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4月に訪れたいデザイン・建築・工芸の展覧会&イベント情報
「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」、「くまのもの」、「BRIDGEー大野美代子の人と人、街と町を繋ぐデザインー」「デンマーク・デザイン展」「JAGDA つながりの展覧会」「森のヒミツ COMPANY展」などをご紹介します!
Houzz Japan
2018年4月1日
Houzz Japan 公式アカウント
フィンランドのデザインスタジオの様子
(左)ヨハン・オリンと(右)アーム・ソン 2016年
【福岡】SECRETS FROM FOREST 森のヒミツ COMPANY展
会場:三菱地所アルティアム
会期:4月22日まで(4月17日休館)
入場料:400円
COMPANY(カンパニー)はフィンランド人ヨハン・オリンと韓国人アーム・ソンによる注目のデザインユニット。世界各地の伝統工芸とコラボレーションしてきたふたりは、近年「九州」に着目。福岡・八女地方や、佐賀の職人たちと交流し、新たなプロダクトを生み出している。この展覧会では「SECRETS FROM FOREST 森のヒミツ」をテーマに、現代のデザインと世界各地の伝統工芸を融合させた作品、「Secrets」シリーズの人形やオブジェを展示。作り手と交流し、丁寧にリサーチしたあとに生まれる作品は、ユーモアとぬくもりを持ち合わせ、子どもから大人まで魅了している。
(左)ヨハン・オリンと(右)アーム・ソン 2016年
【福岡】SECRETS FROM FOREST 森のヒミツ COMPANY展
会場:三菱地所アルティアム
会期:4月22日まで(4月17日休館)
入場料:400円
COMPANY(カンパニー)はフィンランド人ヨハン・オリンと韓国人アーム・ソンによる注目のデザインユニット。世界各地の伝統工芸とコラボレーションしてきたふたりは、近年「九州」に着目。福岡・八女地方や、佐賀の職人たちと交流し、新たなプロダクトを生み出している。この展覧会では「SECRETS FROM FOREST 森のヒミツ」をテーマに、現代のデザインと世界各地の伝統工芸を融合させた作品、「Secrets」シリーズの人形やオブジェを展示。作り手と交流し、丁寧にリサーチしたあとに生まれる作品は、ユーモアとぬくもりを持ち合わせ、子どもから大人まで魅了している。
Secrets of Russiaシリーズより マトリョーシカ
《THE BEARS》 2012年
森へ行くと、色や形や質感、生きものや食べものに触れ、心がわくわくするというふたり。COMPANYがインスピレーションを受けている森をテーマにした空間で、ふたりの作品とスピリッツを感じてみては。◆詳しくはこちら
《THE BEARS》 2012年
森へ行くと、色や形や質感、生きものや食べものに触れ、心がわくわくするというふたり。COMPANYがインスピレーションを受けている森をテーマにした空間で、ふたりの作品とスピリッツを感じてみては。◆詳しくはこちら
【東京】JAGDA つながりの展覧会 Part1 マスキングテープ
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:4月22日まで開催中
種別:展示・販売
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は今年から2020年までの3年間、デザインがもつ “つなぐ力” で障害のあるアーティストとパラリンピアンを支援していく。第1弾となる今回は〈エイブルアート・カンパニー〉に所属する障害のあるアーティストの作品を、国内外のデザイナーがマスキングテープにデザインした。(製作:〈カモ井加工紙株式会社〉)会場で展示されている作品を購入すると、アーティストに作品使用料が支払われ、製造原価を除く販売収益は日本パラリンピアン協会に寄付される。個性的な作品を気軽に楽しみながら、誰かの力になれる企画。1年をかけて全国で展示販売される予定。◆詳しくはこちら
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:4月22日まで開催中
種別:展示・販売
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は今年から2020年までの3年間、デザインがもつ “つなぐ力” で障害のあるアーティストとパラリンピアンを支援していく。第1弾となる今回は〈エイブルアート・カンパニー〉に所属する障害のあるアーティストの作品を、国内外のデザイナーがマスキングテープにデザインした。(製作:〈カモ井加工紙株式会社〉)会場で展示されている作品を購入すると、アーティストに作品使用料が支払われ、製造原価を除く販売収益は日本パラリンピアン協会に寄付される。個性的な作品を気軽に楽しみながら、誰かの力になれる企画。1年をかけて全国で展示販売される予定。◆詳しくはこちら
成瀬・猪熊建築設計事務所《LT城西》 2013年 名古屋
撮影:西川公朗
【東京】建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
会場:森美術館
会期:4月25日〜9月17日
入場料:1,800円
丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など多くの日本人建築家が、今日、国際的に高い評価を受けているのはなぜか? その答えを探すため、9つのセクションに分けて古代から現代まで数々の建築を振り返り、底流に脈々と受け継がれてきた発想と表現を探る。
