プロに聞く「2016年、インテリアデコレーションの気になるトレンド」
今年のインテリアトレンドを語るうえで欠かせない要素やトレンドの取り入れ方のヒントなど、5組のプロに聞いてみました。
田村敦子|Atsuko Tamura
2016年1月6日
Freelance Editor
ファッションのトレンドに比べれば登場するスピードも浸透するスピードもゆっくりではありますが、色、素材、パターン、テイストなど、インテリアのエレメンツもやはり、時代の空気を映し出すものです。さてこの新しい年は、どんなものが人気を集めるのでしょうか? カラーデザイナー、インテリアデザイナー、インテリアスタイリスト、海外ファブリックの輸入会社など5組のインテリアのプロに、今年のインテリアトレンドとして注目したいキーワードを挙げていただきました。
時代のキーワードと色の関わり
まず、カラーワークスのカラーデザイナー、秋山千恵美さんに、色のトレンドとはどうやって生まれるのかについて聞きました。秋山さんは、アメリカのカラーマーケティンググループのボードメンバーとして、ここ20年ほどカラートレンドに関する国際会議に毎年参加し、世界14か国のプロとともにトレンド色の研究を行っています。
「カラー自体のトレンドがインテリアやプロダクトに浸透するまで、ほぼ2年かかると言われています。人々の生活、政治や経済、エンターテインメントの世界などさまざまな事象から影響を受けた“時代の空気”を表す言葉を見つけ、それを色に変換して予測を立てるのが第1段階。その後、実際に世の中でその色が消費されたかどうか、デザインとのバランスはどうか、などを検討するのが第2段階です」。つまり、2年先の傾向予測と、前年に予測した傾向がその年に実際に浸透してきているかの検証、という2つの作業を一度の会議で行うのが、カラーマーケティンググループの仕事だそう。
まず、カラーワークスのカラーデザイナー、秋山千恵美さんに、色のトレンドとはどうやって生まれるのかについて聞きました。秋山さんは、アメリカのカラーマーケティンググループのボードメンバーとして、ここ20年ほどカラートレンドに関する国際会議に毎年参加し、世界14か国のプロとともにトレンド色の研究を行っています。
「カラー自体のトレンドがインテリアやプロダクトに浸透するまで、ほぼ2年かかると言われています。人々の生活、政治や経済、エンターテインメントの世界などさまざまな事象から影響を受けた“時代の空気”を表す言葉を見つけ、それを色に変換して予測を立てるのが第1段階。その後、実際に世の中でその色が消費されたかどうか、デザインとのバランスはどうか、などを検討するのが第2段階です」。つまり、2年先の傾向予測と、前年に予測した傾向がその年に実際に浸透してきているかの検証、という2つの作業を一度の会議で行うのが、カラーマーケティンググループの仕事だそう。
2016年初頭の現在、時代の空気を言い表している言葉として挙げられた多くのキーワードの中から、秋山さんが気になったものをいくつか挙げてもらいました。
「ブランド・ミー」「ダブル・ハピネス」「ウォーター・セラピー」「バランス」「リアリティ」「エイジ・アビリティ」「コミュニティのつながり」。自分をブランディングする=自分自身の価値をつくり上げること。気持ちの豊かさを大切にすること、健康的で偽りのない姿。自然から力をもらい、癒されること、バランスをととのえること。どの年代でも輝けること、仲間とつながること……。
時代の雰囲気を言葉で表すのはとても難しいですが、どれも確かに今の時代の価値観です。音楽と同じで、一瞬ではなく数年かけて定着していく過程、単体ではなく重なり合う要素によって醸成されていく過程において、みんなが肌で感じていたことは、少し時間が経つとさらにはっきりしてくるものなのでしょう。
「ブランド・ミー」「ダブル・ハピネス」「ウォーター・セラピー」「バランス」「リアリティ」「エイジ・アビリティ」「コミュニティのつながり」。自分をブランディングする=自分自身の価値をつくり上げること。気持ちの豊かさを大切にすること、健康的で偽りのない姿。自然から力をもらい、癒されること、バランスをととのえること。どの年代でも輝けること、仲間とつながること……。
