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柱と梁をあえて見せる、懐かしくて新しいデザイン
昔ながらの家の柱と梁を露出したり、現代風にアレンジされた柱と梁のデザインに注目してみました。
akiyoshi kawajiri
2016年5月13日
ハウスメーカー、ゼネコン、設計事務所から長年多くのオーダー家具の設計と施工管理の依頼を請けてきました。現在は、2004年に開発したフロートテレビボードとその他の家具の販売、家具データ販売、家具の記事のライティングを中心に活動しています。
ハウスメーカー、ゼネコン、設計事務所から長年多くのオーダー家具の設計と施工管理の依頼を請けてきました。現在は、2004年に開発したフロートテレビボードとその他の家具の販売、家具データ販売、家具の記事のライティングを中心に活動しています... もっと見る
昔は伝統的な木組みの住宅が多く、家の中心には大黒柱があり、天井に梁を巡らせている家も少なくありませんでしたが、最近ではモダンな家は珍しくなくなり、清潔感があり、明るくおしゃれな家が増えました。そんななかで、懐古趣味ではないのでしょうが、モダンなスタイルをベースにしながら、柱や梁を懐かしむような家に注目が集まっているように感じています。この記事では、モダンな家に一部柱や梁を配しているといった例も含めて紹介します。
存在感に圧倒される古材の梁
右側に見える柱や格子を見ると和風でありながらモダンさを感じますが、リビングの雰囲気は一変します。それは見上げた時に見える古材の梁の存在感が圧倒的だからです。モダンな部分との対比のさせ方が秀逸です。
右側に見える柱や格子を見ると和風でありながらモダンさを感じますが、リビングの雰囲気は一変します。それは見上げた時に見える古材の梁の存在感が圧倒的だからです。モダンな部分との対比のさせ方が秀逸です。
三角屋根の天井を活かす梁
通常三角屋根の天井は開放感を与えるもので、板が貼られたり、クロスを天井まで同じとするなど見せ方は多岐にわたります。この家ではその天井に梁をはりめぐらしていますが、ロフトからの眺めも見事に違いありません。
通常三角屋根の天井は開放感を与えるもので、板が貼られたり、クロスを天井まで同じとするなど見せ方は多岐にわたります。この家ではその天井に梁をはりめぐらしていますが、ロフトからの眺めも見事に違いありません。
大黒柱がある家
説明するまでもなく、大黒柱は家を支えるものであり、だからこそ人に安心感を与える存在です。
説明するまでもなく、大黒柱は家を支えるものであり、だからこそ人に安心感を与える存在です。
吹き抜けの構造を支える梁
吹き抜けには構造を支えるための梁が欠かせません。この例は、柱と梁、枠、天井材の美しい杢(モク)を見せて落ち着きを与えています。
吹き抜けには構造を支えるための梁が欠かせません。この例は、柱と梁、枠、天井材の美しい杢(モク)を見せて落ち着きを与えています。
柱と梁が見事な和風作りの家
陳腐な言葉でしか言い表せないことにもどかしさを感じますが、この写真から伝わって来るのは技術の粋です。日本の住宅は昔から木で作られているということをあらためて感じさせられました。
陳腐な言葉でしか言い表せないことにもどかしさを感じますが、この写真から伝わって来るのは技術の粋です。日本の住宅は昔から木で作られているということをあらためて感じさせられました。
視線に入ってくる柱が印象的
リビングの右側に見える柱はサッシにまで及んでいて独特な存在感を放っています。サッシのフレームも杢(モク)が美しい木製なので柱と天井から出ている梁も違和感なく見えています。
リビングの右側に見える柱はサッシにまで及んでいて独特な存在感を放っています。サッシのフレームも杢(モク)が美しい木製なので柱と天井から出ている梁も違和感なく見えています。
別角度からの写真です。こちら側から見るとさらに違和感なく見えています。
天井の梁をデザインとして見せる
天井の構造は梁で支えているものですが、それを見せて木の質感を強調するデザインの家が増えています。ここではリビングとダイニングの天井の仕上げが違うので、より分かりやすくなっています。
天井の構造は梁で支えているものですが、それを見せて木の質感を強調するデザインの家が増えています。ここではリビングとダイニングの天井の仕上げが違うので、より分かりやすくなっています。
開放感が増している家
梁を顕すことは天井を塞がないことに通ずるもので、自ずと開放感を与える家となっているものです。左側の大開口のサッシがよりいっそう開放感を与えています。
梁を顕すことは天井を塞がないことに通ずるもので、自ずと開放感を与える家となっているものです。左側の大開口のサッシがよりいっそう開放感を与えています。
どこか懐かしさを覚える家
外へと続く広いテラスが印象的な家です。天井の梁の色や羽根付きのライト(シーリングファンライト)がいっそう懐かしさを伝えているのかも知れません。
外へと続く広いテラスが印象的な家です。天井の梁の色や羽根付きのライト(シーリングファンライト)がいっそう懐かしさを伝えているのかも知れません。
記憶の中に残る柱と梁
文字通りリビングの中心に大黒柱があります。この家で育った子供たちは、「この柱に守られていたんだ」という記憶が残るに違いありません。
文字通りリビングの中心に大黒柱があります。この家で育った子供たちは、「この柱に守られていたんだ」という記憶が残るに違いありません。
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