冬インテリアをつくる7つのキーワード
真冬らしいインテリアを演出できる素材、色、アイテムとは? 気軽にプラスできるデコレーションや手作りアイデアを、7つのキーワードでご紹介します。
Motoko Sasaki
2015年12月23日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
ついこの間まで秋だったのに…気がつけばすでに冬本番。季節が変わるのが、年々早くなっているような気がします。ふわふわもこもこの素材はこの季節だけの楽しみ。ほかにも、あたたかい光のキャンドルや、氷のような美しいガラスなど、冬に存在感を増すアイテムもいっぱい。私はそんな冬インテリアが大好きです。部屋のコーナーにプラスしたり、入れ替えたりするだけで、冬らしいインテリアがつくれる、素材や色やアイテムなどのキーワードを集めてみました。7つの冬モチーフを部屋のあちこちに飾って、ゆったりと、あたたかい冬のインテリアを楽しんでみてください。
1. ファー
部屋を一気に冬仕様に変えてくれる素材といえば、やっぱりファー。リアルファーの肌触りとあたたかさはほかに代えがたいものがありますし、フェイクファーでもクオリティーの高いものが見つかります。 写真のように、ファーをベッドにふわりとかけるだけで、モノトーンの寝室があたたかみのあるラグジュアリー空間になりますね。
部屋を一気に冬仕様に変えてくれる素材といえば、やっぱりファー。リアルファーの肌触りとあたたかさはほかに代えがたいものがありますし、フェイクファーでもクオリティーの高いものが見つかります。 写真のように、ファーをベッドにふわりとかけるだけで、モノトーンの寝室があたたかみのあるラグジュアリー空間になりますね。
こちらは、ファーをソファカバーにしています。茶やグレーがかったニュアンスのあるファーは、家具や壁に飾った写真の色ともコーディネートされていますね。ふわふわの質感に引き寄せられるように寝転がったら、どんなに気持ちいいでしょう。ファーにはほおずりしたくなる魔力があります。
ベッドカバーに加え、クッションカバーをプラスすることで、ぬくぬく度アップ。冬っぽいグレイッシュなベッドファブリックに、ピンクベージュのクッションやピローがやさしい雰囲気をつくっています。
クッションカバーなら、フェイクファーの生地を買って自分で気軽に作れそう。冬用にいくつか作っておきたいですね。
クッションカバーなら、フェイクファーの生地を買って自分で気軽に作れそう。冬用にいくつか作っておきたいですね。
2. ニット
ファーと同じように、冬らしい素材のニット。手作りのぬくもりが、よりあたたかく感じさせてくれます。太い毛糸と針でざっくりと編めば、ベッドカバーサイズでも意外とさくさく編めてしまうので、手編みに挑戦してみてもいいですね。ナチュラルカラーの寝室には、ウールやアルパカの自然な色が似合いそう。
ファーと同じように、冬らしい素材のニット。手作りのぬくもりが、よりあたたかく感じさせてくれます。太い毛糸と針でざっくりと編めば、ベッドカバーサイズでも意外とさくさく編めてしまうので、手編みに挑戦してみてもいいですね。ナチュラルカラーの寝室には、ウールやアルパカの自然な色が似合いそう。
ベッドカバーは大きすぎて大変、という人は、ピローケースやクッションから作ってみてください。ニット小物をベッドやソファにひとつ置くだけで、いつもよりもずっとなごめる空間になりますね。
かわいいニットのシェードに一目惚れ。私はすぐにこれを真似したいと思い、さっそくクローゼットの毛糸玉ストックをチェックしました! 冬はニット、夏は流木など季節によって、ペンダントライトを変える、というのもおもしろいですね。
ニットでできたユニークな時計を発見! 好きな毛糸でフレームのサイズに合わせた四角形を編み、時計のムーブメントを取り付けて、数字代わりにボタンをつけたら完成です。世界にひとつだけのオリジナル時計は、冬インテリアの主役になりそう。
3. ホワイト
冬に白はちょっと寒そう? いえいえ、そんなことはありません。雪や静かな朝を思わせるような白は、冬にこそ似合う色。真冬の森のように、白にグレーを合わせたり、風合いのある木を合わせるとより冬らしくなります。リビングだけ、寝室だけ、など場所を決めて、がらりと色で模様替えするのもおすすめです。
冬に白はちょっと寒そう? いえいえ、そんなことはありません。雪や静かな朝を思わせるような白は、冬にこそ似合う色。真冬の森のように、白にグレーを合わせたり、風合いのある木を合わせるとより冬らしくなります。リビングだけ、寝室だけ、など場所を決めて、がらりと色で模様替えするのもおすすめです。
テーブルコーディネートも、白のプレートとクリアなガラスで統一すれば、雪と氷の世界のテーブルができ上がり。私がおもてなしをするなら、あえて料理もすべて白にしてみたいです。メレンゲを浮かべたポタージュ、白野菜のマリネ、白身魚のソテーなど、作りたい料理についての想像もふくらみます。