時代の雰囲気を言葉で表すのはとても難しいですが、どれも確かに今の時代の価値観です。音楽と同じで、一瞬ではなく数年かけて定着していく過程、単体ではなく重なり合う要素によって醸成されていく過程において、みんなが肌で感じていたことは、少し時間が経つとさらにはっきりしてくるものなのでしょう。
トレンドカラーって何だろう
そんな背景を踏まえると、今年のトレンド傾向はこの色!とひと言でいえるものではなく、1色であるわけもなく、むしろ組み合わせたときの雰囲気やトーンに感じ取れることが多いということもうなずけます。また、もちろん国によっても若干状況が変わり、トレンドの表れ方の強弱や複数のバリエーションがあるのも普通です。「同時代を生きる人々の気分をくみとり、まとめ上げ、ものづくりに反映されたもの」が、秋山さんの考えるトレンドカラーの定義です。
そんな背景を踏まえると、今年のトレンド傾向はこの色!とひと言でいえるものではなく、1色であるわけもなく、むしろ組み合わせたときの雰囲気やトーンに感じ取れることが多いということもうなずけます。また、もちろん国によっても若干状況が変わり、トレンドの表れ方の強弱や複数のバリエーションがあるのも普通です。「同時代を生きる人々の気分をくみとり、まとめ上げ、ものづくりに反映されたもの」が、秋山さんの考えるトレンドカラーの定義です。
「そうか、その色は確かに今の気分にぴったりだな、と感じたのであれば、自分のテーマカラー、ベースカラーとはまた別に、それをちょっと意識するようにしてみたり、部屋のどこかに取り入れるように心がけるといいと思います。そうすることで、停滞していた空気が動き出すこともあります。時代を映す色やトレンドを積極的に意識する人々がもっと増えると、インテリアやものづくりの世界は、さらに楽しくなると思うのです」(秋山さん)
これから注目されそうな色は
トレンドカラーの背景がわかったところで、2016年以降脚光を浴びそうな色をいくつか挙げてもらうとしたら、どんなイメージになりますか?と聞いてみると……。
「クールでダスティなグレーや水のニュアンスのあるフレッシュな淡いブルーは、いろいろな方面で多く出てくるでしょうね」
トレンドカラーの背景がわかったところで、2016年以降脚光を浴びそうな色をいくつか挙げてもらうとしたら、どんなイメージになりますか?と聞いてみると……。
「クールでダスティなグレーや水のニュアンスのあるフレッシュな淡いブルーは、いろいろな方面で多く出てくるでしょうね」
「オーガニックでいて洗練された、透明感のあるグリーンにも注目しています。そのほか、メタリック、特にコッパー(銅)色、オリーブグリーン、落ち着きのある乾いたレッド系なども適度な今っぽさがあると思います」(秋山さん)
オーガニックで有機的なムード
全国にネットワークのあるインテリアのプログループ、インテリアスタイリングプロの代表を務める、freetobeme フリートゥビーミーのインテリアデザイナー、前畑順子さんも、インテリアの色の傾向として「オーガニック」な自然回帰のナチュラルムードが高まっていると指摘しています。「白、エクリュ、キャメル、マスタード、ターメリック、オリーブグリーンなどの有機的な色が目につきますね。ナチュラルムードは、和テイストはもちろん、根強い人気の北欧テイストに共通する、ぬくもりのある木の質感にも無理なく溶け込むため、日本では今後もしばらく、広く受け入れられそうです」
全国にネットワークのあるインテリアのプログループ、インテリアスタイリングプロの代表を務める、freetobeme フリートゥビーミーのインテリアデザイナー、前畑順子さんも、インテリアの色の傾向として「オーガニック」な自然回帰のナチュラルムードが高まっていると指摘しています。「白、エクリュ、キャメル、マスタード、ターメリック、オリーブグリーンなどの有機的な色が目につきますね。ナチュラルムードは、和テイストはもちろん、根強い人気の北欧テイストに共通する、ぬくもりのある木の質感にも無理なく溶け込むため、日本では今後もしばらく、広く受け入れられそうです」
“ダスティ”な配色
インテリアスタイリストは、さまざまなプロダクトを組み合わせて今の空気をつくり出し、写真や映像を見る人に提供するのが仕事。雑誌や広告、テレビなどのインテリアシーンづくりの第一線で活躍する、インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんによれば、今らしさを感じるのは「ダスティなパステル」とでも呼ぶべき配色のインテリアだそう。「グレイッシュで、一見モノトーンに見えるけれど、そこにピンクのトーンが入っていたり、ブルーのニュアンスのあったりする、複雑な表情の組み合わせです」
