カーテン選びとアレンジ、「無難」を脱してセンスアップする8つの方法
カーテンは言うまでもなく、部屋のムードを左右する大きな要素です。広く見えるから淡い色で、飽きがこないから無地で……となんとなく選ぶのではなく、今度は少しだけ新しい要素、チャレンジ要素を入れてみませんか?
Motoko Sasaki
2016年5月17日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
上京して、初めて買ったインテリアアイテムは「カーテン」でした。好きなカーテンを窓に取り付けたとき、やっとそこが自分の部屋だと思えたことを覚えています。
ウィンドウトリートメントには、光の調節や防音、断熱などの機能がありますが、インテリアを決める大切なポイントでもあります。生地の色、柄、素材感やデザインはもちろんですが、ドレープカーテンやシェード、ブラインドなど、選ぶタイプによって部屋の雰囲気も変わります。
最も身近なウィンドウトリートメントであるカーテンひとつとっても、自分の部屋に似合うお気に入りを探すのは至難の業。かくいう私も、いまだに「これ!」というカーテンには巡り会えていません。最初はなんとなく無難なものを選んでしまいがちかもしれませんが、次のカーテン選びではぜひ、インテリアがぐっとおしゃれになる色、柄、アレンジにトライしてみませんか。センスアップの参考になりそうな、カーテンまわりのアイデア例を集めてみました。
ウィンドウトリートメントには、光の調節や防音、断熱などの機能がありますが、インテリアを決める大切なポイントでもあります。生地の色、柄、素材感やデザインはもちろんですが、ドレープカーテンやシェード、ブラインドなど、選ぶタイプによって部屋の雰囲気も変わります。
最も身近なウィンドウトリートメントであるカーテンひとつとっても、自分の部屋に似合うお気に入りを探すのは至難の業。かくいう私も、いまだに「これ!」というカーテンには巡り会えていません。最初はなんとなく無難なものを選んでしまいがちかもしれませんが、次のカーテン選びではぜひ、インテリアがぐっとおしゃれになる色、柄、アレンジにトライしてみませんか。センスアップの参考になりそうな、カーテンまわりのアイデア例を集めてみました。
1. 濃色カーテンで空間を引き締める
白い壁に白いカーテンは、確かに部屋が広く見えるかもしれません。でも、ピリッと引き締まったおしゃれな空間にしたいなら、あえて紺など濃色のカーテンをチョイスするのもおすすめです。木の家具とブルー~紺のカラーコーディネートなら、落ち着くモダンな空間に仕上がります。
白い壁に白いカーテンは、確かに部屋が広く見えるかもしれません。でも、ピリッと引き締まったおしゃれな空間にしたいなら、あえて紺など濃色のカーテンをチョイスするのもおすすめです。木の家具とブルー~紺のカラーコーディネートなら、落ち着くモダンな空間に仕上がります。
2. シンプルなインテリアに大胆な大柄を
無地のソファやラグを置いたシンプルな部屋には、インパクトのある大柄のカーテンを合わせると素敵。こんなふうに、インテリアがシンプルならカーテンを柄物に、逆にソファやクッションがカラフルならカーテンを無地にするなど、バランスを考えると、うまくまとまります。
無地のソファやラグを置いたシンプルな部屋には、インパクトのある大柄のカーテンを合わせると素敵。こんなふうに、インテリアがシンプルならカーテンを柄物に、逆にソファやクッションがカラフルならカーテンを無地にするなど、バランスを考えると、うまくまとまります。
3. 勇気のいる柄を取り入れるときは
人気の〈マリメッコ〉など、柄に特徴のある北欧ファブリックなどのカーテンに憧れても、すべての窓を柄物にするのは、ちょっと勇気がいるかもしれません。そんなときは、一部だけに取り入れてみては。柄の一部と同じ色の無地カーテンと組み合わせれば、しっくりとなじみます。
また、北欧ファブリックはなかなか高価なので、一部だけに使うとリーズナブルに抑えられるのもいいですね。
人気の〈マリメッコ〉など、柄に特徴のある北欧ファブリックなどのカーテンに憧れても、すべての窓を柄物にするのは、ちょっと勇気がいるかもしれません。そんなときは、一部だけに取り入れてみては。柄の一部と同じ色の無地カーテンと組み合わせれば、しっくりとなじみます。
また、北欧ファブリックはなかなか高価なので、一部だけに使うとリーズナブルに抑えられるのもいいですね。
4. レースカーテンの重ね方を逆にする
2枚重ねのカーテンの場合、レースは窓側、厚い生地は部屋側にするのが普通ですが、それを逆につけてみると新鮮な気分に。ストライプ柄がレースのドレープに透けて、優しくてロマンチックな空間になります。
2枚重ねのカーテンの場合、レースは窓側、厚い生地は部屋側にするのが普通ですが、それを逆につけてみると新鮮な気分に。ストライプ柄がレースのドレープに透けて、優しくてロマンチックな空間になります。
5. レースカーテンの重ね使いでやわらかな光を楽しむ
バレリーナのチュチュのような、チュールレースを数枚重ねた窓辺。乙女チックなカーテンを通した優しい光が、部屋全体を包み込んでいます。
