コメント
本と植物で楽しむ、シンプルな棚のディスプレイ
シンプルな棚をステージに、本と植物を使って飾り方のレッスンをしましょう!
ブラッキン・ヘザー
2018年3月12日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
... もっと見る
前の記事では、インテリアの参考になりそうなセンスのよい棚のディスプレイ写真を、真似したいポイント別にピックアップしました。この記事では、実際に我が家の棚を使って、日常的に変化をつけながら楽しめるディスプレイの方法をご紹介します。場所は、リビングのソファの横にある低めの本棚。すぐ隣が窓なので自然光もきれいに入る、お気に入りのディスプレイスペースです。
2冊のハードカバー本を名脇役に
このスペースのディスプレイのベースとして必ず使うのが『KINFOLK』の大きなハードカバーの本2冊です。中身も素晴らしいですが、このシンプルな表紙がインテリアの演出にも適役。何を飾っても似合うところが気に入って、ここに置くことにしました。もちろん、他のどんな本でも大丈夫ですが、ディスプレイに高さを出すためには、少し厚めの本がおすすめです。
このスペースのディスプレイのベースとして必ず使うのが『KINFOLK』の大きなハードカバーの本2冊です。中身も素晴らしいですが、このシンプルな表紙がインテリアの演出にも適役。何を飾っても似合うところが気に入って、ここに置くことにしました。もちろん、他のどんな本でも大丈夫ですが、ディスプレイに高さを出すためには、少し厚めの本がおすすめです。
+シンプルな花のアレンジ
本はディスプレイの主役ではなく、どちらかといえば飾りたいアイテムのサポート役です。まずは、お気に入りのデザートグラスに入れたガーベラのアレンジを隣に置きました。花のオレンジ色と容器のグリーンを活かすため、周りをシンプルにするのがポイントですが、ここで横にさりげなく添えた本が活きてきます。余白をバランスよく埋める役割を果たしているわけです。
本はディスプレイの主役ではなく、どちらかといえば飾りたいアイテムのサポート役です。まずは、お気に入りのデザートグラスに入れたガーベラのアレンジを隣に置きました。花のオレンジ色と容器のグリーンを活かすため、周りをシンプルにするのがポイントですが、ここで横にさりげなく添えた本が活きてきます。余白をバランスよく埋める役割を果たしているわけです。
高さを出したいときにも本は役に立ちます。白がベースのディスプレイにアクセントをつけるために、シンプルなマグカップに挿した白いスプレーマムを置きました。穏やかな表情の簡単なディスプレイです。
本の表紙の色は、白にこだわる必要はありません。それこそ好きな色を使って自分らしさを出すことが大切です。また、目立つ色のついた表紙でも、背表紙ではなく反対の小口側を手前に向ければ表情が変わり、シンプルな演出も楽しめます。ドライフラワーを添えてみると、簡単なディスプレイがあっという間にでき上がりました。
+森や海を思わせる自然界のもので季節感を
森や公園で松ぼっくりを拾った日には、本の上に3つ置いただけのミニマルなディスプレイにします。大きなディスプレイの一部としてこのようなディテールを足すこともできますし、これだけでももちろんOK。シンプルでホッとさせてくれるディスプレイです。
森や公園で松ぼっくりを拾った日には、本の上に3つ置いただけのミニマルなディスプレイにします。大きなディスプレイの一部としてこのようなディテールを足すこともできますし、これだけでももちろんOK。シンプルでホッとさせてくれるディスプレイです。
植物や花とは少し離れますが、夏になれば海をテーマにしたこんなディスプレイも楽しみます。ガラスの花瓶に砂を入れて、愛犬の写真を入れてフォトフレーム代わりにするアイデアは別の記事でもご紹介しました。砂を花瓶にざっくりと入れると、暑い日々に癒される涼しげなシーンになります。こんなアレンジがたった5分でできてしまうのもまたうれしいことです。
花を飾るほかにも用途はいろいろ。ガラスの花器の活用法13選
花を飾るほかにも用途はいろいろ。ガラスの花器の活用法13選
+自分にとっての定番アイテム
この棚の上に定期的に登場するのが、私のお気に入りコレクションの象。季節ごとに、イベントがあるときに、または少しだけ気分転換にディスプレイを変えたいときに、こういった定番アイテムがあれば、あとは他のディテールを少しひと工夫するだけで、シーンの表情を大きく変えることができます。