インテリアスタイリストは、さまざまなプロダクトを組み合わせて今の空気をつくり出し、写真や映像を見る人に提供するのが仕事。雑誌や広告、テレビなどのインテリアシーンづくりの第一線で活躍する、インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんによれば、今らしさを感じるのは「ダスティなパステル」とでも呼ぶべき配色のインテリアだそう。「グレイッシュで、一見モノトーンに見えるけれど、そこにピンクのトーンが入っていたり、ブルーのニュアンスのあったりする、複雑な表情の組み合わせです」
異質な組み合わせでアクセントを
「そんなどんよりした彩度の低いトーンの中に、ちょっと異質な組み合わせと思われるパンチのあるもの、たとえばキラッと光るメタリックな質感や大柄のジオメトリック柄、エキゾチックなモロッコ風のパターンを合わせたりすると、さらに今風の空気が強まりますね」(窪川さん)
「そんなどんよりした彩度の低いトーンの中に、ちょっと異質な組み合わせと思われるパンチのあるもの、たとえばキラッと光るメタリックな質感や大柄のジオメトリック柄、エキゾチックなモロッコ風のパターンを合わせたりすると、さらに今風の空気が強まりますね」(窪川さん)
グレーをベースに、質感やパターンでパンチを効かせる方法はおすすめ、と窪川さん。特にダークグレー&ダスティイエローの組み合わせは個人的に気になっていて、今後もっとトライしてみたいと思っているのだとか。
柄×柄で“Tacky”をソフトに取り入れる
freetobemeの前畑さんは2点、パターンについてのトレンドを教えてくれました。「2016年のトレンドとしてファッション界で注目されているキーワードに”Tacky"というものがあります。悪趣味ぎりぎりという意味の際どいスタイルですが、インテリアではよりソフトに解釈され、柄と柄をあえて合わせるというのが基本的なスタイルです。この傾向は国内のインテリアファブリックのトレンドにも共通していて、今後しばらく拡大すると思います」
freetobemeの前畑さんは2点、パターンについてのトレンドを教えてくれました。「2016年のトレンドとしてファッション界で注目されているキーワードに”Tacky"というものがあります。悪趣味ぎりぎりという意味の際どいスタイルですが、インテリアではよりソフトに解釈され、柄と柄をあえて合わせるというのが基本的なスタイルです。この傾向は国内のインテリアファブリックのトレンドにも共通していて、今後しばらく拡大すると思います」
動きのあるストライプ
もう1点は、もはや定番ともいえるストライプ。「ファッション業界と共通するビッグトレンドに『ストライプ』もあるのですが、特にグラフィカルで都会的なストライプに注目が集まっています。どんなインテリアテイストにも合い、2016年らしさをプラスできるため、確実に受け入れられることが予想できるエレメントです」(前畑さん)
もう1点は、もはや定番ともいえるストライプ。「ファッション業界と共通するビッグトレンドに『ストライプ』もあるのですが、特にグラフィカルで都会的なストライプに注目が集まっています。どんなインテリアテイストにも合い、2016年らしさをプラスできるため、確実に受け入れられることが予想できるエレメントです」(前畑さん)
ジオメトリック柄&モロッコテイスト
パターンについては、窪川さんも挙げていた幾何学柄やモロッコのフィーリングのあるエキゾチックな柄の人気は今後も続くでしょう、と、今回話を聞いたプロはみんな、口を揃えていました。
海外のインテリアファブリックに詳しい、bp international tokyo代表の林田典子さんも、そこに時代の気分を感じると語ります。「トルコのイズ二ックタイルやモロカンテイストのインテリアに見られるような、エスニックでプリミティブなパターンが気になりますね。色も今っぽいパンチの効いたものが多く、インテリアのよいスパイスになります」
