仕事がはかどる、デスクまわりの収納とインテリア術
効率アップにつながるデスクまわりの収納やディスプレイ。少しずつ手直しできるところから始めてみませんか。
mikiko taguchi
2015年9月15日
書斎や仕事部屋など、家の中のワークスペースは、うっかりすると書類や雑多なアイテムでごちゃごちゃしがちなコーナーです。独立したオフィスと違って生活スペースとも共有する場所でもありますから、スマート&おしゃれに整えたいものですね。成功のポイントはデスクまわりの収納にありそう。デスクの上をできるだけすっきりと片づけておくと、作業効率がアップすることも知られています。そのために役に立つ、機能性と美しさを両立した、ホームオフィスのデスクまわりの収納アイデアを、大きく5つの項目に分けてご紹介します。
〈1. ボックス収納〉
箱を上手に使ってすっきりと
すぐに使わないけれど、取っておきたいものはプロジェクトごとに箱にしまって保管。同じ種類、同じ色で揃えることで見た目もすっきり。年賀状や撮りためた写真などの保存にもおすすめ。
箱を上手に使ってすっきりと
すぐに使わないけれど、取っておきたいものはプロジェクトごとに箱にしまって保管。同じ種類、同じ色で揃えることで見た目もすっきり。年賀状や撮りためた写真などの保存にもおすすめ。
収納ボックス、素材いろいろ
プラスチックならカジュアルに、スチール製のボックスならクールに。収納ボックスの選び方ひとつでインテリアの印象が決まります。どちらもキリッとした印象のオフィスを演出してくれる素材ですが、ホームオフィスなら「かご」も選択肢に加えてみてください。無機質になりがちなオフィスが、自然素材ならではの優しさのあるインテリアに変わります。
プラスチックならカジュアルに、スチール製のボックスならクールに。収納ボックスの選び方ひとつでインテリアの印象が決まります。どちらもキリッとした印象のオフィスを演出してくれる素材ですが、ホームオフィスなら「かご」も選択肢に加えてみてください。無機質になりがちなオフィスが、自然素材ならではの優しさのあるインテリアに変わります。
古い木の箱を2つ並べて本棚に
デスク上に本棚を設置するなら、ワインボックスなどの木の箱を活用するのがお手軽。丈夫なので縦に積んでも安心ですし、もちろん横に並べても。さらに必要に応じて追加していけるのも◎。
デスク上に本棚を設置するなら、ワインボックスなどの木の箱を活用するのがお手軽。丈夫なので縦に積んでも安心ですし、もちろん横に並べても。さらに必要に応じて追加していけるのも◎。
〈2. 壁を使ったディスプレイ収納〉
パンチングボードやベニヤ板で見せる収納
フックをつけて吊り下げ収納ができるパンチングボードや、好きな色にペイントしたベニヤ板は、壁に穴があけられない賃貸物件でも、手軽に見せる収納コーナーがつくれます。よく使う道具はもちろん、お気に入りのアイテムの収納方法としておすすめです。
パンチングボードやベニヤ板で見せる収納
フックをつけて吊り下げ収納ができるパンチングボードや、好きな色にペイントしたベニヤ板は、壁に穴があけられない賃貸物件でも、手軽に見せる収納コーナーがつくれます。よく使う道具はもちろん、お気に入りのアイテムの収納方法としておすすめです。
クリップでプロジェクトを管理
大切なメモや今月の請求書、パーティの招待状など、近日予定の用事は忘れないようにクリップで挟んで目の前に。サイズの異なる小さな紙が、どこかに紛れてしまうこともなくなる、雑然としがちなデスクのお助けアイテムです。
大切なメモや今月の請求書、パーティの招待状など、近日予定の用事は忘れないようにクリップで挟んで目の前に。サイズの異なる小さな紙が、どこかに紛れてしまうこともなくなる、雑然としがちなデスクのお助けアイテムです。
ドキュメントファイルを壁に
書類の管理方法として、ドキュメントファイルを壁に設置する方法も。プロジェクトごとに分けられるのが魅力です。
書類の管理方法として、ドキュメントファイルを壁に設置する方法も。プロジェクトごとに分けられるのが魅力です。
