築30年以上のマンションを大胆にリノベーション！ コンセプトは『Vintage』 ブルックリン風に！というイメージにお答えし、リノベーションを実施。 番組内でライフスタイルに合わせたリノベの秘訣についても紹介しています。 是非ご覧ください。2018/02/03(土)〜 番組HP:http://www.actontv.com/contents/house/ 放送日時 ①2/23（金）18:30~ ②2/24（土）17:30~ ③2/27（火）14:00~ ④2/28（水）21:00~ こちらから物件写真もご覧ください　＞＞＞ （株）富永事務所　一級建築士事務所　富永哲史建築設計室 （Tetsushi Tominaga Architect & Associates）

こんにちは。私もシロウトですがインテリアやお家が大好きです。よろしくお願いします。 ★まず１箇所目。洗面脱衣洗濯室です。この場所の収納のご提案は１箇所について下記2つの方法があり、お好きな一方、あるいは合併するなりしていただければ幸いです。 その１・洗面台が壁面に対して小さめなので洗面に向かって右にスペースがあります。そこには窓がありますが、第一段階は、まずこれを移動するご提案です。あくまでもイメージとしてお写真を貼りますが、現在洗面に向かって「右手」にある窓をこのように 洗面台の「上部」の高窓に配置し（この窓は防犯対策も要しますね）、空いた右サイドに収納を設けることができます。その収納は、例えばこういう感じです！ https://www.lixil.co.jp/lineup/powderroom/lc/case/ つまり、窓を上に移して、第２段階として、これらの「収納付き洗面台」を壁面全部に付けるという案です。このURLのお写真たちは、一見して壁面より大きそうに見えますが、洗面台の片側だけの取り付けでもOKなので（全部パーツの組み上げで出来ています）仮に洗面台が９０㎝幅だとしても３０㎝の収納をつければ１２０㎝でおさまるという感じです。 その２・同じ場所に別の方法です。こちらはなにも窓を変えずともできます。洗面室への入口の引き戸を戸袋にして壁にし、その壁（＝洗面台に向かって右～右後ろの場所です）に奥行きの浅いオープン棚（それぞれの箱に扉をつけてもらってもOK.ですが）を造作してもらうというものです。その場合は、床下点検口の位置をもう少しお風呂寄りにずらしてもらわねばなりませんね。 ★次、２箇所目。Satomiさまは、７m５７㎝と、７m３０㎝の違いをひと目見てお感じになりますか？「わからない」「そう大差ない」とお感じになるのでしたら、レッスン室のご主人さまのお部屋との仕切り壁の面を、上から下までこの壁全部、壁面収納の造作をして頂くことをお勧めします。「狭くせず」という縛りをさっそく破ってすみません！で、このお話のキモ（大事な点）は、もちろん扉付きということ。ただしこの扉は収納小部屋毎にではなく、天井までの大きな吊り引き戸（動きが超軽やかです！）で数枚（か、全部）を鏡張りの扉（昨今は軽い鏡があります）にするということ。そうすると、ご自身や生徒さんが弾いて居る姿見にもなるし、お部屋もかなり広く見えます！明るくもなります。また、大収納量があるので楽譜も多く入りますし（外版の楽譜は内部で斜め板などの造作もしてもらうなど、工夫の余地もありかも、なのですが）、お隣のお部屋への防音対策にもなります。「人前で開けない扉」の中には意外なもの（掃除機や買い置きティッシュなど）も、拘らずに色々仕舞っても良いのかもしれません。（笑）上のほうは普段あまり使わないものを箱などに入れて収納することも可能ですね。それに、ダクトパイプスペースの出っ張りも隠れますので見栄えも良くなると思います。 ★次、３箇所目。お２階の２つの寝室。卍（計２画）字の一画目、「左上から右下へのものを、敢えて横長で縦の短い」ように書いてみていただけますか？この一画目の形を図面右手にある、上下のお部屋の仕切り壁にします。