パターンについては、窪川さんも挙げていた幾何学柄やモロッコのフィーリングのあるエキゾチックな柄の人気は今後も続くでしょう、と、今回話を聞いたプロはみんな、口を揃えていました。
海外のインテリアファブリックに詳しい、bp international tokyo代表の林田典子さんも、そこに時代の気分を感じると語ります。「トルコのイズ二ックタイルやモロカンテイストのインテリアに見られるような、エスニックでプリミティブなパターンが気になりますね。色も今っぽいパンチの効いたものが多く、インテリアのよいスパイスになります」
上質であたたかな光沢
ファブリックのプロにはさらに、素材や質感について気になるものを聞いてみました。
「ウールや麻など天然繊維のもつ上質な光沢は、適度な高級感とリラックス感をあわせ持っていて、時代の気分にもとても合っているように感じます」(林田さん)
「レース、麻、コットン素材の傾向は続いていますが、なめらかな光沢感やメタリックな素材をプラスすると今らしいと思います」(前畑さん)
ファブリックのプロにはさらに、素材や質感について気になるものを聞いてみました。
「ウールや麻など天然繊維のもつ上質な光沢は、適度な高級感とリラックス感をあわせ持っていて、時代の気分にもとても合っているように感じます」(林田さん)
「レース、麻、コットン素材の傾向は続いていますが、なめらかな光沢感やメタリックな素材をプラスすると今らしいと思います」(前畑さん)
色褪せたような木の風合い
トレンドを感じさせる素材の組み合わせにはどんなものがあるでしょう。
「かさかさとした、乾いてマットな感じの質感、褪せた色の木も、時代の気分に合っていると思います。大理石の天板に真鍮の脚のテーブルや、ワイヤーフレームの黒い家具などを、そういう色褪せた背景に組み合わせるスタイリングは、最近よくつくっていますね」(窪川さん)
ここ数年人気を集めているスタイルにもよく似合う質感としては、「人気のロンドンやブルックリンスタイル、シャビーシックに欠かせない、ヴィンテージ感も、引き続き大きな流れになっていくと思います」(前畑さん)
トレンドを感じさせる素材の組み合わせにはどんなものがあるでしょう。
「かさかさとした、乾いてマットな感じの質感、褪せた色の木も、時代の気分に合っていると思います。大理石の天板に真鍮の脚のテーブルや、ワイヤーフレームの黒い家具などを、そういう色褪せた背景に組み合わせるスタイリングは、最近よくつくっていますね」(窪川さん)
ここ数年人気を集めているスタイルにもよく似合う質感としては、「人気のロンドンやブルックリンスタイル、シャビーシックに欠かせない、ヴィンテージ感も、引き続き大きな流れになっていくと思います」(前畑さん)
クッションから取り入れるトレンド
ここまでさまざまな要素が挙がりましたが、これらを実際に取り入れてみたくなったときはどうすればよいでしょうか?「色や素材、パターンのトレンドは、まずクッションで取り入れるのがおすすめです」と話すのは、ヨーロッパ、アジアなど約30に及ぶ海外のファブリック・壁紙ブランドを扱う、マナトレーディングPRマネジャーの中尾幸子さん。「服にネックレスやスカーフを合わせるように、部屋にアクセサリー感覚でプラスでき、手軽にインテリアにファブリックを取り入れられる、生地づかいの第一歩として、クッションはもってこいだと思います。写真のソファには、標準装備としてこのような13個のさまざまなクッションがセットになっています 」
ここまでさまざまな要素が挙がりましたが、これらを実際に取り入れてみたくなったときはどうすればよいでしょうか?「色や素材、パターンのトレンドは、まずクッションで取り入れるのがおすすめです」と話すのは、ヨーロッパ、アジアなど約30に及ぶ海外のファブリック・壁紙ブランドを扱う、マナトレーディングPRマネジャーの中尾幸子さん。「服にネックレスやスカーフを合わせるように、部屋にアクセサリー感覚でプラスでき、手軽にインテリアにファブリックを取り入れられる、生地づかいの第一歩として、クッションはもってこいだと思います。写真のソファには、標準装備としてこのような13個のさまざまなクッションがセットになっています 」
今どきのクッションづかい
「カーテンと共布で、同じものを2個、というのはオーソドックスなクッションの使い方ですが、ムードやテーマを決めたら、多品種を楽しく自由に合わせていくほうが新しいと思います」と中尾さん。
