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さりげなくおしゃれに、テーブルトップのデコレーション
使っていないときのダイニングテーブルやキッチンテーブル、ソファ前のセンターテーブルなどの上をもっと素敵に。簡単にできるデコレーションの基本を3つの要素で解説します。
上野朝子|Asako Ueno
2015年4月3日
食事をしていないとき、テーブルの上を気にかけていますか? 何も置かないというのも潔い一案ではありますが、室内の風景をさらに美しく生き生きと見せる演出として、花や小物をさりげなく飾ってみるのはどうでしょう。つくり込みすぎるより、あくまでさらりと感じよく。「花やグリーン」「並べ方」「トレイ使い」の3つの要素を組み合わせた、シンプルな基本をご紹介します。この基本を覚えて、日頃から実践していれば、急なお客さまの時にもあわてずにすみます。さりげない風景というのは、大げさな風景よりも長く人の記憶に残るものです。何より、日々家で過ごすあなた自身が、家にいることをもっと好きになるはずです!
3つの基本要素
自然光がたっぷりと入る、居心地のよさそうな部屋。透け感のある色ガラスと、庭のある暮らしを連想させるラベンダーのあしらいが、扉越しに見えるこの部屋の風景をさらに美しくしています。そしてこのテーブルの上にはデコレーションのキーアイテム「花」「トレイ」、そして「並べる」という大切な基本要素がすべて入っています。
自然光がたっぷりと入る、居心地のよさそうな部屋。透け感のある色ガラスと、庭のある暮らしを連想させるラベンダーのあしらいが、扉越しに見えるこの部屋の風景をさらに美しくしています。そしてこのテーブルの上にはデコレーションのキーアイテム「花」「トレイ」、そして「並べる」という大切な基本要素がすべて入っています。
さりげなく花を飾る
これは窓辺の風景ですが、テーブルの上にも応用できます。「さりげなく花を飾る」方法です。小さなガラスびんを集めて、ラフィアなどのひもでまとめて結んでいます。花も高低差をつけず低く、無造作に投げ入れて、ナチュラルで優しい風景に。
これは窓辺の風景ですが、テーブルの上にも応用できます。「さりげなく花を飾る」方法です。小さなガラスびんを集めて、ラフィアなどのひもでまとめて結んでいます。花も高低差をつけず低く、無造作に投げ入れて、ナチュラルで優しい風景に。
高さの違うガラスの花瓶を並べて。「家にある花瓶をテーブルに集めました」といった気どらない感じを醸し出します。花は、あえてアレンジをせず、葉ものと枝ものをそれぞれ別の花瓶に分けて入れて、花屋さんのワンコーナーのような風景をつくりましょう。
きちんと並べる
次は「同じ器を使ったアレンジを並べる」アイデアです。シンプルですが、テーブルまわりがきちんとした印象になります。テーブルの大きさ(長さ)にもよりますが、同じ器を3つ持っているとアレンジが決めやすいので、おすすめです。
次は「同じ器を使ったアレンジを並べる」アイデアです。シンプルですが、テーブルまわりがきちんとした印象になります。テーブルの大きさ(長さ)にもよりますが、同じ器を3つ持っているとアレンジが決めやすいので、おすすめです。
3つ並べた例をもうひとつ。ガラスの器に石を並べて、その上に観葉植物を入れていますね。インテリアグリーンは、最初に手間はかかりますが、生花より長持ち。そしてモダン&シックな印象になります。
トレイの上にまとめる
次は「トレイを使う」方法です。まず、小ぶりの植木と小物をひとつずつテーブルの上に並べてみましょう。次に、それをトレイにのせてから、テーブルに。さて、どんな違いが感じられるでしょう? トレイにのせると、小さな小物もトレイの大きさとして認識されて、こまごまとした感じがなくなりませんか? 写真のように、大皿でもその効果は同じです。
次は「トレイを使う」方法です。まず、小ぶりの植木と小物をひとつずつテーブルの上に並べてみましょう。次に、それをトレイにのせてから、テーブルに。さて、どんな違いが感じられるでしょう? トレイにのせると、小さな小物もトレイの大きさとして認識されて、こまごまとした感じがなくなりませんか? 写真のように、大皿でもその効果は同じです。
大きめのカッティングボードを、こんなふうに使うのもいいですね。子どもたち用のおやつやお客さま用のデザートに、お水ものせて。バラバラに置くより、オーガナイズ(整頓)された印象になります。
土は足元を連想させるから、と、以前は食卓にのせるのはタブーでした。最近ではあまり気にしなくなってきましたが、トレイにのせるほうが、やはり清潔な感じがします。写真のように、いくつかをまとめて置いて、ミニガーデンのようにしてしまうのも楽しいアイデアです。そして、トレイなら「さあ食事!」という時に、さっと片付けられて便利です。
リビングのローテーブルのディスプレイにもトレイを使います。好きなものを、たとえごちゃごちゃ入れてあっても、トレイの枠内なら、すっきり感は失われません。
ここでもトレイを使っています。トレイの中のディスプレイ小物(花、瓶)、そしてその横のテーブルブックの色を、クッションやラグとコーディネートすると、かなりおしゃれな印象に。
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