアプローチと玄関、3階はファミリーリビングと主寝室、ガラス張りのウォークインクローゼットとシャワー室、4階の屋上には子供部屋とテラス付きの浴室を設け、都会のオアシスをつくり出しています。
設計:Abax Architects(アバクス・アーキテクツ)
オフィスビルを住宅にコンバージョン。敷地の向かいにお寺があり、メインリビングのある2階からはお墓やたくさんの電線が見えるため、視界の緩衝地帯としてリビングと窓の間にコンサバトリーを設け、観葉植物をたくさん飾りました。1階は4台の車が収納できる駐車場と長いアプローチと玄関、3階はファミリーリビングと主寝室、ガラス張りのウォークインクローゼットとシャワー室、4階の屋上には子供部屋とテラス付きの浴室を設け、都会のオアシスをつくり出しています。
夕雲町の家
設計:祐建築設計事務所
ガルバリウム鋼鈑のインディゴブルーとホワイトのコンビネーションが印象的な外観。3分割した分譲地の真ん中の敷地で、ほぼ長方形の敷地に対して建物が角度をつけて配置されているので、敷地の角に三角形の奥行きのあるスペースが生まれ、デッキや駐車場などとして活用できるようになっています。視覚的な広がりも増し、通風、採光もより多く確保が可能、また隣家との視線の交錯をずらすこともできています。
この家について詳しく読む
延床面積約27坪。段差活用と無駄のない間取りで、コンパクトで快適な家に
設計:祐建築設計事務所
ガルバリウム鋼鈑のインディゴブルーとホワイトのコンビネーションが印象的な外観。3分割した分譲地の真ん中の敷地で、ほぼ長方形の敷地に対して建物が角度をつけて配置されているので、敷地の角に三角形の奥行きのあるスペースが生まれ、デッキや駐車場などとして活用できるようになっています。視覚的な広がりも増し、通風、採光もより多く確保が可能、また隣家との視線の交錯をずらすこともできています。
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Apartment in tamagawa
設計:MimasisDesign(ミメイシスデザイン)
築40年ほどのマンションを、アンティーク建具を採用してリフォーム。56.7平米の広さを有効利用するためワンルームにし、その空間の掃き出し窓を「上げ下げ窓」で覆い二重窓に。イギリスからアンティーク材料を買い付けるショップで、バロック様式の木造教会の「木製上げ下げ窓」を見つけ、そこからイメージを広げました。他のリビングドア、トイレドア、室内ドア、室内用小窓などの建具もアンティーク建具を採用。壁面は古城の石積みをイメージしたエイジング塗装や杉荒材に白塗装の板壁を使い、「上げ下げ窓」の時代に合わせて中世の古城のようなイメージで仕上げました。
設計:MimasisDesign(ミメイシスデザイン)
築40年ほどのマンションを、アンティーク建具を採用してリフォーム。56.7平米の広さを有効利用するためワンルームにし、その空間の掃き出し窓を「上げ下げ窓」で覆い二重窓に。イギリスからアンティーク材料を買い付けるショップで、バロック様式の木造教会の「木製上げ下げ窓」を見つけ、そこからイメージを広げました。他のリビングドア、トイレドア、室内ドア、室内用小窓などの建具もアンティーク建具を採用。壁面は古城の石積みをイメージしたエイジング塗装や杉荒材に白塗装の板壁を使い、「上げ下げ窓」の時代に合わせて中世の古城のようなイメージで仕上げました。
あちこちでお茶できる家 -土間のある家-
設計:一級建築士事務所アトリエm
郊外のなだらかな斜面を造成した、200平米ほどの区画が整然と並ぶ静かな住宅街にあり、南側の道路から1段上がっており、日当たり良好な敷地。真南方向で毎年大規模な花火大会が開かれることに注目し、建物の長辺は真南に正対するよう配置しました。玄関のある短辺部は敷地に直交する平面計画に。これにより街並みに配慮し、西日をさえぎって庭のプライバシーを確保しています。
真南の軸線から直角より23度開いた「ヘの字プラン」の敷地は、1階では特に効果的で、キッチンから空間が見渡すことが可能。メインコンセプトは奥様の「家の中のあちこちで、カフェのようにお茶できたら素敵」という会話から。キッチンで対面して、大きなダイニングテーブルで、居間横のカウンターで、庭で、2階ファミリースペースで、そして大きな玄関土間でお茶が楽しめる家になりました。
設計:一級建築士事務所アトリエm
郊外のなだらかな斜面を造成した、200平米ほどの区画が整然と並ぶ静かな住宅街にあり、南側の道路から1段上がっており、日当たり良好な敷地。真南方向で毎年大規模な花火大会が開かれることに注目し、建物の長辺は真南に正対するよう配置しました。玄関のある短辺部は敷地に直交する平面計画に。これにより街並みに配慮し、西日をさえぎって庭のプライバシーを確保しています。
