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全国で「今改めて学ぶ、巨匠建築家の足跡」近現代建築セミナーを開催しています。

建築の素晴らしさ、精神性、意識的な存在・・・を伝えています。
また、地域の素材を使うことが、単なる「環境に優しい」行為ではなく、もっと地球と生命の歴史を建築の中に内在させ、意識化させる行為であること、その意識化によって真に「建築化」が実現されていくということを。

「今改めて学ぶ、巨匠建築家の足跡」セミナーは昨夜浜松で開催。本日は名古屋、明日は武生、明後日は神戸で開催です。カーン、ライトともに真行草で言えば、「草」のデザインです。コンクリートは打ち放し、石も野石か、大理石では最も草と言えるトラバーチン、木材は木地のまま、金属も鉄・ステンレスを塗装程度での扱い。「草」の素材には、力があり組成過程の物語がある。
ルイス・カーンは語る
■「素材に敬意を払うべきだ」
■「建築を美しくしようとしなければしないほど 建築は美しくなる」
■「デザインは限りなく進 んでいきます。それは素晴らしいやり方があるはずだという期待なんです。というのはデザインをやっていると構造にも秩序があることがわかりますし、材料にも秩序があるのがわかります。構法に秩序があります。空間にも主空間対従空間といった秩序があることや 光にもそれが構造によって与えられるそのやり方に秩序があることがわかってくるのです。」
■「デザインをやっていると構造に秩序があることがわかります。材料にも秩序があるのがわかります。空間にも主空間対従空間といった秩序があることや、光にも構造によって与えられるものがあり、そのやり方に秩序があることがわかってくるのです。」

そして、カーンの建築の主眼は、形態にはなく、形態・構造がつくり出す光と影なのです。
■「空間の造形とは、光の造形だ。」
■「光る光と 光らない光。光らない光というのは、われわれの言葉で言えば生命と考えていいと思います」

そして、フランク・ロイド・ライトがが晩年によく引用していた古代ウェールズの格言です。
『天才とは、自然を見る目を持つひとであり、自然を感じとる心を持つひとであり、自然に倣う勇気を持つひとである。』

これに対して、ミースは人間本位の価値観をにじませる言葉を伝えています。
“less is more.” “レス イズ モア”
“God is in the details.” “神は細部に宿る”