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共働き家族のための、家事シェアできる住まいの作り方【洗濯〜クローゼット篇】
今回は家族間の違いがでやすい家事、「洗濯」について解説します。毎日欠かせない作業こそ、動線を短くしましょう。
Rie Horiguchi
2022年5月7日
洗濯は、家事の中でも最もプロセス数が多い家事。家族といえども洋服をしまうまでのルールが違うことでストレスを感じるという声をよく伺います。この記事では家事シェアするための洗濯のルールを見直すポイントと、動線についてご紹介します。家族はもちろん、家事のプロに依頼するときにも、家事シェアしやすいヒントや工夫を採りいれて、心地よい毎日を過ごしましょう。
「我が家のルール」を見直す
洗濯は、衣類やリネン類の仕分け方、洗い方、干し方、しまい方など各プロセスに自分なりのこだわりや優先順位があります。しかし、日常的に家事を担当している人のルールが「我が家のルール」になるのが一般的。ルールがあることはとてもよいことですが、押し付ける形になり家事シェアしにくい原因になることも。
「どんなルールにすれば、家族みんなができるだろう?」とイメージしながら、「我が家のルール」を決めましょう。
洗濯は、衣類やリネン類の仕分け方、洗い方、干し方、しまい方など各プロセスに自分なりのこだわりや優先順位があります。しかし、日常的に家事を担当している人のルールが「我が家のルール」になるのが一般的。ルールがあることはとてもよいことですが、押し付ける形になり家事シェアしにくい原因になることも。
「どんなルールにすれば、家族みんなができるだろう?」とイメージしながら、「我が家のルール」を決めましょう。
たたむを省く
たとえば、たたむのが苦手な家族や幼い子どもがいる家庭なら、衣類を収納するクローゼットは「掛ける収納」を採用するとよいでしょう。
「たたむ」プロセスを省けて時間の短縮になりますし、乾いた洗濯物をそのまま運ぶ方が、畳んだ衣類を重ねて運ぶより簡単です。
たとえば、たたむのが苦手な家族や幼い子どもがいる家庭なら、衣類を収納するクローゼットは「掛ける収納」を採用するとよいでしょう。
「たたむ」プロセスを省けて時間の短縮になりますし、乾いた洗濯物をそのまま運ぶ方が、畳んだ衣類を重ねて運ぶより簡単です。
入れるだけアイテムをつくる
また、シワが気にならないタオルや普段着、下着類などは、カゴや引き出しに「入れるだけ」というルールを採用するのもおすすめです。
洗濯物のたたみ方の違いで家族ともめたという話をよく伺いますが、大切なのは「一般的に理想とされる家事」をやることよりも、「家族が毎日笑顔で過ごせる」こと。共働きの家庭が過半数を超えた現代には、現代の暮らしに合った家事のスタイルがあるのです。
また、シワが気にならないタオルや普段着、下着類などは、カゴや引き出しに「入れるだけ」というルールを採用するのもおすすめです。
洗濯物のたたみ方の違いで家族ともめたという話をよく伺いますが、大切なのは「一般的に理想とされる家事」をやることよりも、「家族が毎日笑顔で過ごせる」こと。共働きの家庭が過半数を超えた現代には、現代の暮らしに合った家事のスタイルがあるのです。
洗濯のプロセスごとに動線を考える
洗濯は、大きく分けて
洗濯は、大きく分けて
- 洗う〜干す
- 取り込む〜たたむ
- たたむ〜しまう
現在の住まいの動線も見直す余地はあります。まずは物干しスペースの近くの部屋(または空間)にファミリークローゼットが設けられないか検討します。タオルや下着、パジャマなどをしまう収納スペースを脱衣室に設けるのもよいでしょう。
家づくりを検討している場合は、洗濯スペースのそばに室内物干しスペース、外干しスペース、ファミリークローゼットをセットで計画しましょう。
我が家も、洗濯に関わるスペースを一ヵ所にまとめたおかげで、洗濯動線が短くなり家事の負担が激減しました。家事のプロに依頼する場合も、家中あちこち動き回る必要がなく、効率的に作業してもらえるでしょう。
ランドリールームの写真を見る
我が家も、洗濯に関わるスペースを一ヵ所にまとめたおかげで、洗濯動線が短くなり家事の負担が激減しました。家事のプロに依頼する場合も、家中あちこち動き回る必要がなく、効率的に作業してもらえるでしょう。
ランドリールームの写真を見る
洗濯物を2階で干すなら、思い切って2階に浴室を設けると家事動線のよい住まいが実現します。
室内物干しスペースは共働きには特に必要不可欠。天候や花粉を心配をせず洗濯物を干すことができます。湿気がこもりやすくなるため、室内物干しスペースには換気扇を必ず設置しておきましょう。
室内物干しスペースは共働きには特に必要不可欠。天候や花粉を心配をせず洗濯物を干すことができます。湿気がこもりやすくなるため、室内物干しスペースには換気扇を必ず設置しておきましょう。
アイロン掛けが必要な場合は、アイロンをかける場所もイメージしておきましょう。アイロン台を収納内に収め、必要な場所に電源を用意できます。
家事シェアしやすい住まいは、家族のできることを増やし、相手に「ありがとう」を伝える機会が増える住まい。家事動線はもちろん、仕組みやルールを見直すことで共働き夫婦の限られた時間を笑顔のあふれる毎日にしてくれる住まいでもあるのです。
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