吊り下げタイプの収納ですっきり
狭いデスクのスペースを有効活用するには、すべてを引き出しにしまってしまうのもひとつの手ですが、すぐに使いたい筆記用具などは見えるところにあると便利。そんなときにおすすめなのが、壁にぶら下げるタイプの小物入れです。これならデスク上が散らかることもありません。
狭いデスクのスペースを有効活用するには、すべてを引き出しにしまってしまうのもひとつの手ですが、すぐに使いたい筆記用具などは見えるところにあると便利。そんなときにおすすめなのが、壁にぶら下げるタイプの小物入れです。これならデスク上が散らかることもありません。
〈3. デスクの上をきれいに〉
サイドテーブルでデスクをすっきり
サイドテーブルがあれば「とりあえず」のものたちの行き場ができます。デスクの上に「とりあえず」がたまっていくのを防げます。アンティークのボックスなどを使えば、インテリアの素敵なポイントにも。
サイドテーブルでデスクをすっきり
サイドテーブルがあれば「とりあえず」のものたちの行き場ができます。デスクの上に「とりあえず」がたまっていくのを防げます。アンティークのボックスなどを使えば、インテリアの素敵なポイントにも。
椅子もサイドテーブル代わりに
棚やテーブルを買うまでもないけれど、今だけ資料置き場が欲しいときもありますよね。そんなときは椅子を上手に使ってみましょう。床に直に置くよりも手が届きやすいですし、プロジェクトが終われば、いつものインテリアに戻すのも簡単。
棚やテーブルを買うまでもないけれど、今だけ資料置き場が欲しいときもありますよね。そんなときは椅子を上手に使ってみましょう。床に直に置くよりも手が届きやすいですし、プロジェクトが終われば、いつものインテリアに戻すのも簡単。
机の上を整理整頓
何気なく机に置かれる、メモ、携帯、マグカップ。専用の置き場を用意してまとめてしまえば、いつでもすっきりとした机で作業をすることができます。スマートフォンの充電プラグが差し込めるこちらのアイテムならいつでもスマートに充電も。
何気なく机に置かれる、メモ、携帯、マグカップ。専用の置き場を用意してまとめてしまえば、いつでもすっきりとした机で作業をすることができます。スマートフォンの充電プラグが差し込めるこちらのアイテムならいつでもスマートに充電も。
デスクトップアイテムをもうひとつ。こちらの名刺サイズの小さなボックスは机の上のこまごまとしたものを整理するのに便利なアイテム。名刺はもちろん、カード類や文具類など、ごちゃごちゃしがちなデスクまわり小物をきちんと収納してくれます。ネームプレートつきなので、スタッキングしても何が入っているか一目瞭然。木の温もりがデスクまわりを優しい印象に。
収納できる作業台
デスクの下にキャスターつきのもうひとつの台を収納で、作業スペースが1.5倍に! 必要のないときはすっきりとしまっておける、フレキシブルさが魅力。
デスクの下にキャスターつきのもうひとつの台を収納で、作業スペースが1.5倍に! 必要のないときはすっきりとしまっておける、フレキシブルさが魅力。
〈4. 分類方法の工夫〉
オープン&クローズを使い分けて
資料や道具を「頻繁に使うもの」「保管しておくもの」「飾れるもの」に分けてスペースを設定してみるのも一考。カラフルな壁が印象的なこの空間なら、「出しっぱなしにしたくないけれどいつでも手の届くところに置きたいもの」は、キャビネット上段の扉のないオープンスペースに。使用頻度が低く、見せたくないものは扉の中へ。そして、眺めていたくなるようなアイテムなら、ウォールシェルフなどを活用して。
オープン&クローズを使い分けて
資料や道具を「頻繁に使うもの」「保管しておくもの」「飾れるもの」に分けてスペースを設定してみるのも一考。カラフルな壁が印象的なこの空間なら、「出しっぱなしにしたくないけれどいつでも手の届くところに置きたいもの」は、キャビネット上段の扉のないオープンスペースに。使用頻度が低く、見せたくないものは扉の中へ。そして、眺めていたくなるようなアイテムなら、ウォールシェルフなどを活用して。
