インテリア
キッチン&ダイニングの複合スペースカウンターキッチンとダイニングテーブルを一緒にしたカフェスタイルも、最近はよく見かけるようになりました。この場合、キッチンの作業スペースと食事スペースは同じ照明を兼用とすることができます。
もちろん、リビングスペースの床にもタイルは使えます。模様のはっきりしたタイルを使えば、床に目線が引きつけられて、空間に奥行きが感じられるようになります。
写真のトイレは、飾り棚の後ろの壁にタイルでアクセントをつけ、足元は六角形のストーンタイルを敷いて、和風のシックな空間をつくっています。
光の美しさを感じさせる明るい色は光を反射する一方、暗い色は光を吸収すると言われます。自然光や間接照明を浴びたときの濃い色の壁の微妙なニュアンスは、部屋に奥深い表情を与えてくれることも。こちらの玄関ホールでは、横から入ってくる光がチャコールグレーの壁にグラデーションをつくり、美しく見せていると同時に、グレーの壁そのものが光を強調してくれています。もしこの壁が白だったら、このような光の微妙な美しさを楽しめないかもしれません。チャコールグレーにモノクロの写真もシックな演出。グレーをバックに、植物の緑にもより深みが出ているように見えます。
「明度」と広さ、狭さの関係すべての色の中で、最も明度が高い、つまり明るい色が白で、最も明度が低い、つまり暗い色が黒になります。この「明度」が空間にもたらす視覚効果はいくつもありますが、まず挙げられるのが「広さ」との関わりです。同じ広さの空間でも、明るい色を使うことで、暗い色を使ったときよりも広く感じさせることができるということは、皆さんもきっとよくご存じと思います。
北向きの部屋や日照の少ない部屋なら逆に、暖かい光が入りにくい北向きの部屋や、光が届きにくいスペースには、写真のように赤、オレンジ、黄色など暖色系の色を大きな面積に取り入れるのもおすすめです。暖色系の視覚効果で、暖かさを感じやすくなります。寒暖色ともに、壁やカーペット、カーテンなど、ある程度広い面積で取り入れると、さらに効果が高まります。
7.光のまぶしさ感をなくす年齢を重ねると、ものを見るのに明るさが必要になるため、明るい照明を居室に設置することが一般的です。ですが、その半面、年齢を重ねると光のまぶしさを感じるようになってきます。そのため、部屋の明るさ以上に大切なのは、「まぶしさをなくす」ことです。
5.親世帯の居室をあえて2Fに設ける二世帯住宅をつくる場合、階段の昇り降りや将来の暮らしを考慮して、1Fに親世帯の居住スペースを設けるのが一般的です。たしかにメリットはあるのですが、「孫がいつも寝室脇のリビングにいるので、ゆっくり過ごせない」「洗濯機は1Fなのに、親世帯の洗濯物は2Fで干さなくてはいけないのがストレス」という声をいただくことが多いのも、また事実です。実はシルバー世代の方が自分たちで終の棲家を建てる場合、自室を2Fに設けるケースは案外多いものです。2Fのほうがゆったりと落ち着ける居住空間を得られるケースも少なくありません。二世帯住宅だからといって、シニア世代の住まいを必ず1Fにしなければならないわけではないのです。
家を建てることは、ゴールではなくスタートです。家を建てたら幸せになるのではなく、幸福とは日々の暮らしの中で持続的に感じるものなのです。家づくりは一生の一大事ですから、あとで後悔しないよう、ていねいに向き合いましょう。こちらもあわせて家族が快適に暮らすための「二世帯住宅」づくり、プロが配慮する7つのポイントとは?子どもが育っても快適に暮らせる家づくり、8つの秘訣は?シニア世代が豊かに過ごすためのインテリアのヒント10資産価値の高い住まい、下がりにくい住まいとは?建築士・建築家を探す工務店・施工会社を探すハウスメーカーを探す設計施工・リノベーションのプロを探すリフォーム会社を探す
家族の時間を大切にしたいという場合には、コンパクトな空間の方が家族との距離が近くなります。家事動線が短い、掃除をするスペースが少なくて済むなどのメリットも生まれます。自分の理想の暮らしの写真を見つけると、より具体的にイメージできます。たとえば……
3. 後になれば片づける時間ができるふりをするありがちな判断ミス:とりあえずここに置いておこう。正しい判断:その物には定位置がありますか? もしあるなら、ほんの数秒で済むのでそこにしまいましょう。間違った場所に物を積み上げるのは、仕事を後回しにするだけ。いずれそれを片づけるときには、もっと面倒になります。解決方法:10秒作戦を試してみましょう。よほどの大邸宅に住んでいない限り、たいていの物は10秒あれば元の場所に戻せるはず。まずこれをしまうには10秒しかかからないんだと自分に言い聞かせて、実際にしまい終わるまでカウントする練習をしましょう。10秒くらい、どうってことないはずです。もしもある物をいつも同じ場所に放置してしまうなら、フックや棚、バスケットなどを使ってそこをしまい場所にするのはいかがですか?