外からの視線が気にならなければ、レースカーテンのみでもOK。ちなみに我が家の寝室はレースカーテンのみですが、窓ガラスがすりガラスなのと「透けないレースカーテン」を使用しているので、防犯面でも安心です。
バレリーナのチュチュのような、チュールレースを数枚重ねた窓辺。乙女チックなカーテンを通した優しい光が、部屋全体を包み込んでいます。
外からの視線が気にならなければ、レースカーテンのみでもOK。ちなみに我が家の寝室はレースカーテンのみですが、窓ガラスがすりガラスなのと「透けないレースカーテン」を使用しているので、防犯面でも安心です。
6. 縁にフリンジをつけてアレンジ
市販のカーテンにお気に入りが見つからないときは、ひと手間加えてアレンジしてみるのもよいでしょう。カーテンのトリムとカーテンタッセルにフリンジを縫い付けるだけの、こんなモロカン風カーテンは、直線縫いだけなので初心者でも気軽にトライできそうです。手持ちのカーテンに飽きたときや、もうワンポイント欲しいときにもよい方法です。
トリムの種類についてはこちらも参考に:
窓辺を豊かに彩るカーテンアクセサリーとトリムの種類
市販のカーテンにお気に入りが見つからないときは、ひと手間加えてアレンジしてみるのもよいでしょう。カーテンのトリムとカーテンタッセルにフリンジを縫い付けるだけの、こんなモロカン風カーテンは、直線縫いだけなので初心者でも気軽にトライできそうです。手持ちのカーテンに飽きたときや、もうワンポイント欲しいときにもよい方法です。
トリムの種類についてはこちらも参考に:
窓辺を豊かに彩るカーテンアクセサリーとトリムの種類
7. 「バランス」で窓の存在感をアップ
カーテンレールを隠す「バランス」(カーテンの上飾り)は、エレガントなデザインが主流ですが、子供部屋やリビングに取り付けるなら、ギャザーのないフラットなタイプを。ポンポンタッセル付きは、子供部屋に似合いそう。
バランスの種類についてはこちらも参考に:
「バランス」の活用法
カーテンレールを隠す「バランス」(カーテンの上飾り)は、エレガントなデザインが主流ですが、子供部屋やリビングに取り付けるなら、ギャザーのないフラットなタイプを。ポンポンタッセル付きは、子供部屋に似合いそう。
バランスの種類についてはこちらも参考に:
「バランス」の活用法
8. カーテンタッセルにこだわる
カーテンをまとめておくためのタッセルも、こだわりのあるデザインのものを選べば、窓まわりの素敵なアクセントになります。三つ編みのカーテンタッセルがかわいい。カーテンと同じ生地を使えば統一感が出ますが、違う色を選んで差し色にしてもいいですね。
カーテンをまとめておくためのタッセルも、こだわりのあるデザインのものを選べば、窓まわりの素敵なアクセントになります。三つ編みのカーテンタッセルがかわいい。カーテンと同じ生地を使えば統一感が出ますが、違う色を選んで差し色にしてもいいですね。
おまけ:我が家の手作りアイデア
我が家のカーテンタッセルはすべて手作りです。写真は毛糸でタッセルを2個作り、ひもの両端につけただけのもの。カーテンにくるっと巻いて結んで使います。
我が家のカーテンタッセルはすべて手作りです。写真は毛糸でタッセルを2個作り、ひもの両端につけただけのもの。カーテンにくるっと巻いて結んで使います。
こちらは、ポンポンを使ったカーテンタッセル。毛糸で作ったポンポンをループひもにつけ、カーテンをとめるときはループの中にポンポンを通せばOKです。
引っ越すたびに窓のサイズや枚数が変わってしまうので、カーテンもほぼすべて手作りしています。端を始末した生地をカーテンクリップに挟むだけなので、模様替えも簡単にできます。
窓まわりについての記事をもっと読む
窓まわりについての記事をもっと読む
おすすめの記事
Houzzツアー (お宅紹介)
各部屋の窓まわりをセンスよく装飾したベルリンの住まい
竣工直前にオーナーから依頼を受けたインテリアコーディネーター。101メートルもの高級な自然素材を使って、ベルリンの住宅にプライバシーと魅力をもたらしました。
続きを読む
リフォーム・リノベーションのヒント
夏におすすめ、窓のリフォーム。熱を遮断して涼しく、快適に暮らそう
室内の暑さを少しでも和らげるために、高性能・省エネ住宅を専門に手がける松尾和也さんに、難易度がそれほど高くない窓のリフォーム術について聞きました。
続きを読む
建材
風合いある空間づくりに「木製サッシ」のすすめ
文/小川のぞみ
「この家、ステキ」と一目見て惹かれ、中に入ったら居心地のよさに感動。もしかしたらそこには、「木の窓」がありませんか? この記事では、質感のよさと断熱性を兼ね備えた木製サッシの魅力に迫りたいと思います。
続きを読む
フューチャーしていただきありがとうございます。弊社もカーテンは家づくりの大切な素材だと思っております。家づくりの節約にカーテンを安く、、、と悲しくなるような説明しているところもあるようですが、本当に大事な部分だと思います。アイディア一つでいろんな可能性がありますね。