真南の軸線から直角より23度開いた「ヘの字プラン」の敷地は、1階では特に効果的で、キッチンから空間が見渡すことが可能。メインコンセプトは奥様の「家の中のあちこちで、カフェのようにお茶できたら素敵」という会話から。キッチンで対面して、大きなダイニングテーブルで、居間横のカウンターで、庭で、2階ファミリースペースで、そして大きな玄関土間でお茶が楽しめる家になりました。
T邸
設計:TRANSFORM 株式会社シーエーティ
施主夫妻が持っていたヴィンテージの両開きの扉から家づくりがスタート。ドアノブなどの数ある施主支給のパーツを活かし、特注の建具やお気に入りショップの家具、 DIYの棚に至るまで、古いものがもつ美しさをテーマにつくり上げたハーモニーを楽しむ住まいです。
この家について詳しく読む
デザインの中心はヴィンテージ扉。ゆるやかな時の流れを楽しむ家
設計:TRANSFORM 株式会社シーエーティ
施主夫妻が持っていたヴィンテージの両開きの扉から家づくりがスタート。ドアノブなどの数ある施主支給のパーツを活かし、特注の建具やお気に入りショップの家具、 DIYの棚に至るまで、古いものがもつ美しさをテーマにつくり上げたハーモニーを楽しむ住まいです。
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楽しく暮らせ夢が広がる家
設計:新井律子建築設計事務所
西と北が道路に面する40坪の角地で、南側には既に古い住宅が建っており、南からの光をいかに取り込むかが課題でした。西日対策のために深い庇を設け、夏にはすだれを使用。西側の縁はご近所の方や友達が来たときの玄関となり、ご家族の日向ぼっこや夕涼みの場にもなります。木をふんだんに使った内装、居心地のよいシンプルな間取りの、家族が健康で明るく暮らせる家です。
設計:新井律子建築設計事務所
西と北が道路に面する40坪の角地で、南側には既に古い住宅が建っており、南からの光をいかに取り込むかが課題でした。西日対策のために深い庇を設け、夏にはすだれを使用。西側の縁はご近所の方や友達が来たときの玄関となり、ご家族の日向ぼっこや夕涼みの場にもなります。木をふんだんに使った内装、居心地のよいシンプルな間取りの、家族が健康で明るく暮らせる家です。
蔀屋の家
設計・施工:株式会社木又工務店
さまざまな樹種の端材を壁に貼り付けた、ナチュラルな木の魅力いっぱいのリビングのアクセントウォールが見事。樹種を何種類もミックスして使ってもくどくならないようデザインを検討し、またほこりがたまりにくく、手入れがしやすいように、大きなブロック以外は奥行きを揃えています。エアプランツなどを下げられるよう、大きなブロックの上部にはフックを取り付け、ディスプレイを楽しめるようにしたのもこだわりのひとつ。伝統ある大工技術を大切にした家づくりがモットーだそう。
設計・施工:株式会社木又工務店
さまざまな樹種の端材を壁に貼り付けた、ナチュラルな木の魅力いっぱいのリビングのアクセントウォールが見事。樹種を何種類もミックスして使ってもくどくならないようデザインを検討し、またほこりがたまりにくく、手入れがしやすいように、大きなブロック以外は奥行きを揃えています。エアプランツなどを下げられるよう、大きなブロックの上部にはフックを取り付け、ディスプレイを楽しめるようにしたのもこだわりのひとつ。伝統ある大工技術を大切にした家づくりがモットーだそう。
19HOUSE
設計:マスタープラン一級建築士事務所
施工:株式会社 藏家
国産の木材にこだわった新築戸建て住宅、マンション・リノベーション、リフォームに特化し、国産材を使った、高断熱高気密の家を建てている工務店オーナーの自邸。わずか5.5mの間口で、左右と後ろが建物に囲まれた敷地に、光をどう建物内に入れるのか、検討を重ねたそう。また、間口が狭い中でも奥さまの要望だった対面式キッチンを実現させるために、リビングやダイニング、子供部屋に段差をつけました。そのことで、視線的にもキッチンが中心の間取りが実現。
設計:マスタープラン一級建築士事務所
施工:株式会社 藏家
国産の木材にこだわった新築戸建て住宅、マンション・リノベーション、リフォームに特化し、国産材を使った、高断熱高気密の家を建てている工務店オーナーの自邸。わずか5.5mの間口で、左右と後ろが建物に囲まれた敷地に、光をどう建物内に入れるのか、検討を重ねたそう。また、間口が狭い中でも奥さまの要望だった対面式キッチンを実現させるために、リビングやダイニング、子供部屋に段差をつけました。そのことで、視線的にもキッチンが中心の間取りが実現。
中百舌鳥の家
設計:北野彰作建築研究所
外壁は全面タイル張りで、インテリアは漆喰塗とタモ材を使用。防音仕様のピアノ室や屋根付きのウッドデッキテラスもあります。外部からは生活の様子がほとんどうかがえないほど閉じられた外観にもかかわらず、内部は一転して光と風の通り抜ける空間が広がります。天然石や漆喰、和紙、無垢の木材を組み合わせた、優しく上質なインテリアです。
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