撮影:西川公朗
【東京】建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
会場:森美術館
会期:4月25日〜9月17日
入場料:1,800円
丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など多くの日本人建築家が、今日、国際的に高い評価を受けているのはなぜか? その答えを探すため、9つのセクションに分けて古代から現代まで数々の建築を振り返り、底流に脈々と受け継がれてきた発想と表現を探る。
伝千利休《国宝・待庵》
安土桃山時代(16世紀)/ 2018年(原寸再現)
制作:ものつくり大学 ※参考図版
会場には、千利休の作と伝えられ、京都・妙喜庵に現存する日本最古の茶室、国宝《待庵》を原寸で再現したものや、「美しいもののみ機能的である」と唱えた丹下の《自邸》を1/3スケールで再現した巨大模型などが展示される。また、剣持勇や長大作など戦後のモダニズム建築を彩ってきたデザイナーのオリジナルの家具を集め、実際に座ることができるラウンジをしつらえる。◆詳しくはこちら
安土桃山時代(16世紀)/ 2018年(原寸再現)
制作:ものつくり大学 ※参考図版
会場には、千利休の作と伝えられ、京都・妙喜庵に現存する日本最古の茶室、国宝《待庵》を原寸で再現したものや、「美しいもののみ機能的である」と唱えた丹下の《自邸》を1/3スケールで再現した巨大模型などが展示される。また、剣持勇や長大作など戦後のモダニズム建築を彩ってきたデザイナーのオリジナルの家具を集め、実際に座ることができるラウンジをしつらえる。◆詳しくはこちら
立ち椅子
撮影:藤塚光政
【東京】BRIDGEー大野美代子の人と人、街と町を繋ぐデザインー
会場:GALLERY A⁴(ギャラリーエークワッド)
会期:4月25日まで開催中
入館料:無料
プロダクトデザイナーであり、世界的に評価されている橋の環境デザイナー、大野美代子の作品を紹介する展覧会が開催されている。美大で空間デザインを学び、百貨店のインテリアデザイン室、スイス留学、設計事務所での仕事を経て、日本で〈エムアンドエムデザイン事務所〉を立ち上げた大野。1970年代、洋風の家具が流通するなか、プロダクトデザイナーとして日本の暮らしや食生活に適したダイニングテーブルや椅子を発表し、世界で注目される。1977年に初めて手がけた歩道橋のデザインにおいて、優れたデザインを実現したことがきっかけとなり、その後も橋をデザインし続けた。生活空間あるいは風景の中にある「橋」という観点も大切にし、デザインが重要視されてこなかった当時の土木の世界に風穴をあけた彼女の軌跡をたどることができる。◆詳しくはこちら
撮影:藤塚光政
【東京】BRIDGEー大野美代子の人と人、街と町を繋ぐデザインー
会場:GALLERY A⁴(ギャラリーエークワッド)
会期:4月25日まで開催中
入館料:無料
プロダクトデザイナーであり、世界的に評価されている橋の環境デザイナー、大野美代子の作品を紹介する展覧会が開催されている。美大で空間デザインを学び、百貨店のインテリアデザイン室、スイス留学、設計事務所での仕事を経て、日本で〈エムアンドエムデザイン事務所〉を立ち上げた大野。1970年代、洋風の家具が流通するなか、プロダクトデザイナーとして日本の暮らしや食生活に適したダイニングテーブルや椅子を発表し、世界で注目される。1977年に初めて手がけた歩道橋のデザインにおいて、優れたデザインを実現したことがきっかけとなり、その後も橋をデザインし続けた。生活空間あるいは風景の中にある「橋」という観点も大切にし、デザインが重要視されてこなかった当時の土木の世界に風穴をあけた彼女の軌跡をたどることができる。◆詳しくはこちら
フィン・ユール《椅子「チーフテンチェア」》ニルス・ロート・アナスン/デンマーク・デザイン博物館
Photo : Designmueum Danmark / Pernille Klemp
【岐阜】デンマーク・デザイン展
会場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリー I
会期:4月21日〜6月17日
入館料:900円
デンマーク・デザイン博物館の協力のもと、アルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナー、フィン・ユールに代表されるミッドセンチュリーの傑作から、現代の製品までおよそ200点を紹介し、デンマーク・デザインの歴史とその魅力に迫る。
手工業の伝統が現在まで残る北欧諸国の中でも、デンマークは家具生産に活路を見出した。素材の美しさを活かしたシンプルで機能的な名作家具が次々に誕生し、世界中のファンに愛され続けている。時代を超えて親しまれるデザインは、幸福度指数が極めて高いデンマークという国を反映し、「真に豊かな暮らし」のヒントが詰まっている。
会期中は、関連企画としてデンマークデザインについて理解を深める講演会、映画上映会のほか、飛騨・高山に再現されたフィン・ユール邸特別鑑賞ツアーも企画されている。◆詳しくはこちら
Photo : Designmueum Danmark / Pernille Klemp
【岐阜】デンマーク・デザイン展
会場:岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリー I
会期:4月21日〜6月17日
入館料:900円