簡単にバランスよく見せるコツとしては、アイテム数を奇数にすることです。たとえば、本とお気に入りのオブジェ1点に季節の花をプラスすれば、バランスのよい3点ディスプレイが簡単にでき上がります。
インテリアディスプレイが必ずセンスよく決まる「3」の法則
この棚の上に定期的に登場するのが、私のお気に入りコレクションの象。季節ごとに、イベントがあるときに、または少しだけ気分転換にディスプレイを変えたいときに、こういった定番アイテムがあれば、あとは他のディテールを少しひと工夫するだけで、シーンの表情を大きく変えることができます。
簡単にバランスよく見せるコツとしては、アイテム数を奇数にすることです。たとえば、本とお気に入りのオブジェ1点に季節の花をプラスすれば、バランスのよい3点ディスプレイが簡単にでき上がります。
インテリアディスプレイが必ずセンスよく決まる「3」の法則
季節の花を飾れば、部屋の雰囲気がまた一気に変わります。頭を垂れたチューリップもまたいい味わい。ボリューム感も相まって、インパクトのあるコーナーになります。
背の高い花を飾るときは、全体のバランスを考えることも大切です。ここでは、壁にアートフレームを飾って高さのバランスをとっています。壁に取り付けられない場合は、大きめのフレームを立てかけても素敵です。
透明のガラス花瓶で楽しむ、アレンジ27選
背の高い花を飾るときは、全体のバランスを考えることも大切です。ここでは、壁にアートフレームを飾って高さのバランスをとっています。壁に取り付けられない場合は、大きめのフレームを立てかけても素敵です。
透明のガラス花瓶で楽しむ、アレンジ27選
+パーソナルタッチを加える写真
もうひとつ、ディスプレイのツールとして欠かせないのは写真です。家族写真や楽しい思い出の写真こそ、ディスプレイに個性を与え、その人のストーリーを語ってくれる存在です。同じ写真をずっと飾り続けたり、ときには変えたりしながら、棚に「パーソナルタッチ」を加えましょう。
こちらもシンプルな3点ディスプレイです。花を水に挿していないのは今回の撮影のためにアレンジしたからですが、同様にアイビーの枝を数本、本の上に寝かせても素敵だと思います。
もうひとつ、ディスプレイのツールとして欠かせないのは写真です。家族写真や楽しい思い出の写真こそ、ディスプレイに個性を与え、その人のストーリーを語ってくれる存在です。同じ写真をずっと飾り続けたり、ときには変えたりしながら、棚に「パーソナルタッチ」を加えましょう。
こちらもシンプルな3点ディスプレイです。花を水に挿していないのは今回の撮影のためにアレンジしたからですが、同様にアイビーの枝を数本、本の上に寝かせても素敵だと思います。
花瓶のカバーを簡単DIY
いつもの花瓶に飽きたら、少し手を加えるのも楽しいものです。紙袋と、袋の中に入るサイズの花瓶を使ったフラワーベースのアレンジをご紹介します。
いつもの花瓶に飽きたら、少し手を加えるのも楽しいものです。紙袋と、袋の中に入るサイズの花瓶を使ったフラワーベースのアレンジをご紹介します。
花を活けた花瓶を袋に入れ、袋を適当な高さで外側に折り曲げます。そして横にいつもの本とオブジェを添えれば完成です。いつもとは少し表情を変えたいとき、身近な材料で手軽にできるアレンジです。
花の代わりにアイビーやポトスなど、観葉植物のプランターを紙袋でくるんでも可愛いです。切り花と違って年じゅう楽しめるのもメリットです。
棚の「自撮り」#shelfieから、素敵なシェルフのディスプレイを学ぶ
棚の「自撮り」#shelfieから、素敵なシェルフのディスプレイを学ぶ
ディスプレイにボリュームを出す
もっとボリュームやインパクトを出したいときは、アイテムを増やしましょう。ここでメインとなるのは、高さのある花瓶に活けた花。花を置き、名脇役の本と定番アイテムの象を置いたところで、余白を埋める他のアイテムを考えます。
あまり多くの色や素材を混ぜると雑多に見えてしまうため、ここでは見た目も軽やかなガラスの花瓶で統一しました。花瓶の中に小石や写真を入れてディスプレイを仕上げるこの方法は、時間もコストもかからず、ナチュラルなディスプレイをつくれる簡単なテクニックです。
