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アウトドアだけじゃない。ディレクターズチェアの楽しみ方
BBQやキャンプなど、アウトドアで人気のディレクターズチェア。選び方しだいで室内でも使えるおしゃれアイテムです。
ディレクターズチェアとは、フレームにキャンバスや革製などの座面と背もたれを組み合わせた、折りたたみ式椅子のこと。映画監督が撮影現場で座っている映像を見たことがある人も多いでしょう。軽くて持ち運びやすいので、キャンプや山遊び、屋外でのスポーツ観戦などで人気のアイテムですが、最近では室内の家具としてインテリアに組み込む流れも。そこで、気軽さとファッション性をあわせ持つおしゃれなディレクターズチェアの活用方法をご紹介します。
1. お気に入りの一脚を部屋の中心にする
アトリエの一角にイーゼルと置かれたディレクターズチェア。元々移動しやすさが特徴の折りたたみ椅子だけに、ガレージやアトリエ、小屋などどんな趣味のスペースにもぴったりです。この例では腰壁と同じ白のファブリックを選んでいますが、気分や季節に合わせて色や素材を変えてもよいでしょう。
アトリエの一角にイーゼルと置かれたディレクターズチェア。元々移動しやすさが特徴の折りたたみ椅子だけに、ガレージやアトリエ、小屋などどんな趣味のスペースにもぴったりです。この例では腰壁と同じ白のファブリックを選んでいますが、気分や季節に合わせて色や素材を変えてもよいでしょう。
暖炉のある広々としたリビングのアクセントになっているディレクターズチェア。ゴールドのフレームにファーのファブリックと、ほかのディレクターズチェアとは大きく異なる豪華さです。重厚なソファや家具にも負けないインパクトの強いデザインでありながら、インテリアによくなじむ優秀さ。もちろんディレクターズチェアの本来の役目である簡易な椅子としても便利な一脚です。
2. 異なるデザインの椅子と組み合わせる
ディレクターズチェアをインテリアに取り入れるときは、素材や色にこだわってみましょう。こちらは座面と背もたれに牛革を使ったディレクターズチェア。シックな茶系の木製フレームと個性的な牛革の生地が、よくある金属製フレームのデザインとは一線を画す存在感を放っています。印象的なアートとの相性もぴったりです。
ディレクターズチェアをインテリアに取り入れるときは、素材や色にこだわってみましょう。こちらは座面と背もたれに牛革を使ったディレクターズチェア。シックな茶系の木製フレームと個性的な牛革の生地が、よくある金属製フレームのデザインとは一線を画す存在感を放っています。印象的なアートとの相性もぴったりです。
モントリオールにある個人宅のリビングルーム。茶系ベースのインテリアによくなじむ黒とベージュのコンビネーションのディレクターズチェアを、対面に2脚配置しています。また、ベントウッドチェア(曲木椅子)やスツールなどさまざまな形の椅子と組み合わせ、空間に軽やかなリズム感とボリューム感を生みだしています。
ダイニング用に3人掛けソファやフランク・ゲーリーデザインの《ハイスティッキングバックチェア》にディレクターズチェアを組み合わせた例です。爽やかさと落ち着きのある白やベージュ、ナチュラルウッドの配色に、背もたれの洗いざらしの生地がほどよいカジュアルさを加えています。ちなみに、こうしたディレクターズチェアは余分に準備しておくと突然の来客にも安心です。
3. ファブリックの色や柄とインテリアをリンクする
ディレクターズチェアのファブリックの色柄をインテリアとリンクすると、まとまった印象の空間になります。
写真は、豊かな自然に面したポーチのカジュアルなシーティングエリア。赤が印象的な木製ディレクターズチェアと壁に掛けられた赤いトートバッグやラグがいいアクセントになっています。さらに紺のミニソファと白の雑貨がつくるトリコロールの配色や、ストロー材のミニテーブルやラグが加わり、明るいビーチテイストをつくっています。
ディレクターズチェアのファブリックの色柄をインテリアとリンクすると、まとまった印象の空間になります。
写真は、豊かな自然に面したポーチのカジュアルなシーティングエリア。赤が印象的な木製ディレクターズチェアと壁に掛けられた赤いトートバッグやラグがいいアクセントになっています。さらに紺のミニソファと白の雑貨がつくるトリコロールの配色や、ストロー材のミニテーブルやラグが加わり、明るいビーチテイストをつくっています。
休暇を楽しむ別荘だけあり、建物全体が船やボート、釣りなどマリンスポーツに関わるモチーフでまとめられています。壁や天井、ペンダントライトまで白で揃えたリビングルームには、黒い鯨のモチーフやカヌーのオールを飾ってアクセントに。さらに白の木製フレームとシェブロン柄の生地のディレクターズチェアを配し、余計な色をいれずにモダンですっきりとした印象に仕上げました。
白く波打つ形が美しい〈GUBI〉の《ターボペンダントライト》や淡いピンクのレザーソファ、重厚な木製のテーブル、モノクロの写真作品と、各アイテムが存在感を感じさせるダイニングルーム。ですが、どこかかわいさや力の抜けた印象があるのは、ピンクをアクセントにした甘い色づかいとディレクターズチェアの軽やかさによるものでしょう。この例を見ればディレクターズチェアが重厚な家具ともよく合い、使いやすいアイテムだとわかります。
淡いグリーンのレザーとナチュラルウッドのフレームが爽やかなディレクターズチェア。キッチンのカウンターにもぴったりのハイチェアです。写真のようにカウンターに高さがあるなら、足置きがあるデザインを選ぶと快適です。また床のタイルも含めた部屋全体の配色を、茶・白・グリーンで合わせており、細部にまでこだわった心憎い演出です。
近くの高速道路からの目隠しを兼ねた外観が特徴的な個人宅。母屋とゲストルームを繫ぐ空間にピザ釜を設置し、屋内外をつなぐ社交場にしています。こうした人が行き来する空間にこそ、ディレクターズチェアは真価を発揮します。数脚置いて使うことはもちろん、テーブル代わりのスツールを足せば立派なセカンドリビングに。さらに白いファブリックを選んで爽やかさも加えています。
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