デンマーク・デザイン博物館の協力のもと、アルネ・ヤコブセン、ハンス・ウェグナー、フィン・ユールに代表されるミッドセンチュリーの傑作から、現代の製品までおよそ200点を紹介し、デンマーク・デザインの歴史とその魅力に迫る。
手工業の伝統が現在まで残る北欧諸国の中でも、デンマークは家具生産に活路を見出した。素材の美しさを活かしたシンプルで機能的な名作家具が次々に誕生し、世界中のファンに愛され続けている。時代を超えて親しまれるデザインは、幸福度指数が極めて高いデンマークという国を反映し、「真に豊かな暮らし」のヒントが詰まっている。
会期中は、関連企画としてデンマークデザインについて理解を深める講演会、映画上映会のほか、飛騨・高山に再現されたフィン・ユール邸特別鑑賞ツアーも企画されている。◆詳しくはこちら
COEDA HOUSE 2017
Photo : Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office
【東京】くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質
Kengo Kuma: a LAB for materials
会場:東京ステーションギャラリー
会期:5月6日まで開催中
入場料:1100円
世界的建築家、隈研吾の展覧会が先月から開催中だ。約30年に及ぶ膨大なプロジェクトを素材別に分類し、“もの” という観点から建築の可能性をさぐる。
会場には模型、モックアップ(実物素材による原寸大の部分模型)、映像や素材サンプルなどを通じて、多角的に隈研吾の仕事を紹介するとともに、隈が考えるこれからの物質と人間の関わり方の未来像を提示する。展示室は一部をのぞき、ほぼすべて撮影できる。◆詳しくはこちら
こちらもあわせて
建築家の住宅論を読む(4)~隈研吾『10宅論』~
Photo : Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office
【東京】くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質
Kengo Kuma: a LAB for materials
会場:東京ステーションギャラリー
会期:5月6日まで開催中
入場料:1100円
世界的建築家、隈研吾の展覧会が先月から開催中だ。約30年に及ぶ膨大なプロジェクトを素材別に分類し、“もの” という観点から建築の可能性をさぐる。
会場には模型、モックアップ(実物素材による原寸大の部分模型)、映像や素材サンプルなどを通じて、多角的に隈研吾の仕事を紹介するとともに、隈が考えるこれからの物質と人間の関わり方の未来像を提示する。展示室は一部をのぞき、ほぼすべて撮影できる。◆詳しくはこちら
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草壁家(となりのトトロ)©1988 Studio Ghibli
【神戸】アニメーションにみる日本建築ージブリの立体建造物展よりー
会場:竹中大工道具館1Fホール
会期:5月6日まで開催中
入場料:500円
あべのハルカスや、東京たてもの園で開催された「ジブリの立体建造物展」で展示されたもののなかから、日本建築に焦点を当てた展覧会。『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などに登場する建物に関連する背景画や美術ボード、美術設定の制作資料(複製)を約70点公開している。さらに、『となりのトトロ』に登場する草壁家住宅を一部再現した実物大の模型を展示。木造建築の仕組みを『となりのトトロ』の舞台を通して理解することができる。◆詳しくはこちら
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あべのハルカスや、東京たてもの園で開催された「ジブリの立体建造物展」で展示されたもののなかから、日本建築に焦点を当てた展覧会。『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などに登場する建物に関連する背景画や美術ボード、美術設定の制作資料(複製)を約70点公開している。さらに、『となりのトトロ』に登場する草壁家住宅を一部再現した実物大の模型を展示。木造建築の仕組みを『となりのトトロ』の舞台を通して理解することができる。◆詳しくはこちら
【東京】47 REPAIR & CARE/47都道府県の修理と手入れ展
会場:d47 MUSEUM
会期:4月5日〜6月11日
入場料:無料
ものを買わない・持たない時代へ変わりつつある今、新たな価値観として「修理や手入れをすることで長く使い続けられるもの」を選ぶ人が増えている。土地の資源、技術、風土と関連していること、暮らしに身近な修理や手入れであること、自社製品に限らず修理や手入れをし、業界に貢献していること、の3点を基準に選ばれたプロが出展。陶磁器を漆で直す「漆継ぎ」、地域特有の素材を原料にする「染め直し」。木工産地メーカーによるまな板の「削り直し」や、老舗石鹸メーカー開発の「シミ取りキット」など、各地の資源、技術、風土と関わりを持ち、私たちの暮らしに関わる修理方法と手入れの道具を紹介する。会期中は洗濯の勉強会、こぎん刺しでの繕いワークショップ、台所用品のお手入れの基礎講座、陶磁器を直す「漆継ぎ」や衣類の「染め替え」など、多数のイベントが予定されている。◆詳しくはこちら
会場:d47 MUSEUM
会期:4月5日〜6月11日
入場料:無料
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