つまり→「変形仕切り壁」にし、その場所に「クローゼット収納」を移すのです。これは、見た目は壁面収納なので、非常にスッキリします。例えば上のお部屋の場合、現在は約１帖の収納と半畳の出入り口ですが、この変形壁にすると奥行き６０㎝のクローゼットなら無駄もなく、更に互いに３０㎝ずつしかお部屋を削らない計算となります。仮に９０㎝でも４５㎝ずつしかお部屋を削りません。また、新たにできた壁の部分にはお気に入りの家具を置くことができます。ドアの位置を変えなければなりませんが、既に下側のお部屋はリクエストなさってドア位置を変更された赤が入っていますね。そしてやはりここも扉は引き戸がお勧めです。 引き戸、画像検索してみました。 https://search.yahoo.co.jp/image/search;_ylt=A2RCL5X8WHVbOUYAWRGX3uV7;_ylu=X3oDMTBiaGxjcmduBHZ0aWQDanBjMDAy?p=%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8C%E3%81%AA%E5%BC%95%E3%81%8D%E6%88%B8&aq=-1&oq=&ei=UTF-8 ですが、寝室には開き戸がお好きなのでしょうか。だとしても、ベッドの向きを９０度変更できるご提案（空間が広く使えます）となっています。 ★次、４箇所目。もしも３箇所目を実行してくださるのでしたら、図面右手上側のお部屋の壁面収納をもう１つ作ることができます。階段の上のスペースを利用して、ここには腰高以上の壁面収納を作ることができます。つまり、現在は１帖程度のクローゼットになっている場所をお部屋にして、階段を上るときに見上げて一番高い部分をこちらのお部屋から使える収納にするのです。 ３箇所目と４箇所目について簡略なイメージ図を貼ります。素人なので色々なご容赦をお願いします。（笑）しかも照明の関係で赤茶っぽくてすみません！拙宅の夜は白熱球なのです。 ★次、これはしなくても構わない５箇所目と６箇所目です。 ・５箇所目。現在の図面の「お玄関を入って右にウォークインシューズクローク、左に壁」……というこの「壁」にニッチをお勧めしたいです。何か季節のお花を飾るなどなさるとお玄関の品格がアップして感じられます。代わりにお手洗い側からのニッチ収納位置をサイドに変更するか、同じ場所なら高さを変更するかが必要になってきます。しなくて構わないと申し上げた理由は収納というSatomiさんのリクエストではないからです。はい、こちらがそのイメージです。 ・６箇所目。お２階に戻ってリビングですが、階段室に扉を付けていらっしゃるその面、階段上がって左後ろ、その引き戸の「横の壁面」です。壁厚を利用してここに奥行きの浅い収納を作ることができます。お気に入りの家具があってその場所にお置きになるご予定なら、そんなものをここに作る必要はありませんが、「少しでも多く収納が欲しい」とおっしゃる方の中には、既存の壁をご自身で抜いて、間柱（まばしら：壁構造を支えるためのおよそ４５㎝間隔で配置してある適当な柱のことです）の間に横に渡す棚を作って、何か収納している人達も居るほどです。それを始めから計画にしてしまうというご提案です。外壁面との壁は断熱材その他が入りますが、こういう壁はただの隙間なので、利用できるというお話です。でも私は（他の壁面収納は空間が広がって好きですが）この階段室裏に当たる壁面収納はちょっぴりお洒落ではないようにも感じるので、あまりお勧めしたくありません。以上です。 ★最後に、収納とは別のお話です。余りにも余計なことばかりなのですが、エアコンの場所、悪くないでしょうか？レッスン室はドアを入って正面に見えます。お２階の２部屋も同様です。例えばお２階の場合は、エアコンの配管穴はまったく同じ位置でも、エアコンは９０度ずらした壁面に設置できます。それに言ってみればピアノの幅も変（８８鍵盤。