「カラーを決めた場合、さまざまな柄・テクスチャー・素材・サイズのものを組み合わせるのもいいですね。同系色でも、反対色でも自由です。ソファにさまざまな大きさのクッションがあれば、デコレーションとしても楽しいですが、座る人に合わせて(体格や姿勢によって)、クッションを機能品として使うことを、今後もっと知っていただけたらと思います。今、各ブランドが、レディーメイド(既製)クッションに力を入れてきています。形やスタイルなど、そのブランドらしさを前面に出しており、1点1点の完成度が高いので注目しています」(中尾さん)
「カーテンと共布で、同じものを2個、というのはオーソドックスなクッションの使い方ですが、ムードやテーマを決めたら、多品種を楽しく自由に合わせていくほうが新しいと思います」と中尾さん。
「カラーを決めた場合、さまざまな柄・テクスチャー・素材・サイズのものを組み合わせるのもいいですね。同系色でも、反対色でも自由です。ソファにさまざまな大きさのクッションがあれば、デコレーションとしても楽しいですが、座る人に合わせて(体格や姿勢によって)、クッションを機能品として使うことを、今後もっと知っていただけたらと思います。今、各ブランドが、レディーメイド(既製)クッションに力を入れてきています。形やスタイルなど、そのブランドらしさを前面に出しており、1点1点の完成度が高いので注目しています」(中尾さん)
柔軟なミックススタイル
bp international tokyoの林田さんも、楽しく自由に組み合わせるのが鍵、と語ります。「インテリアスタイルをひとつに決めたり、同系色でコーディネートするなどの従来の方法論を超えて、今後はもっと自由に自分らしいミックスを楽しむ時代に入っていくのではと思います」
bp international tokyoの林田さんも、楽しく自由に組み合わせるのが鍵、と語ります。「インテリアスタイルをひとつに決めたり、同系色でコーディネートするなどの従来の方法論を超えて、今後はもっと自由に自分らしいミックスを楽しむ時代に入っていくのではと思います」
写真は林田さんの部屋。これから来るトレンドの中から、気になるものをピックアップしたシーンです。「エスニックの空気感のある乾いたオレンジ色の壁紙を背景に、ファブリックはリネンのカーテン、ブルーグレーのスコットランドのウールの張り地のソファに、イスタンブールで買った赤いラグとメタリックなコーヒーテーブルを合わせています。ソファの上のクッションは、友人の北欧のデザイナーのものとインドのデリーで買ってきたもの、壁に額装して飾ったのはフランス人のインテリアデザイナーからプレゼントされた18世紀の建物のファサードのドローイングです」
旅先や日々の生活で好きなものを少しずつ集めてきてミックスし、自分らしいリラックス感のあるインテリアをつくってみてほしい、と林田さん。「肩の力が抜けたインテリアのつくり方が、これからの気分かなと思います」
さまざまなエレメンツやキーワードの中から、ご自身のフィーリングに合うものは見つかったでしょうか。もしあれば、小さいところからでもいいので、ぜひどこかに採用してみましょう。リラックスして自由に、気軽に試す、トレンドに対して気負わず身軽でいるという態度も、実はとても大切で、もっとインテリアを深く知り、楽しむために、きっと役に立つと思います。
2016年も、インテリアに新しい風を届け、楽しみながら自分流にアップデートしていけるといいですね!
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私の中では既に数年前よりグレー系・ブラウン系・ホワイト系の3色を取り入れたインテリアのカラーリングをしています。この傾向は自分の歳を重ねて心の赴くままに自然と好きになり落ち着く色系統です。多分、この歳になれば死ぬまで変わらぬ永遠のカラーバランスでしょうかね・・・ちなみにブルー系(濃いブルー)とブラック系は指し色として偶に使います!
ヨッシーさま ありがとうございます。さまざまな要素の組み合わせで時代の雰囲気を表現するという作業は奥深いですよね。
POWDERYELLOWさま シックなトーンの組み合わせは落ち着きますね。心の赴くまま、とおっしゃるように、それがまさに今のご気分を表現されているのでしょうね!