白いフラワーベースをずらりと並べたディスプレイ。形がそれぞれユニークですが、色が白一色なのでたくさん置いても統一感があります。
収納スペースに余裕があれば、フラワーベースをはじめ、食器やファブリックなど冬用小物を用意しておくのも素敵ですね。
収納スペースに余裕があれば、フラワーベースをはじめ、食器やファブリックなど冬用小物を用意しておくのも素敵ですね。
4. キャンドル
1年を通して楽しめるキャンドルですが、冬こそキャンドルの季節。ぬくもりのあるオレンジ色の光は、心をほっとあたたかくしてくれます。
来客がある日や、クリスマスやイベントがあるときは玄関などのウェルカムスペースに太めのキャンドルをいくつも並べてみましょう。火が気になる人は、キャンドル形のLEDライトなどを使えば安心です。
1年を通して楽しめるキャンドルですが、冬こそキャンドルの季節。ぬくもりのあるオレンジ色の光は、心をほっとあたたかくしてくれます。
来客がある日や、クリスマスやイベントがあるときは玄関などのウェルカムスペースに太めのキャンドルをいくつも並べてみましょう。火が気になる人は、キャンドル形のLEDライトなどを使えば安心です。
冬の長い夜は、キャンドルの明かりだけでゆったりと過ごしてみましょう。あたたかい明かりの中で、好きな映画を見たり、おいしいコーヒーを飲めば、1日の疲れが癒されます。
枝は、生けるだけではなくインテリアに使うのも素敵です。大きな枝を壁に取り付けて、ライトをあしらえば、おしゃれなベッド用照明になります。
天井近くに枝をはわせて、ライトや鳥の羽根を吊り下げた、ロマンチックなディスプレイ。寝室でイルミネーションが楽しめるなんて素敵ですね。
枝をたくさんデザインした、アートのようなスタンドライトを発見。部屋の一等席に置いて、毎晩眺めたくなる美しさです。
まるで雪山を空からのぞいたようなパターンの壁紙は、冬のインテリアにぴったり。部屋に使うより、こんなふうにトイレなど小さなスペースが似合いそう。季節ごとに壁紙を取り替えるのは大変ですが、量り売りなら1~2メートル買って、パネルを作るのがおすすめです。冬だけ壁に立てかけたり、棚の上に置けば冬らしいコーナーがつくれます。
7. スノーフレイク
雪の結晶は冬を代表するモチーフです。オーナメントやデコレーションシールなど、この季節になるとさまざまなアイテムが雑貨ショップに並ぶので、チェックしてみてください。スノーフレイク柄のファブリックやオーナメントはインテリアにも取り入れやすいですね。
雪の結晶は冬を代表するモチーフです。オーナメントやデコレーションシールなど、この季節になるとさまざまなアイテムが雑貨ショップに並ぶので、チェックしてみてください。スノーフレイク柄のファブリックやオーナメントはインテリアにも取り入れやすいですね。
子供の頃に遊んだような、切り絵で作るスノーフレイクを糸でつないでガーランドにアレンジ。窓辺に飾れば、外からも楽しめます。
雪の結晶は、ひとつとして同じ形はありません。そんな雪の結晶の写真を額に入れて整然と並べたディスプレイが素敵。1枚よりも、複数飾って、形のおもしろさを堪能したいですね。
8. ガラス
冬に飾るガラスは、氷やつららのようなひんやりとした美しさがあります。置物をはじめ、オーナメントや食器までアイテムは無数にあるので、シーンに合わせてさまざまなガラスを取り入れてみましょう。
冬に飾るガラスは、氷やつららのようなひんやりとした美しさがあります。置物をはじめ、オーナメントや食器までアイテムは無数にあるので、シーンに合わせてさまざまなガラスを取り入れてみましょう。
4つのモチーフが連なった風鈴は、夏は涼しげに見え、冬はしんとした冷たさを感じさせてくれます。ナチュラルな空間にも、モダンな空間にも似合うデザインが好きです。
テーブルに、あえてガラスの食器を多めに選ぶのも楽しそう。耐熱ガラスを使えば、あつあつのスープやグラタンもサーブできますよ。
ガラスドームの中にある雑貨が、まるで氷の中に閉じ込められているように見えてきませんか? とっておきのアンティーク雑貨を飾って、こんなふうに時間が止まったような世界をつくってみたいです。
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ホワイトを基調にしたインテリア、ファーなどのアイテムを取り入れることで暖かい感じを演出できるのですね。
家には、叔母からもらったムートンの敷物(?)がありますが、とてもあたたかく、イスにかけるだけで冬っぽくなるので重宝しています。永く大切にしたいです。
POWDERYELLOWさま 洋服にもアクセントで入っているといいですよね。今年ファーのマフラーのような付け襟のようなものを買いましたが、全然寒くないのでまだ未使用です...
minakocchiさま インテリアに季節感があると、素敵ですよね〜。小物で取り入れるのは気軽にできそうです。