スタインウェイの大きいものでも１５７㎝幅）ですし（笑）、もしもこのピアノ配置だとドアを開けた瞬間に大きいピアノの椅子にドアがぶつかってしまいますよね。でも、ピアノ配置が９０度違うのでしたら、鏡のご提案は「演奏表現の姿見」効果において、あまり意味がなくなってしまいます。 それから、もしもお時間が許すのであれば、東急ミルクリークと三井ハウスの住宅展示場モデルハウスの収納をご覧になることをお勧めします。実にお洒落で上手に造作（壁面収納やオープン棚なども）していらっしゃいますので収納イメージが広がったり、要望を伝えやすくなったりすると存じます。ついでに照明や家具や壁紙のセンスも良いです。ですが、私は「ご契約を反故に」というお話は決してしておりません。お家をせっかく注文なさって建築されるなら、工夫をもう一歩していただきたいと思うのです。事前のイメージと計画がとても大事ですので、辛辣ではありますが思ったことを率直に書いてしまいました。この設計士さんはハッキリ言って建てる作業をする人（人工さん：にんくさん）のことを考えた〝楽な〟設計をしていてお施主さん：住む人達のことをあまり考えていない気がします。その分、こちらからのリクエストをしっかり高めに持って行く必要性を感じてしまったのです。 以上よろしくお願いします。

昨今では設計事務所から工務店に転じる人や、親が工務店を経営して子が設計として入って跡を継ぐなんてパターンもあるので工務店がすべてデザイン性がないことはないです。 私ももどかしいので設計から大工修行して、設計に出戻りした口なので。 また私と一緒に仕事をしている工務店は全く設計をしないところもあります。これは責任の分担と、クライアントのお相手をしてもらう為(打合せね)です。 また設計事務所と名乗ってるものの、仕事の幅はピンキリ。工務店も同じ。 正直、山ほど工務店と設計事務所があるのでそれ全てを型に入れるのは非常に難しいです。 なので経験則でものをいう事を了承ください。（極端な例） 設計事務所に依頼のメリット・・・は他の方も書いてあるので、補足ですが、設計の範囲は法的な物にも至ります。例えば、基準法や条例など、読み込みや折衝によって、「えそんなことできるの」という事ができたりします。設計から着工までのタイムスケジュールの説明がこまやか。打合せは設計者なので法的にできるか、技術的にできるか、或いは双方否か、判別ができる。ハウスメーカー的な所だと、営業の方が来ますのでややこしい事例はいったんお持ち帰りします 最大の利点は設計事務所と契約になるので現場が始まってからも施主の立場で現場を見ますので、工事に不手際があったりすると、工事を止めて協議ができます。また逐一報告を求めることもできます。 設計事務所のデメリット・・・我の強い設計事務所に捕まると、施主の意見が通らない。・・実際には通らないというわけではないのですが、思いが伝わらない。なんか、気使う。 契約が設計の分増える。 工務店のメリット・・・これも補足ですが、設計施工なので使用が決まっており、設計図書が平面図、立面図、断面図くらいで出来る。設計期間が短い。設計費用も安い、或いは無い。 契約は工事契約のみ。今やっている現場などを見せてくれる。現場クオリティは一定。 工務店のデメリット・・・法にそんなに明るくない。現場に不具合が発生しても報告がなければすべては闇のなか・・。 まとめていうと設計事務所はクライアントの代理でもありますが、工務店さんは仕事（工事）をしてくれるところです。最大の注目点は、大金を払って代理を立てるか立てないかというところです。デザインは好みなので気に入ってるなら、どちらでもいいかなと。 設計事務所や工務店を非難しているわけではありません。悪しからず笑

そのような事を行ってくれる設計事務所や工務店でしたら、多分設計金額からはプラン作成代が除かれると思います。ただその「間取り図」が建築上十分に構造・法規等を満たしている場合に限られると思います。 建築基準法・その他法規まで網羅しなければならないと思います。