もっとボリュームやインパクトを出したいときは、アイテムを増やしましょう。ここでメインとなるのは、高さのある花瓶に活けた花。花を置き、名脇役の本と定番アイテムの象を置いたところで、余白を埋める他のアイテムを考えます。
あまり多くの色や素材を混ぜると雑多に見えてしまうため、ここでは見た目も軽やかなガラスの花瓶で統一しました。花瓶の中に小石や写真を入れてディスプレイを仕上げるこの方法は、時間もコストもかからず、ナチュラルなディスプレイをつくれる簡単なテクニックです。
全体のバランスを考えるときのポイント
こちらは別の花のアレンジに取り替え、アイビーの鉢植えをプラスし、レイアウトや飾るアイテムを少しだけ変えたところ。普段はスーパーで買った花を1種類、シンプルに飾ることが多いのですが、今回はいただいた豪華なお花でアレンジ。ボリュームのある花束で、右側がやや重く見えたため、左側にアイビーを置いてバランスを整えました。普段のカジュアルな感じと違って、少しゴージャスなシーンになりました。
ディスプレイのボリュームが大きくなっても、やはり大事なのは名脇役である本の存在です。全体の高さの調整と同時に、横に寝かせた本の横のラインが、花瓶の縦のラインとのバランスをとり全体を落ち着かせる役割も担っています。
こちらは別の花のアレンジに取り替え、アイビーの鉢植えをプラスし、レイアウトや飾るアイテムを少しだけ変えたところ。普段はスーパーで買った花を1種類、シンプルに飾ることが多いのですが、今回はいただいた豪華なお花でアレンジ。ボリュームのある花束で、右側がやや重く見えたため、左側にアイビーを置いてバランスを整えました。普段のカジュアルな感じと違って、少しゴージャスなシーンになりました。
ディスプレイのボリュームが大きくなっても、やはり大事なのは名脇役である本の存在です。全体の高さの調整と同時に、横に寝かせた本の横のラインが、花瓶の縦のラインとのバランスをとり全体を落ち着かせる役割も担っています。
日常的に変えながら楽しむディスプレイに大切なのは、ベースになるアイテムです。名脇役や定番アイテムがあれば、あとは少しの工夫で手軽にシェルフの模様替えができます。ご覧の通り、私のシェルフのベースはほとんど変わりません。変わるのは花とプラスするちょっとしたアイテム、そして並べ方だけです。
2編にわたって、シェルフの飾り方のアイデアをご紹介しました。これをヒントに、みなさんもお気に入りのシェルフの写真を1枚撮って、世界のインテリアファンとシェアしてみませんか?
Houzzでインテリアの専門家を探す
2編にわたって、シェルフの飾り方のアイデアをご紹介しました。これをヒントに、みなさんもお気に入りのシェルフの写真を1枚撮って、世界のインテリアファンとシェアしてみませんか?
Houzzでインテリアの専門家を探す
おすすめの記事
インテリア
ブランケット、クッション、ファブリックパネルで秋冬のインテリアにチェンジ!
インテリアに季節感を取り入れるのに、最も気軽に使えるのはファブリック。なかでもすぐに試せるブランケット、クッション、ファブリックパネルで小さな模様替えをしてみませんか?
続きを読む
書斎・ホームオフィスの記事
ホームオフィスに必須な機能4選
機能的でありながら、スタイリッシュさもあきらめない、そんなコンパクトなオフィス空間を作り出すためのヒントをデザイナーがシェアします。
続きを読む
専門家とのやりとり
インテリアコーディネートをプロに依頼するには? 知っておきたい12のQ&A
文/町田瑞穂ドロテア
空間づくりを知り尽くしたプロにインテリアコーディネートを依頼すれば、快適な家ができるのは間違いありません。プロジェクトをスムーズに進めるために知っておきたいことを、Q&Aでまとめてみました。
続きを読む
インテリア
新築やリノベーションでインテリアデザイナーを雇うべき理由とは?
センスのいいインテリアデザイナーを雇えば、プロのセンスを活かした家づくりやリフォーム・リノベーションが実践できるだけでなく、結果としてクライアント側のストレスや時間の負担が減り、コストの削減にもつながります。
続きを読む
家具
床と家具の木の色を揃えずに、バランスよく見せる7つの方法
ナチュラルな木目を活かした家具をフローリングの部屋に置くとき、木の色を同じに揃えなければと思い込んでいませんか? 濃さや質感が違っても、素敵にまとめる方法はいろいろあります。
続きを読む