プロジェクトごとに色で分ける
増えれば増えるほどその整理に頭を悩ませるのが本類。資料を探して急いでいるときほど、見つからなくて困ってしまうことはありませんか? そんなときにおすすめなのは、こんなふうに色分けされた本棚。プロジェクトやテーマごとに色分けして整理するだけであっという間にお悩み解決! 重要度別に分けたり、担当者(家族ごとでも)で色を決めても。何よりもカラフルさが仕事部屋の雰囲気を明るくしてくれます。
増えれば増えるほどその整理に頭を悩ませるのが本類。資料を探して急いでいるときほど、見つからなくて困ってしまうことはありませんか? そんなときにおすすめなのは、こんなふうに色分けされた本棚。プロジェクトやテーマごとに色分けして整理するだけであっという間にお悩み解決! 重要度別に分けたり、担当者(家族ごとでも)で色を決めても。何よりもカラフルさが仕事部屋の雰囲気を明るくしてくれます。
大きな用紙は丸めてストック
収納に困る大きめの紙は丸めて、ダストボックスなどの高さのあるかごに立てておきます。つぶれる心配もなく、スペース的にも優秀な収納方法です。
収納に困る大きめの紙は丸めて、ダストボックスなどの高さのあるかごに立てておきます。つぶれる心配もなく、スペース的にも優秀な収納方法です。
〈5. すきま収納を有効活用〉
デスクの足元収納
天板を支える脚の一部を、棚付きの脚にすることで、新たな収納スペースが誕生します。視線の下にありますので、ダストボックスや、モデム置き場などに便利そうです。
デスクの足元収納
天板を支える脚の一部を、棚付きの脚にすることで、新たな収納スペースが誕生します。視線の下にありますので、ダストボックスや、モデム置き場などに便利そうです。
パソコンの下も収納スペース
スペースの足りないデスクなら、思い切ってパソコンの下に引き出しを設置してみましょう。作業が終わったら、デスクにあるこまごまとしたものをすべてここへ。あっという間にきれいに片づく、魔法の引き出しに。
スペースの足りないデスクなら、思い切ってパソコンの下に引き出しを設置してみましょう。作業が終わったら、デスクにあるこまごまとしたものをすべてここへ。あっという間にきれいに片づく、魔法の引き出しに。
プリンターを上手に隠す
パソコンがスマートになりスリム化されているデスクまわりの家電。以前に比べてコンパクトでシンプルになってはいるものの、プリンターはどうしても存在感が出てしまいますね。隠してしまいたいとき、デスクと引き出しチェストの間に滑り込ませてしまいましょう。
パソコンがスマートになりスリム化されているデスクまわりの家電。以前に比べてコンパクトでシンプルになってはいるものの、プリンターはどうしても存在感が出てしまいますね。隠してしまいたいとき、デスクと引き出しチェストの間に滑り込ませてしまいましょう。
〈番外編 スペースまるごと収納に〉
カーテンで仕切ってしまえば、ワークスペースそのものを生活エリアと切り離すことができます。カーテンレールさえ設置できれば、部屋を新たに設けることなく、パーソナルスペースをつくることができます。
機能的に快適に過ごすワークスペースにするためのコツは、まずデスクの上をきれいにしておくこと。そして、使うものは奥底にしまいこまず、手の届く範囲に整理して収納することでした。アイデアを参考に、少しずつ工夫を加えて、自分らしい、そして効率のよいワークスペースを実現しましょう!
インテリアコーディネーターに相談する
片付け・収納アドバイザーを探す
こちらの記事もおすすめ:
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カーテンで仕切ってしまえば、ワークスペースそのものを生活エリアと切り離すことができます。カーテンレールさえ設置できれば、部屋を新たに設けることなく、パーソナルスペースをつくることができます。
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