8. 出がけに慌てずにすむ朝、出かける前の時間にいつもばたばたしてしまう、という人はいませんか? 家を出るときになって鍵がない、子どものバックパックが見当たらない、と探していれば、小さなことに見えますが、貴重な朝の時間をとって予定に影響してしまうもの。整理整頓しておけば、朝のルーチンもスムーズに進みます。その日に着る服をワードローブからさっと取り出し、片づいたキッチンで朝食と昼食を用意して、整然と整ったクロゼットからコートと靴をぱっと出して家を出る――ストレスなく1日がスタートできそうですね。収納や整理整頓の記事をもっと読む
6. 眠りの質が上がる邪魔や妨げになるものがあると、気持ちよく眠りにつくのが難しくなる場合があります。質のいい睡眠が足りないと感じているなら、雑然とした寝室をすっきり片づけると効果があるかもしれません。1日の終わりに、悩みはひとまず脇へ置いて、清潔で落ち着きのある、片づいた寝室でゆったり身体を伸ばして休みましょう。
3. 心が穏やかになる家に帰ると、すべてのものがあるべきところに気持ちよく収まった、余裕のあるすっきり落ち着いた部屋だったら、とても気分がいいはず。逆に、家にモノがあふれているとストレスを感じ、落ち着きません。物理的なモノを減らして、心の平穏を手に入れてみては?
人を招くもっとも効果的なのが、住まいに人を招くこと。計画的に片づけるのは苦手という人でも、具体的な日にちが決まっていれば、実行あるのみです。とりあえず玄関とリビングとサニタリーだけというように、お客様を招いたときに目に入る場所に限定して掃除をしたり、整えるだけでも構いません。気張りすぎず、けれどももてなしの心を持って準備したいですね。「片づいたら家に呼ぶね」と言っているうちは、なかなか実行に移せませんから、とにかく招く日を決めてしまうのが得策です。
自分の心地よさ、相手の心地よさを知る片付いた部屋と一口に言っても、その基準は人によって違います。リビングのテーブルまわりにあるリモコンを例にとって考えてみましょう。テーブルの上に何もない状態がすっきり心地いいと感じる人は、リモコンは引き出し内にしまうのが当たり前、よく使うものがすぐ手に取れる状態が心地いいと感じる人は、テーブルの上に置いたり、立てたりする状態が当たり前と感じるというように、心地よさには個人差があります。
8. コーヒーはたまの楽しみにする習慣として、コーヒーというのはやめるのがとても難しいものです。あのおいしさといい朝飲むと元気が出るところといい、本当に楽しい経験です。でも、悪影響が生じることもあります。砂糖入りなら血糖値が上がりますし、カフェインは気分変動、睡眠パターンの変化への影響を引き起こします。最悪なのがカフェイン離脱による頭痛です。現在1日に2、3杯以上飲んでいるなら、徐々に減らしてみてください。何杯かをハーブティーなどの温かい飲み物に代えるのもよいでしょう。そして毎日習慣で飲むのをやめようと思えれば、コーヒーがノルマではなくたまの楽しみになります。喜びが増すだけでなく、急いで元気を出さなければならないときに、また効き目が感じられるようになるでしょう。
4. テクノロジーの使用を制限する常にネットにつながっているのは、とても便利な反面、自分が今いるところを楽しむ妨げになりかねません。それに1日の中には、それ自体で素晴らしい小さな瞬間がたくさんあるのです。友だちとランチを食べるなら、携帯電話をマナーモードにして、友だちに意識を集中しましょう。美しい場所にいるなら、カメラに手を伸ばす前に自分の目でじっくり鑑賞しましょう。町を歩いているなら、ヘッドフォンを外して通りの音を楽しみましょう。家の中にテクノロジー禁止の場所(ベッドでもお気に入りのアームチェアでも)を作り、電話、ノートパソコン、テレビ、タブレットなど使わないようにするのもよいかもしれません。
三角天井
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